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否認の病、孤立の病

今朝は、アルコール依存症と自助グループの話。


依存症は「否認の病」と言われているが、「孤立の病」でもある。
依存症の当時者にとって孤立しないこと、
仲間たちとつながることは非常に重要だが、去年からコロナがそれを邪魔する。

妻は昨日、断酒会の昼例会に出席した。

妻「おとーちゃんも行く?」
俺「打合せが入っているから行かない」
妻「あっそぅ、じゃあ行ってくるね♪」
俺「コロナ貰って来るなよ~♪」

俺が断酒会やAAに行きたくない理由

第1に、コロナ禍で基礎疾患(肝硬変と肝臓がん)があるので、
コロナ感染が怖くて仕方ない。
酒は飲まなければアルコール依存症は進行しないが、
コロナは目に見えないからいつどこで感染してしまうか分からない。

次に、アルコール依存症をひとくくりに見てしまうところに疑問が生じる。
医者は、「病気」という切り口で人を見る。
それは、医者の対応としては、正しい。
ただ、「これまで属していたコミュニティー」という切り口で見れば、
アルコール依存症になってしまったプロセスは全く違うと思う。
ただ、アルコール依存症ということだけで、
何の脈絡もない断酒会やAAに参加する必要があるのだろか。
どうせなら、同じ属性の断酒コミュニティーが欲しいところである。

性別、独身既婚の別、酒害者と家族の別は、断酒会にも存在するが、
年齢別や断酒歴、職業別によって例会を分けるのはどうだろうか?
組織を細分化すると人数が集まりづらいので厳しいかもしれないが、
たとえ少人数でも、同じような境遇の人同士のほうが、
酒に対する悩みを打ち明けやすいのではないだろうか?

そこで、出てくるのがネットの存在である。
メール、チャット、Zoom、Skype、LINE 何でもよい。
時間や場所を指定せずに書置きでもかまわない。
俺もネット上での断酒仲間と、不定期ではあるがメール交換をしている。
お互いに、年齢と性別と断酒歴くらいしか知らないから気も楽である。
俺がメール返信とブログUPを早朝にしか行わないことも知られている。
自分のペースでできるのが良いと思っている。

見ず知らずの人同士なので、
信頼関係を築けるかどうかも問題ではあるが、
後腐れない関係が気に入っている。

みなさんもお試しあれ。


つづく。


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