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社会復帰

1都3県、完全に蔓延してます。
「夜の街」と騒いでいる場合ではありません。
院内感染、市中感染、家庭内感染が頻発。
GoToなんて夢の中の話、
早く宣言してもらわないと全国に広がってしまいます。


(2019.12.08の日記より)
断酒の新しいカタチを見つけ始めてから思う。
自助グループに嫌気がさして辞めた人の言い分 ↓
・体質が古い
・上層部の頭がカタイ
・高齢化
・参加メンバーの固定化
・マンネリ化
・新規参入者が入りづらい雰囲気がある
など。
体質的には消防団に似ているところがある。
しかし消防団には国、都道府県、市町村の後ろ盾があるし、年度報酬もある。
一方、自助グループは会費で賄わければならない集団だ。
  
会を運営する側からしてみれば、年間スケジュールのマンネリ化は管理しやすい。
でも、いつ行っても同じことの繰り返しでは飽きられてしまう。
俺も会に飽きてしまった1人だ。
断酒会と付かず離れずの関係になっていろんな視点から断酒と言うものが見えてきた。
断酒会の会員からの視点、AA会員からの視点、どちらにも属さない人からの視点、
みな考え方は様々だが、目的地はただひとつ、「生涯断酒」である。
「自助グループに属していないと酒は止められない」は、会員の人の意見、
「あんなところに通っていたら酒が始まっちゃうよ」は、属さない人の意見。
どちらの意見も対立している、というか平行線のままだ。
  
結論として、どんな形でも断酒に成功して現実社会に復帰できれば、ALL OK なのである。
いくら「酒を止めた」と威張っていても、社会復帰が出来なければ、
それはただの自慰行為に過ぎない。
酒を止める手段よりも、酒を止めた後の生き方のほうが、大切なのである。
  
今日は、地元の例会に行ってきた。
もう妻はノリノリだった。
どっちが酒害者か分からないようだった。
俺の断酒と、妻の断酒会は別物だ。
俺のアルコール依存症は、妻にとっては単なる起爆剤だったに違いない。
当然、日曜日の忘年会には俺は欠席だ。
新年会も風邪をひくことになっているから逃げ切れるだろう。

つづく。



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コロナ or 例会

昨日は所属支部の例会の日だった。
東京224人

妻「今日行くでしょ?」
俺「行くわけねえじゃん!」
妻「なんで?」
俺「死にたくないから」 

コロナより飲酒のほうが怖いと言う人がどれほどいるだろう?
3年以上飲酒欲求も無く、ましてや肝臓に疾患を持つ今の俺にとっては、
もしものことを考えると、
例会出席によるコロナ感染のほうが何十倍も怖い。

先月まで県内どこの会場も例会中止で、強行している隣県の例会に出席する人も居た。
これって自粛期間中のパチンコ店と同じ現象じゃん。

オンライン例会、メールやTwitterなどで例会に変わる取り組みも各地で増えてきた。
俺も3月から始めたこのブログやメール、LINEで、
全国各地の見ず知らずのアルコール依存症者と繋がりつつある。
リスクを冒してまで例会に足を運ばなくても特段問題は無い。
むしろ在宅のほうが時間に縛られることなく、早朝でも夜中でも病気と向き合うことが出来る。
時間に制約が無いからと言って病気についての勉強を怠っているわけでは無い。
断酒日記も毎日つけている。
このブログも、毎日夜にまとめて早朝にUPしている。
メールチェックも返信も、仕事終わりか早朝が多い。

会員の高齢化、ネットに詳しくない、面と向かって話がしたい、仲間に会いたい。
早期再開を待ち望んでいた人も少なくないだろう。
しかし、医療従事者でもない我々が、
出席前の検温、手洗い、除菌、マスク、人数制限、マイクの除菌、連鎖握手の禁止、
30分おきの換気、ソーシャルディスタンス2mの確保を全て守ることが出来るのか?
最近になって、空気感染もあり得るとの話も耳にする。

俺は断酒会の運営サイドの人間ではない。
役付きではないただの平会員だ。
あえて役が付かないように出席回数も自分なりに制御していた部分もある。
それは以前にも述べたが、他組織で深く突っ込み過ぎて役を降りられなくなった経験があるからだ。
なので、断酒会では参加不参加もフレキシブルに対応している。
役員さんには悪いが、俺はこのポジションを会員である限り続けていくつもりだ。
経済活動重視、他県との往来自由、それにGotoキャンペーンなる訳の分からない政策。
コロナ禍が今後も続き、6ヶ月分の会費の滞納で断酒会を除名(定款第10条)されても、
特に問題は無い。
てかそれくらいで除名されるなら喜んで辞める。

問題が起きてからでは手遅れだ。

つづく。


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他県の研修会

豪雨にコロナ、
今夜の例会は開かれるのでしょうか?


(2019.12.07の日記より)
今日は3ヶ月に1度の通院から帰ってきた。妻はグループミーティング不参加で不機嫌。
夕食の買い物をして帰って来た。
17:30帰宅。
アミノバクトを飲まなくて良くなったことを医師に報告。
とても喜んでくれた。
「優等生ですね」だって。
今日はそれだけで十分だ。
  
(翌日)
今日は妻が他県の研修に行くと言うので付いて行くことにした。
何事も経験。

朝は慌ただしかった。
道交法にゴメンナサイして電車出発1分前に到着からのダッシュ!
昨日からスマホ禁止でパトカーいっぱい居るのにな。
言うと言い返されるから言わない。俺の中にしまっておく。
例会だって、妻の出発に合わせるからいつも遅刻。
俺1人だったら、10分前に家を出るのに。
と言うと、「じゃあ一人で行けば?」と言われるので言わない。
パートにもダッシュで出ていくから、危険運転をしていることだろう。
あのテクで・・・
想像しただけでも恐ろしい。
ボコボコの車を見ればわかる。他人だけは巻き込まないようにしてくれ。

さっき研修から帰ってきた。19:15
経験値が1付いた。ただそれだけ、もう決して行くことはないだろう。
電車賃 ¥2,000 + 会費 ¥1,000 = ¥3,000
もったいないオバケが出ちゃう。
研修が始まって早々、
なんか先生は、自助グループを妙に押してくるなと感じた。
「オレ流の断酒」を全否定している。
あっそうか! この先生は断酒会の家族会が呼んだ人だった。
その瞬間、話を聞く気が全く無くなった。
俺は2年以上、週2~3回、断酒会の例会に出席した上で、
「オレ流の断酒」にチャレンジしている。
断酒を志す人の中には、断酒会もAAも自分に合っていないと思っている人もいる。
いくら断酒会が後援でも、そんな人たちのことを全否定してくるのはどうだろう?
妻には悪いが、もう二度と行かないよ。
  
つづく。


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AAに行った

豪雨被害、被害は甚大ですね。
しかもコロナとのダブルパンチ
被害を受けた方々にお見舞いを申し上げます。
いったい日本はどうなってしまうのでしょう?



(2019.12.04の日記より)

今日は10時から工事の入札だ。
タイミングで、AAにも行っちゃおうかな?
AAに行ったとしても、俺流を貫きたいという信念に変化はない。
ある意味、お試しである。
そもそも断酒会に入ったのも、病院からの勧めがあったので何となく入った感じ。
頭の中を疑問符が駆け巡りながらもよく2年も黙って足しげく通っていたな。
そろそろ長かった断酒会お試し期間も終えて、距離を置いた付き合いにしよう。
AAだって通い詰めたいわけじゃない。
断酒会しか知らないから覗き見程度のスタンスで行ってみるよ。
  
もともと俺は、型にハマった一般論が苦手である。
俺には俺に向いている断酒の方法があるはずだ。
それを探すために、いろいろな視点から断酒について勉強している最中である。
団体に属して安心しているだけでは何も先に進まない、自分で築き上げていきたいんだ。
  

AAに行ってきた。
(感想)
教会の建物がボロかった。
昼間のせいか、年齢層が高かった。
司会者が同じ市の人だった。
12のステップと開会の挨拶が長かった(計20分)
ワンデーメダルなるものを貰った。(不要)
その日はメンバーの民度が低いような気がした。
飲酒欲求が抜けていない人多数。
発言の内容は、断酒会のほうが上のような?
ミーティング中も、お茶おかわり、お菓子ボリボリ
特に右隣の人の落ち着きがなかった。
AA寄りの病院からの入会者多数。
こんな感じ。
来週、別の夜ミーティングに行ってみればだいたいの雰囲気はわかると思う。
  
(翌日)
妻の病院に付き合った。
な、なんとっ!!
妻のB型肝炎ウィルスが無くなっていた!
妻自身、小さい頃に2回も発病して、
キャリアだというだけで散々嫌な思いもして来ただろう。
結婚する時も、周囲に反対された。子供たちも生まれてすぐにぶっとい注射された。
お産で入院中も、妻の食器だけ使い捨てだった。
しかし、もう大丈夫だ。安心したろう。
それに引き換え、俺の肝硬変は完治することはない。
墓場まで持っていくよ。   

つづく。



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俺の賞味期限

九州の豪雨が凄いですね。
犠牲者も多数、損害も莫大でしょう。
コロナと豪雨のダブルパンチ、一番恐れていたことですね。
都知事選も九州の豪雨のニュースにかき消されて、既に何も無かったかのようです。


(2019.12.03の日記より)

あるサイトで、どうしたら飲まないでいられるか?と聞かれた。
「俺は飲むと死んじゃうから飲まない」と答えたかったが、
アル中の戯言と言われそうなので、ヤメた。
で、精神病院を毛嫌いせずに、思い切って門を叩いてみたらどうでしょう?
いろんな話が聞けるし、いろんな人が居るし、
答えは一つではないんだなと気づかれると思います。と言った。
次に、飲み会が辛いという人に
勇気は必要だけど、「アルコール依存症です。」 と言えれば酒もすすめられないし、
楽に飲み会に出席できるよ。最初は「肝臓が調子悪いんで。」でも良いかも?と言った。
  
今朝は寝坊した。。。05:40
毎朝のルーティーンをこなした。
「今夜の例会はパート先から直で行っちゃっていいよ」と妻に言った。
「じゃあ、ご飯はどーするのー?」と聞かれたが、無言で事務所へ。
現在8時半、何も言わずにパートに向かった模様
キレてるなこれは。    まあ、どーでもいいし。
  
もう、彼女のサークル活動と俺の断酒(肝硬変治療含む)は、
別物と捉えたほうがよさそうだ。彼女は俺とは違う道を歩み始めている。
俺のアルコール依存症は、彼女にとって単なる起爆剤に過ぎなかったわけだ。
そう思えば、イライラしなくて済む。
明後日は、ひとりでAAに行ってみようかな?
3日後のアルコール外来への通院もひとりのほうが気が楽かもしれない。
  
とりあえず、肝硬変3年の壁は乗り切れそうだ。
次は5年の壁かぁ。
昨夜読んだHPには、チャイルドピューAは非代償性ではなく代償性だと書いてあった。
ホントかな~?
  
どっちにしろ俺の賞味期限はそんなに長くないと思う。
スーパーの夜9時の半額シール並みだ。
危ないと思ったら、買わなくてもいいよ。
俺に金使ってもムダかもしれないからね。
それだったら子供たちのほうを向いてやってくれ。
俺は、年金貰えるまで生きていられるかな?
み~んな俺が悪いんだから。
  
願わくば、ネコが生きている間だけでも俺も生きていたいな。

暗くなってきた、今日はここまで。

つづく。



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老後について

あっ!という間に都知事選終わりましたね。
波乱が無かったのでコメンテーターもネタが無いって感じでした。


(2019.12.02の日記より)↓

今日は、いつもと違った切り口から始めてみようと思う。
最近、断酒を考えることが面倒くさくなってきた。
もちろん断酒家の一人として、酒を止め続けることが面倒くさい訳ではない。
断酒は当然として死ぬまで続けるつもりだが、
断酒は分かりきっていることであり、自分の中で「絶対!」なことなので、
いちいち掘り起こしてまで考えるのが面倒くさいだけなのである。
  
スロットを止めた時も、儲かる機種がなくなった。それだけで止められた。
その後スロットのPCゲームをやってみたが、ウキウキ感がゼロ。
何が楽しくて儲からないことをするか?
酒に置き換えて言えば、金を払ってまで健康を損なうような真似はしたくない。
まあ、それにもっと早く気づけていればこんな日記書かなかったんだけどね。
  
持って生まれた依存体質の俺。この性格は簡単に治るもんじゃない。
何かに依存していないと自分が成り立たない、もっと言えば生きていけない。
俺が陥りそうなのが、仕事依存、妻依存、仲間依存、PC依存 そのくらいかな?
「依存」と言う言葉が悪いんじゃないか?
依存ではなく、「頼る」、「共生する」。そういう言い方をすれば、
人に迷惑をかけなくても済むのではないか?
頼る、頼られる。これが共生だ。 ん~「共生」って良い言葉だな。
断酒会とも良い距離感で共生してみよう。
  
次に、老後について考えてみようと思う。
俺が精神病院に強制入院となったのが49歳、肝硬変も併発していた。
入院前から体力低下、体力が持続しなくなっていたので、
肝硬変になったのは入院の1年前、おそらく48歳くらいからだろう。
病院でも、書籍でも、「非代償性肝硬変でも20年も生きている人が居る」と言う。
「長くて20年かぁ・・・」と思ってしまう。
48 + 20 = 68歳かぁ 年金もいくらも貰えないな。繰上げ受給も視野に入れないと。
やはり第一に考えるのは「金」の問題だ。
俺みたいな苦労はさせたくないから、子供達には俺の商売は継がせられない。
実際、俺がこの商売を継いで24年、大儲けしたことないし、いつもギリギリだった。
良い時を知らないアフターバブルの世代だ。
子供たちが巣立ったら第二の人生なんて、夢を見る資格もないよ。
脳ミソと肝臓がダメな欠陥商品だから、再就職も厳しいな。
子供たちにも頼れないしな。
そうなるとやっぱり、何かに頼りたくなっちゃうよ。 もちろん酒以外にね。
健康ブームで、長生きしようって言うけど、
今の状態で、ただ長生きするだけでは、周りに迷惑をかけるだけなんじゃないか?
それに加えて、認知、介護、寝たきりになったら、目も当てられない。

はぁ・・・暗くなってきた。
今日はもう書けないな。
明日はもっと明るいこと書くよ。  

 つづく。



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3年前の7月5日

今日は日曜日。
天気もあまり良くないし、再発のコロナも心配なので1日ヒッキーだ。

久しぶりに3年前入院していた時の雑記帳とカレンダーを読み返してみる。
3年前の7月5日は水曜日。
保護室 11日→ 閉鎖病棟24日 → 開放病棟3日 → 閉鎖病棟逆戻り36日 → 開放病棟86日
2度目の開放病棟で断酒プログラムを再開したころだ。
謎の発熱(42.3度)で、特別室に隔離されて7日、ようやくプログラム再開1日目。
42度オーバーなんて聞いたこと無いよ。
後に看護師さんから聞かされてビックリしたよ。
そりゃあ腰が立たずにトイレにも行けず、失禁もするよ。

午前中に引っ越しを終え、ベッドメイキング、10日ぶりの入浴とも書いてある。
SMARPP-24の勉強も始めているね。退院までに3回やるように言われていた。
この本の著者の松本氏とは、退院後に断酒会の記念大会の休憩時間に雑談をしたこともあったな。
HALTについても書いてある。
H → HANGLY(腹を空かすな)
A → ANGLY (腹を立てるな)
L → LONELY(孤立するな)
T → TIRED (疲れるな)

回復段階についても書いてある。
緊張期(0~14日)、
ハネムーン期(15~90日)、
壁期 (91~180日)
適応期(181~270日)、
解決期(271~365日)

このころはまだ書いている文字に乱れがある。
でもやっと読める文字になってきている。

夜18時30分から座談会もやっている。

日曜日を除く毎日、ミーティング、座談会、講習、ビデオ学習、土曜日はメッセージ
後期に入ると院外研修で断酒会の例会やAAのミーティングに行っている。
そうだ、公共交通機関を使うから、このころ人生初のPASMOを持ったんだ。

学生時代のように、断酒プログラムで知識を高めつつ回復に向けて頑張るようになっていた。
仕事のほうも退院した翌週から入っていたので、すんなりと元の世界に戻れた。
このころはまだ周りの目を気にする余裕などなかった。
それは後々ボディーブローのように効いてくるのだが。

つづく。








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依存症の手本

新入社員だった俺は、22歳にして酒に対する自分の限界を知った。
バブルを経験済みの会社の上司にも、
「自分の限界を知っておけ、限界が解っていればそれ以上飲まなくなる」と言われた。
飲み過ぎて嘔吐しようものならば、
「もったいない、酒に失礼だろ」とも言われた。
俺たちの業界がまだ3Kと呼ばれていたダーティーなイメージころのことだ。
上司の忠告の効き目は絶大で、(ヤバイ)と感じたらグラスの中の水の配分を調節した。
そのおかげで酒と友達になれた。良い飲み方を覚えたのだ。
しかし睡魔にはいつも勝てなかった。
日中の肉体労働に毎晩9時までの残業、休日出勤も当たり前、
日々の疲労と睡眠不足に加え毎晩のように飲み歩いていたのだから、眠たくもなるわ。
知らない人からしてみればそれをブラックアウトと言うのかもしれないが、
本当の限界を知っている俺にしてみれば、それはブラックアウトではない。

夜中3時まで飲んで翌朝7時には職場到着、8時にラジオ体操と朝礼、
朝礼では司会をやって「体調管理の徹底」と周りに注意を促す。
自分の体調管理をしろよって言われそうだ。
酒の限界は知っていても体力に限界は無い、仮眠を取れば復活できると思っていた。
若いから成せる業だ。いくらでも無理が出来た。
  
無理と言えば、高校生の時に原チャリで何キロ出せるか試したことがある。
まだ原チャリはノーヘルOKの時代の話なので時効だと思うが、
リミッター解除とボアアップして時速100キロは出た。
今考えると恐ろしい話だが、俺はもっと恐ろしいことをしていた。
数年前までの俺は飲酒運転の常習者だった。 酷い話だね。
飲酒していても、走る時間と道を選んで速度超過に気を付けていれば、
捕まることは無いと確信していた。 この時点でアウトだね。

このように俺は人に隠れて無茶を繰り返していた。
他人にバレないように嘘をつき、人知れず隠れて違反を繰り返す。
アルコール依存症のお手本みたいな脳内構造だ。

隠し事にはバレない自信があったのだが、
連続飲酒が始まったころからその自信は「バレたらどうしよう」という不安へと変わった。
バレるのが怖かった。
平静を装いながらも、言動と顔色、持久力低下、特に酒臭さは隠しきれなかったようだ。
バレていないと思い込んでいた俺の隠ぺい工作は強制入院させられるまで続いた。
以前にも書いたように入院直後は、どこに居るのか?なぜ檻の中に居るのか?
理解できなかったと言うよりも、理解しようともしなかった。
捕獲されたノラ人間だった。
その時のことを思い出そうとしても記憶が飛んでいるので思い出せない。
妻は、「この人はもう帰って来れないんじゃないか?」と思っていたそうだ。

酒から離れて3年、
通常営業に戻れた現在に感謝するよ。

つづく。








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近況まとめ

東京で100人オーバー
肝臓に基礎疾患がある私にとっては、もう不安でしかありません。


(2019.12.02の日記より)

今までさんざん書き散らかしてきたので、病気と断酒について一度まとめてみよう。
ただし、断酒を始める前のことはあえて書かないことにする。
病気自慢になってしまうし、この先もしものことがあると考えると辛くなるからだ。

(良い点)
「規則正しい生活を送れるようになった」
「酒のことを考えるヒマを消した」
「我慢強くなった」
「二日酔いによる翌日午前中の倦怠感が無くなった」
「酒の力を借りた勢いだけの軽率な行動を取らなくなった」

早寝早起きが定着し、仕事以外の酒に費やしていた時間を有効に使えるようになった。
朝4時に起床し毎朝のルーティーン(雨戸を開けて事務所の掃除、ネコたちとメダカの世話)、
それからブログUPとメールチェック。
その後は家事(仏壇のお供え、朝食、食器洗い、ゴミ出し)
そして仕事の朝段取りを終えると7時30分。
08時から19時まで仕事。
20時から夕食、入浴を終えて家族と自由時間。
寝床に入り目を閉じると、朝が早いので15分経たずに落ちてしまう。
その繰り返し。それは平日も休日も続く。
休日には仕事の時間を家の手伝い、畑いじり、草むしり、
自分の余暇(80年代の音楽鑑賞、映画鑑賞)などに費やす。

(悪い点)
「感情の起伏を無理やり抑えるようになった」
「つまらない人間になった」
「付き合いが悪くなった」
「早寝早起きの影響で家族と接触する時間が減少した」
「不安な自分を見せまいと、おしゃべりになった」

休憩時間の雑談も酒の付合いも仕事のうちと諸先輩方からの教えを忠実に守ってきた俺には、
今まで培ってきた社交的な部分を奪われるようで、とても不安に感じた。
家族との触れ合いも冗談交じりの会話も減り、社交辞令のように思えてきた。

歳を重ねるごとに人間は丸くなると言われるが、
俺の場合のそれはちょっと違って、年齢的なものも多少はあるが、
明らかに病気の副産物としての偽りの丸さだ

自分で自分に嘘をついているようでムカつくが、それは皆自分で蒔いた種、
己への戒めと受け止め、一生反省し家族に感謝し、 
これからも無理しないように無理していくよ。

つづく。








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断酒のデメリット?

「袋はご利用になりますか?」
コンビニ店員さんはそのセリフを1日に何回発するのだろう?
チョット興味が湧きました。



(2019.12.01の日記より)

酒は、合法ではあるが「薬物」である。
酒は、簡単に言えば「毒物」である。
そのように自分の脳みそに植え付ければ、スリップをするという選択肢は消える。
俺はいつも物事を損得で考える。
( 飲酒 = 損 )← コレで決まり! 簡単である!
  
昨今、「素面ブーム」が到来していると言える。
特に若者にその傾向が多い。
彼らは酒は毒であるとちゃんと認識している。
それは、健康志向から来るものであったり、飲酒喫煙はダサイというもの。
それらによって酒に興味が無くなりつつある。
極端な話だが、飲酒そのものが恥ずかしいこと、飲酒している人はダメな人
と言うことになって来るのではないだろうか?
  
わが国では酒は趣向品である。しかしそれが禁止薬物に認定されたらどうだろう?
もしそうなったら、いったい何人の人が困るのだろう?
今の俺なら、この世から酒が無くなったとしてもヘッチャラである。
逆に、肝硬変の治療に専念できるから大賛成である。
重度の肝硬変になるまで飲んでしまった俺は、酒に対して嫌悪感や罪悪感しかない。
  
一口メモ
酒を一滴も飲まないトランプ大統領、兄をアル依で早くに亡くしている。
一方アル中だったブッシュJr元大統領は酒を止めている

断酒のメリット、デメリットについて考えてみる。
メリットについては医学的にも精神的にもあらゆるところで語られているので、
ここではあえて語るのを控えることにする。
デメリットについて、真剣に考えてみた。
必要最小限の酒席にしか出なくなったので、「最近、付き合いが悪くなったな」
とは言われる。酒席に出てもノンアルで凌いでいる。
ノンアルは危険だと巷では言われているが、俺にとっては飲酒欲求には結びつかない。
素面で冷静な判断ができるようになったので感情の起伏はあまり無い。
ストレスについてはどうだろう?
飲酒欲求が無いので、飲酒に対するストレスはゼロである。
他人の飲酒については無関心である。(アドバイスする資格も無い)
酒の話、酒売り場は不潔なものと捉えている。
よって、断酒のデメリットは無いように見える。
断酒には表面上はメリットしか残らないといった結論に達した。
しかし、裏に隠されたデメリットもこれから掘り下げていかねばなるまい。

つづく。









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