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未婚、少子化、非正規

興味深いコラムを読んだ ↓

経済衰退・少子化は、非正規雇用が元凶という考えは不正解だと。
経済の停滞が顕著になった時期と、非正規雇用が増加した時期が重なっているため、
このような勘違いが生まれた。

非正規雇用の男性は結婚率が低いので、非正規雇用の増加は少子化を生むという説、
たしかに正規雇用者の数は年々減っているが、
非正規雇用者の増加は、正規雇用から非正規雇用への移行ではなく、
新たに非正規雇用者として雇用される人が増加したとも言える。

非正規雇用者の総数は増加したが、その中で女性非正規雇用者が全体の65%を占めている。
男性の非正規雇用者も増加しているが、その内65歳以上の男性が男性非正規の40%を占めている。
今まで労働市場に参加していなかった人が参加してきたことが、非正規が増えた原因となっている。
労働参加率が高まったため、非正規雇用者の占める割合が大きくなったのだ。
正規雇用が減ったとか、正規雇用が非正規雇用に入り替わったという仮説は否定される。

非正規の男性の生涯未婚率が60%なのに対し、正規雇用の男性は20%ということから、
少子化の原因は非正規雇用者の増加だと結論づけがちだが、
非正規雇用者の数が増加しているのは、主に45歳以上の女性と65歳以上の男性だ。
子育てを終えた女性と高齢者の男性の労働参加率が上昇し、
全体の雇用者の中で占める割合が大きくなったというのが実態だ。

結婚適齢期は28~35歳とされているが、この年代層の男性の非正規雇用率は決して高くない。
そもそも、世界的に出生率が下がっている。
正規雇用者の数は減っているが、これは人口減少の影響である。
非正規雇用者の増加は、結婚率の低下や少子化とは関係がないと言える。

労働参加率が高くなるのは本来望ましいことだが、非正規雇用者の多くが低い賃金で働いているため、
平均給与や生産性を低下させる要因となっている。
非正規雇用で働く多くの女性は、扶養控除内で働いている。
そのため、女性たちの多くがフルタイムで働くことを避け、非正規雇用を選択する。
つまり、扶養控除こそが日本における非正規雇用者の増加の主要因なのだと言う。

ウチの子供たちのように一生独身を決め込んだり、結婚したけど子供は持たないといった考えは、
経済的理由や、自分の時間を大切にする、
子供に「親ガチャでハズレを引いた」と言われたくないなど、
昔からの「子孫繁栄」といった意識とは遠くかけ離れている。

この説が正しいか正しくないかは定かではないが、なんか勉強になった。


つづく。


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