ホームシック

入院中の知人のホームシック、始まった。
入院が長くなると、どうしても「普段通り」が恋しくなるよね。
楽しみと言えば、3度の食事だけ。
コロナで面会禁止だと、尚更だろう？
俺の5カ月の精神病院入院時にも、
(次に持ってきてもらうものリスト)を作って、
「次はいつ来てくれるかな？」
そればっかり考えていた。
言葉は悪いが、「赤ちゃん返り」してしまう。
でも、一番辛いのは本人なので、
家族の人は、完治を望んで大目に見てあげてもらいたい。

先週の日曜日、リモート新入社員の次女は、
早々に高校の友達が迎えに来て、夜まで帰って来なかった。
夜9時には店が閉まるので、さすがに深夜帰宅は無かった。
いちばん遊びたい年代で、このコロナ禍は辛いだろうね。
でも、うちには俺を含め基礎疾患持ちが2人居るので、
可哀そうだけど、無茶だけはしないでほしいところだ。

一部の輸入材が高騰と言うより、日本に入って来なくなってきている。
これもコロナの影響だ。
手刻みをしない若い大工さんは、加工場を持っていないので、
手刻みどころが自動も超仕上げもしたことないんじゃないかな？
その代わり、大工さんの軽ワゴンに乗っている電動工具は凄い。
ある若い大工さんが言っていた、
「うちら大工じゃなくて、組立て屋ですよね」って。
プレカットのほうが手刻みより数段早いし安いし、
そもそも、お客さんが昔とは違うので、
手間も材料も、ローコストの波には、なかなか歯向かえない。

今に始まったことではないけど、
大工は沢山ある職種の1つ、現場に来る木工事の職人と化している。
材木屋も建材屋と同等だ。

よって、新築の仕事が減って、
めんどくさい加工のあるリフォームの仕事が多くなってきている。
規格外の寸法なら「製材して、削って加工をする」と言った、
従来のやりかたができるからね。

大型店舗に客を取られたシャッター商店街ではなく、
そこにしか無いもの、言わば専門店街みたいな感じを目指し、
付加価値を付けて商売しようと日々模索しているところだ。

なんか、朝から難しい話になってしまった。　　


つづく。




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