SSブログ

入院時の思い出

天気予報がホントあてにならない。
さっき見たら、今日は30℃オーバーだって。。。
昨日はそんなこと言っていなかったのにな。
まあ今日は日曜日だし、妻は出勤だから1人なので、
どうでもいいや。
 
昨日のブログで、入院時のことを書きながら、
精神病院内でのプログラムのことを思い出していた。

以前から書いているように、アルコールの場合は通常の入院期間は3ヵ月だが、
俺の場合は症状が重く5ヵ月かかった。
通常ならば、1ヵ月閉鎖病棟と残りの2ヵ月は開放病棟なのだが、
俺の場合は3ヵ月間、保護室と間閉鎖病棟と開放病棟を行ったり来たり、
やっと4ヵ月目に開放病棟に定着することができ、
断酒プログラムを開始して、本来の入院の目的を達成すべく動き始めることができた。

入院中に書いたノートを見てみると、
そこに張り付けた高校野球地区予選のトーナメント表があった。
試合日と両チームの得点もキッチリ書いてあった。
その隣のページには毎日のスケジュール表と1週間ごとの予定表が書いてあった。
入院当初は小学生のような字で内容も支離滅裂だったが、
このころになると、書いた文字が読めるようになって、
その内容も整合性が取れている。

毎日決まった時間に起床就寝、3回の食事、朝昼のラジオ体操、中庭の散歩、
1日の排便と排尿の回数、週2回の入浴、洗濯の日も書いてあった。
断酒プログラムは、日曜日を除く毎日何かしら行われていて、
院内研修として、座学やミーティング、
院外研修として、AAや断酒会例会への出席があった。
空いた時間は、読書やSMARRPの勉強に当てた。
中には1日中腕立て伏せと腹筋で筋トレしている人も居た。

院外研修への移動方法は公共交通機関を利用したのだが、
ふだんから車移動だった俺は、初めてPASMOの存在を知った。
入院時車いすだった俺は、最寄駅から例会場への徒歩移動では、
転倒の恐れがあり、みんなについて行くのがやっとだった。

シャバに出ると、飲酒と喫煙の誘惑にあふれていた。
断酒と禁煙を同時にしていた俺には、
軽食を買うために立ち寄るスーパーやコンビニが怖かった。
店に入っても、パンとお茶以外は見ないようにした。
再入院を繰り返しているベテランさんは、
集合場所と集合時間だけ聞いて、どこかに雲隠れしていた。
糖尿病で食事制限をされていた人は、どら焼きやあんドーナツに貪りついていた。
ゴミや空き缶は、最寄り駅のごみ箱に捨てて証拠隠滅した。

さすが否認の病アルコール依存症である。
隠すこと、嘘をつくことには抜け目がない。
再入院する人の数が多いのも頷ける。
俺は遭遇したたことが無かったが、
中には股間にウイスキーのミニボトルを挟み、靴下にツマミを忍ばせ、
帰院時に行われるボディーチェックで引っかかった人も居たと言う。

もうチョット方法があっただろうに(笑)


つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村



アルコール依存症ランキング












nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。