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意見の相違

昨日の朝は長女とタケノコ堀に行ってきた。
最近デスクワークの多い彼女は、
斜面の上り下りに付いてくるのが精いっぱいで、手伝いにもならなかったが、
「いい汗をかいたー」と、清々しそうだった。

妻はなんでも精神疾患と繋げたがる。
俺のアルコール依存症や、亡き妹の統合失調症のことで、
多方面で勉強しているのはわかる。
しかし、ちょっと考え過ぎじゃないのかな?と感じることが多々ある。

俺の精神病院入院から5年が経過し、
酒のことを過去のこととして覚えておきながら、前に進みたいのに、
ことあるごとに、過去のことを掘り下げたり、
再飲酒してしまったときのことばかりを言ってくる。

俺は肝臓に爆弾を抱えているので、日々の自己管理はしているつもりだ。
身体が動く限りは罪滅ぼしのためにも、頑張っていきたいと思っている。
しかし妻は、「酒を飲みすぎなければ」とか、「私がもっと注意していれば」とか、
過去の俺の汚点ばかりを指摘してくる。
俺の前向きな気持ちや、償いのために頑張っていることより、
過去の反省をさせることのほうが上のようだ。

大汗をかいて炭酸水を一気飲みしているだけで、
「飲酒欲求は起きない?」とか、
「飲酒したら肝硬変が悪化しちゃうよ」とか言われる。

断酒会の例会にも、酒害者の俺は欠席しても、
「行かなくちゃ!」と言って、妻だけが出席する。
多忙を理由に例会から足が遠のいていても、
「例会に行かなくても大丈夫?」
「人の話を聞かないとやめられないよ」
ん~・・・
酒のことなどこれっぽっちも頭にないのに、
酒を飲んでいたころの高揚感や逃避癖を思い出させたいの?
そんな時間があったら、明日に備えて睡眠時間を増やしたいんですけど~。
そりゃあ、あなたみたいに8時まで寝ていられたら、
ヒマつぶしに例会にも行ってもいいけど、
俺は8時には現場に到着して仕事を始めているんですけど。

俺に再飲酒してほしいの?
それを支える妻を演じたいの?
なんて思ってしまう。


つづく。


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