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過干渉・過保護、共依存

妻と断酒会の例会に行って来た。
会場を間違えるといったハプニングがあったものの、
約15分遅れで到着することが出来た。
いつもの会場が使えないことは事前連絡があったのだがすっかり忘れていた。

昨日は酒害者本人よりも家族の人が多く、
普段とは少し違う雰囲気の例会となった。
酒害体験談よりも、DVやAC、発達障害、肝機能障害などの病気の話、
離婚問題や生活保護についての話などに聞き入った。

その中でも、共依存や過干渉、過保護の問題は、
十人十色、様々な形からアルコール依存症に行きつくことを思い知らされた。
ウチの場合は、妻は子供たちのことで手一杯であり、
仕事ばかりの俺のことは放任状態のまま、
アルコール依存症および肝硬変になったという過程だったので、
皆さんの話の内容は理解できたのだが、自分に当てはめるのに苦労した。

過干渉・過保護、共依存について ↓
過干渉・過保護な親は、時として「毒親」と呼ばれ、
適度な範囲を超えて子どもに関与し影響を及ぼす。
毒親に育てられた子どもは、しばしば親の期待に応えようとする。
毒親の背景には「機能不全家族」と呼ばれる家族の状態があるかもしれない。
親が過干渉・過保護ととらえられるのは、親子が共依存関係にあるときである。
共依存関係は、いつも片方が相手を自分に依存させて、
相手がもともと持っているはずの人としての能力を無視するような関係のあり方。
過保護な親に育てられた子どもは、大きすぎる、幼いナルシシズムを持ち続ける。
過干渉・過保護な親に育てられた子どもは、自己を確立しにくくなる。
過干渉・過保護な親に育てられた子どもは、他人を責める気持ちが強いことがある。

アダルトチルドレンは、アルコール依存を持つ親や虐待する親などの機能不全家族のもとで育ち、
なんらかのトラウマを抱えていると考えられる成人のことを指す。
子どもの頃から人の世話を焼こうとする大人びた子どもは「偽親」とも呼ばれる。
親からの過干渉・過保護から生じる心理が、
不適応的な行動や症状としてあらわれたときは、精神医療の対象となる。
不適応的な行動や症状のあらわれ方はさまざまだが、
親の過干渉・過保護との関連が指摘されるものに、いわゆる摂食障害と依存症がある。

回復方法 ↓
過干渉・過保護な親の影響から解放されるためには、安全な場での体験の解放が有効。

親の持って生まれた性格は治るものではない。
例会に来ていた家族の方も精神科医に、
「息子さんよりも先にあなたが変わりなさい」と言われたいわゆる毒親だ。

いろんな角度から見てみると、多種多様な要素が絡み合い、
依存症は簡単に回復しないことがわかる。
アルコール依存症で言う「断酒」は、依存症回復への第一歩でしかない。


つづく。


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