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格差を助長するだけ

少子化対策に関する記事を読んだ。

少子化が加速しているといっても、ここ20年、東京23区内で生まれた子どもの数は減っていない。
大卒の大企業の正社員同士の共働きのパワーカップルが集中している。
ここでは育児休業制度の推進や保育所の整備が成功した。
パワーカップルにとっては子どもを産みやすくなっている。
一方、夫が中小企業勤めで、妻がパートという地方の典型的な世帯や、
そもそも結婚していない人に対してはあまり意味のない対策である。

そもそも異次元の少子化対策とは、
夫婦ともに正規雇用の大卒で大都市に住む大企業勤務に偏った政策である。
非大卒、地方居住、中小企業、非正規雇用、自営業、フリーランスの声は届いていない。
地方には、正社員同士の共働き世帯なんて少数派なので、育休はとれないし、
もともと保育所は余っていて、廃園するところさえある。

男女共同参画も同じ構図で、
結局、わかりやすくてやりやすいところから対策を立てるというわけだ。
大企業の正社員以外の大多数の人たちは置いてけぼりになっている。

都会のパワーカップルはますます子どもを産みやすくなる。
半面、地方の収入が不安定な人は結婚もできなければ、結婚しても子どもをたくさん持てない。
何を持って異次元の少子化対策なのか疑問である。
富裕層からより良い状態にしていけば、下々にも恩恵が回るだろうという考え方、
政治家の考えることは、結局いつもこうだ、結局格差を助長するだけになる。

ただ、夫婦ともに正社員で働きながら複数人の子供の育児もキツイ。
仕事上の責任も増えていき経済的に子育てに余裕ができても、体力的、精神的に余裕が持てるか?
正社員共働きの環境を整えるより、正社員とパートなどで生活が成り立つようにした方が、
少子化対策になるのではないだろうか。

結婚をして子供を持てたとしても、教育費に金がかかりすぎる。
就職の為だけに大学まで出させるのが当たり前の世の中に根本的原因があると思う。
田舎だからということもあるが、俺たちのころは中学から塾通いをしている同級生は一握りだった。
大卒より高卒のほうが多かった。
俺がリーマン時代には、仕事のできる高卒も、無能な大卒も居た。
言っちゃあ悪いが、現代の大卒はピンキリである。
ウチの娘たちも学部とは全然関係の無いところに就職しているし、
単位取得と就活のときだけ必死で、大学で学んだことなど覚えていない。
極論だが、採用枠での給与差を付けるのではなく、実務内容と実績でのみ給与を決定すれば、
無駄な教育費もかからず少子化は抑制されるのではないか?

たとえこの先人口が減ろうとも、現在の政治家トップの大半は30年後には生きていない。
異次元の少子化対策なんて、貴重な一票と増税のための口実でしかない。
後々世襲政治家となるご子息に迷惑をかけないようにね(笑)


つづく。


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