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漢字がわからない

先日、次女の結婚のことについて書いた。

お祝いを書留で送ろうと思ったのだが、
恥ずかしい話、旦那となった彼氏の名前は知っているが漢字がわからない(恥)
それに、部屋の表札に次女は新しい苗字なのか旧姓を使っているのかわからない・・・
結局彼女にTELして聞くことにしたのだが、旦那の名前が「読ませ字」で、
ほぼ理解したのだが、何しろ「お祝い」のこと、誤字は許されない。
口で言われたのでは不安になり、LINEで送ってもらうことになった。

中高年のオンライン通信手段は、メールよりLINEの方が多いそうだ。
若者を中心に浸透したLINEだが、今やシニア層を含めた幅広い世代に活用されている。
シニアと言っても、Windows95がブームになった頃、今の60〜70代は当時30〜40代。
メールや、Word、Excelを使いこなせる人も多い。
もう少し下の世代の俺たちはPC自作世代だから、今の若者よりずっとデジタル機器に強いかも。
ただ単にデジタルを乱用しないだけで、それに相手の声を聞いて確認したい世代でもある。
俺は老眼で指が太い、スマホだと誤字が多くてイライラするし、指10本で打ちたいからPC派。
一方、妻はスマホでネットデビューしたので、スマホを肌身離さず持っている。

入籍した25歳の彼らは、2000年代前半のキラキラネーム全盛期、
キラキラネームをつけた親たちはおおむね1960年代なかば以後、
高度成長からバブル期にかけて成長した人たちである。
先の見えない、緊迫した社会にいた人はあまり奇抜な名前はつけず、
安定した環境の中で計画的な生き方をしてきた人たちが奇抜な名前が好きになる。
名づけは社会の鏡である。名づけの傾向から、どういう社会なのかが見えてくる。
ウチの子供たちは、字の画数には気を使ったが、みな古風な名前だ。
その理由は、誰でも読める漢字、小学生の段階で習う漢字、テストや書類に早く書ける漢字だ。

キラキラネームと言えば、小学校でのあだ名禁止、さん付け、日本人のコミュ障化が止まらない。
小さいうちから相手を尊重するという素地を育めば、人を攻撃するような行動は取らない。
あだ名には身体的特徴や失敗行動など相手を蔑視したものが多く、
呼び方だけでいじめを根絶できるわけではないが、抑止することにはつながる。
あだ名や呼び捨ては、相手を嫌な気分にさせることがあり、「さん付け」は人を大切にする呼び方。
あだ名や呼び捨てが相手を傷つけたり、いじめにつながる可能性がある。
そのリスクを極力排除するための施策ということのようだ。

一方、本名のキラキラネームが嫌いだったので、あだ名に救われてきた。
あだ名は仲を深めるひとつのきっかけにもなる、
禁止にしても、効果がないなどの否定的な意見もある。
ルールはあれど、子供たちも結局使い分けている。
仲良しだとあだ名で呼びあい、学校の授業中は○○さんと呼ぶ。
ニックネーム・あだ名には「親近感や親しみやすさを醸成し、人と人との距離を縮める」
という大きな効用がある。
同じ群れの中で、「〇〇さん」、とくに「苗字+さん」などと呼ぶのは、
よそよそしく他人行儀に聞こえる。

極端な「何かあったらどうする」という日本人独特の「リスク回避志向」ゆえに、
教育現場はその要因をすべて取り除いておこうという発想になりやすいかもしれない。
決定事項にしてしまえば、管理も楽チンだからね。


つづく。


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