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急を要する手術以外は

夏至のころから比べると、夜明けも遅くなってきましたね。
来週から9月、気温は高いけどそろそろ秋です。

サビ猫親子への餌付け2日目、
夜が明けるのがだいたい5時、
夜明けと共にカリカリを持って行くと「にゃあ」と鳴くようになった。
うちの子たちも、そのころが朝ご飯の時間なので、1匹増えただけだし、
家から事務所までの通り道なので、ぜんぜん苦にならない。
親猫が留守中も、仔猫がモゾモゾと動いているのがわかる。
トイレの小窓から隠れてそっと監視するのも、
なんか悪いことをしているようでドキドキする。
まだサビ猫は、俺たちが覗いていることに気付いていない。

今日は、ばあちゃんの検査の結果を聞きに、大学病院に行って来た。
乳がんには間違いないけど、HER2が陰性の為、
急を要するほどでは無さそうだ。
やはりコロナの影響で、急を要する手術以外は、
手術自体が止まっているそうだ。
去年、私が肝臓がんの切除手術をした時には、
まだこのような事態にはなっていなかった。
たぶんばあちゃんの手術はだいぶ先になりそうだ。

昨日のPETCTで、とりあえずばあちゃんの検査は全部完了。
結果が出そろったら治療方針も決定することだろう。
部分切除なら放射線治療とセットだそうだ。

ばあちゃんは、未だに自分が「癌」だということを受け入れられずにいる。
そりゃあそうだよね。
ばあちゃんも89歳だが、いくつになっても癌は怖いものだ。

私「転移が無ければ5年生存率92%なんだから良いじゃない?」
婆「わかってるよ」
私「俺なんか確実に再発するし、5年生存率50%以下だよ」
婆「おまえはそれで、よく平気でいられるね」
私「平気なわけねーじゃん、カラ元気だよ」

俺も癌が確定するまでは、
「良性腫瘍でありますように(祈)」と、思って、
ネットで調べたり、書籍を読み漁った。
「まな板の上の鯉」とは、よく言ったもので、
癌が確定してからは治療に専念するようになった。

人間は誰でも遅かれ早かれいつかはタヒぬんだから。


つづく。


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