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今後の自助グループ

18歳以下10万円相当給付について、
経済対策なのか、困窮者救済対策なのか、子育て支援対策なのか、
といったことが多方面で議論されている。

自助グループについてはどうだろう。
酒害者のためなのか、その家族のためなのか、
それとも自助グループ上層部のためなのか、
俺の所属する断酒会は会員減少、高齢化、
新規会員が入らない、入ってもすぐやめてしまう。

新しい会員がいないと断酒会の力はどんどん落ちてしまう。
長くやめている人だけの断酒会は新鮮さがなく、
初心に戻ることが難しくなる。
断酒会は新入会員で、毎回よみがえるが、
今は活気や刺激を与えてくれる新人が減少していることも憂慮すべき。
未入会、退会の理由は、
・入会しなくても医療機関だけで断酒できる
・例会の雰囲気があわない
・時間不適(時間があわない)
・断酒会の人間関係
・言いっ放し、聞きっぱなしが守られていなかった
・行事が多すぎる
・役職者に対して拘束が強すぎる
・押しつけがましい

時代の変化に遅れているということが一番の原因だと思う。
社会の変化、会員・家族の変化、医療機関の変化に着いていけてない。
かつては、会員い男性が多く、地域社会の中で親・子・孫が同居し、
仕事人間が過重労働とともに大量飲酒を行いアルコール依存症に進行していた。
家族も必死で、断酒のためにはすべてを投げうって実践する人が多かった。

この常識は若者には通用しない。
若者はドライで束縛を嫌う。
いやなことがあると逃げる。
簡単に離婚もすれば、結婚しない人も多くいる。
その一方で、受けいれてくれる何かを求めている。
断酒会は老人クラブみたい、堅苦しい。
増えつつある女性も男性ばかりのところには行きたがらない。
断酒根性論などもってのほか。
単身者の多い地域では今までの「家族同伴参加モデル」の再考も必要。

武勇伝の少ない今の若者に多い「静かなアルコール依存症者」には、
今ままの断酒会は居づらい場所なのかもしれない。

つづく。


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