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高齢者ドライバー

断酒をしていると、断酒していなかった頃より、
なぜかアルコール飲料の新商品のニュースに目が止まりがちだ。
サッポロビールがピザに合うという酎ハイを発売した。
「サッポロ クラフトスパイスソーダ」という商品で、 「新食中酒」というのが売り。
アルコール度数は6%なので、下戸の人が間違って飲んでしまったら事件だ。
車を運転する人も、ノンアルと勘違いすると痛い目に合う。
俺もむかし勤務中に烏龍酎を間違って昼の弁当と一緒に飲んでしまったことがある。
昔のサントリー350ml缶の烏龍酎のパッケージは烏龍茶と酷似していた。
弁当と一緒にそれを一気に半分くらい喉で飲んでしまったため、当然効いて来た。
午後は人と会わぬように必死だったのを覚えている。


国土交通省は、過疎地などでの個人タクシーの営業を認め、運転手は80歳を上限にするとした。
安全確保のため、75歳以上の場合は、体調面などを地域の法人事業者がチェックする。
都市部から過疎地などへのUターンやIターンを想定している。

高齢者の免許返納が勧められているが、人には個人差がある。
しかし、こんな年齢になるまで働かせることを前提にしないと経済を回せなくなってきている日本は、
本当にヤバいということをもっと多くの人が認識すべきである。
ただ、見ず知らずの人の命を預かる仕事だからね、
近所の高齢者ドライバーを見ていると、個人差なく危なっかしい運転をしていると見えるけど、
ホントに大丈夫?と思ってしまう。
個人に任せず行政の管轄下でオンデマンドバスや乗り合いタクシー運転手を募集して、
頻繁な健康チェックをして、高齢者ドライバーの管理をした方が良いと思う。
たぶん適正テストをすれば、たとえかつてはプロだった人でも、
それをクリアできる人は、何人もいないと思う。

運転中に突然の脳卒中や心筋梗塞名で事故ってこともあるからね。
俺がクモ膜下出血になったときも、目の前が突然真っ暗になって倒れた。
そしそれが運転中だったら、今は生きていなかったかもしれない。
俺がクモ膜下出血で倒れたのは、建設現場で材木を担いで歩いていた時。
倒れたがすぐに気が付き、立ち眩みだろうと車の中で休んでいたが、
滝のような汗と頭が割れるような頭痛と吐き気が止まらなかった。
他人に見えないところまで運転していき、どうにもならなくなって家に助けを呼んだ。
破裂した箇所が悪ければ、倒れたまま病院送りだったであろう。

それに、高齢者ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違えの事故が多い昨今、
危ないから運転免許の返納を勧めている一方で、
人の命を預かる職業に、高齢者の年齢制限を上げるのはどうかと思う。

UターンやIターンを想定して80オーバーの人を呼び寄せて人口増を狙っても、
人が増えるのは一時的なもの、その人が家族を連れて帰ってくるわけでもない。
なんか間接的に、「もう田舎には住むな」、「田舎に住まれると金がかかる」、
「管理しやすい都市部に移住しろ」と言われているみたいだ。


つづく。


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