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ノンアルコール飲料

「たまには一緒に例会に行く?」
妻に断酒会例会に誘われた。
だが、多忙を理由に断った。
まあ、次に例会に行った時の話のネタは用意してあるんだけどね。
そのネタとは、「ノンアルビールとノンアルチューハイについて」だ。

以前にも書いたが、ノンアルビールは不味い、本物のビールの味とは雲泥の差でだ。
その不味さが故、俺の中ではそれが飲酒欲求を呼び起こす引き金にはなり得ない。

ノンアルコールビールは なぜ不味い?
原因の1つは、人工甘味料などの添加物の使用にある。
添加物を使用することで、薬品のような匂いや味がして不味くなる。
一般的なノンアルコールビールは、本来のビールの色や風味に近づけるため、
添加物を多く使用している。

しかし、暑い夏の日の夕方、
炭酸水を買おうとコンビニに寄った時、ノンアルチューハイが目に入った。
まあ、ノンアルビールと同様に不味いだろうが話のネタにと、試しに買ってみた。
この好奇心から来る行動が本当はいけない行為なのだが・・・

一口飲んで喉を鳴らしたら、あら不思議、ジュースじゃない、
本物のチューハイの味がするじゃないか!
ヤバい!と思ったがしっかりとアルコール度数0.00%と書かれていてノンアルを確認できた。
飲んでいたころは、常に4Lペット or 缶チューハイ派だった俺にとってその味は衝撃的で、
喉を鳴らした瞬間に、罪悪感さえも感じたほどだった。

時として人は、アルコールの含有量とか健康のためとかではなく、
脳が覚えていて、簡単に飲酒欲求を復活させてしまう恐れがある。
飲んでいて、0.00%とわかっていても、
本物が飲みたくなってしまったらどうしようといった不安に駆られた。
そして少し酔っているんじゃないか?と錯覚した。
空酔いが発生するメカニズムは、いわゆるプラシーボ効果の一種で、
ノンアルコール飲料をお酒と誤認した状態で飲むことによって、
脳が飲酒していると錯覚するというもの。
ノンアルコール飲料であることを強く認識していれば発生しないと考えられているが、
酒で苦労し、必死に我慢しているアルコール依存症者にとっては、
飲酒欲求を呼び起こすには十分な味と爽快感だった。

缶チューハイ派、ストロング派だった人にとって、あれはヤバい飲み物だ。
口にしないことをお勧めする。

なお、ノンアルコール飲料の定義としては、アルコール度数が「1%未満」の飲料を指すので、
0.9%とか、1%未満と表示されてあるものもあるので、
むやみにその分野には手を出さないのが身のためだ。

次の例会でのおしゃべりネタができた。


つづく。


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