ばあちゃんが乳がん

オリンピックが始まったようだが、俺は至って通常どおりだ。

昨日も暑かった。
15時に36℃って・・・
みんな午後3時以降は体力の消耗が激しく仕事にならない。
夕方畑に行ったら今期初ゴーヤーGET！
これからチャンプルーの日々が続く。

今週はオリンピックなんかより、
我が家にとっては大事な事件が起きた。

ばあちゃんが定期検診のために病院に行った。
妻が出勤途中に送って行った。

10時ごろ、ばあちゃんから電話があった。

「乳がん」だそうだ。

前回のCTと採血の検査で影が見えたのと、何かの数値が高かった。
そして木曜日の診察で乳がんと告知された。
今の病院の医師にはさじを投げられ、
2つの医大のうちどちらかを選択するように言われ、
俺に「どっちがいいかな？」と聞いてきた。
俺は、俺が昨年10月に肝臓がん切除手術をした病院のほうを勧めた。
そちらのほうが、コロナも受け入れていないし、
ガンと心臓病に特化し、主に手術と入院専門の病院であり、
家からも車で20分と近かったためだ。

俺は、自分の経験をもとに、
「転院する病院の電話番号と紹介される主治医を確認して、
外来予約をすぐにするように」と言った。
考えるヒマをなくすように行動を起こせば、
（どうしよう、どうしよう）といった不安と恐怖も多少ではあるが解消される。
俺は1年前に同じことを経験しているので、「乳がん」と言われても、
不思議なくらい冷静でいられた。
一緒になってビビっていたら、本人は余計に不安になるばかりだ。

ばあちゃんは、呼吸器のほうで毎月定期検診に行っている。
定期的にCTも受けている。
転院した病院で検査と診察を受けてみなければわからないが、
俺の肝臓がんとは違って、乳がんは早期発見あらば90％は治るガンだ。
それに年齢も来年90歳なので、進行も遅いだろう。
しかし、89歳で乳がんとは、
まさかの展開である。

ばあちゃんは、悲劇のヒロインになりやすい性格なので、
病気と正面から立ち向かうよう助言していくつもりだ。


つづく。



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