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日本の自給率

春休みを利用して帰省していた長男が新潟に帰っていった。
彼と同じように、春休み帰省をしていた隣県の友人と一緒の車で帰ったそうだ。
「これで杉花粉からも逃げられるな」と言うと、
「毎日曇天の日本海側より花粉のほうが一時的だから耐えられる」と言っていた。
日本海側は、冬季の降水量が多い。
しかし、4月から10月にかけての日照時間は新潟の方が東京よりも多い。
どこに居ても、一長一短はあるよね。


米価下落と肥料高騰によって5ヘクタール以下の水田作経営は赤字に転落、
日本の農家の9割は5ヘクタール以下だ。
つまり、ほとんどのコメ農家が赤字に沈んでしまうことになる。
農家は大赤字で離農加速を深刻化させている。
それに、肥料の原料は中国やロシアから輸入、中国が輸出制限をかけている。
ロシアへの経済制裁から輸出がストップ。

岸田政権はこうした農業の危機に対して、
いまだに「検討」および「お願い」を繰り返している。
なぜ、日本は食に関してこうも無関心なのだろう。

パンやパスタを食べる人が増え、コメ余りとも言われているが米ばかりではない。
他の農産物や乳製品、木材なども自給するとその分費用も上がり、価格も上がる。
耕作し易い土地は大規模農家に集約され、
谷間の田んぼが放棄され山林・原野へと戻り、
戦後大量に植林された杉桧は荒山になり花粉が邪魔ものになっているのが現状。
よって、農業や林業従事者が減るので地方の人口減少は加速する。

ウチは海無し県なので漁業に関しては無知だが、
漁業従事者も、労働環境による人手不足、少子高齢化、過疎化で、
漁業から離れる人が加速しているようだ。

農林水産省の発表によると令和2年度の日本の食料自給率は37%
カナダ266%、オーストラリア200%、アメリカ132%、フランス125%、
ドイツ86%、イギリス65%、イタリア60%
日本の自給率は他の先進国と比べても低い。
日本人の食料の6割以上を海外からの輸入に頼っているというのが現実。

日本はエネルギーと食糧という国民生活に最も重要なライフラインを海外に頼っている。
実際に、日本で食料危機に陥った場合、
半世紀以上前の世界に戻ることになりかねない。

つづく。


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