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コロナ禍の例会

7月に入ってようやく断酒会の例会も条件付きで開かれるようになってきた。
コロナ再発の中、例会も無理やり開いているようだが、
肝硬変の俺は、恐くて行く気にもならないのが現状。

例会場は公共施設が殆どなので、貸す側の条件も厳しい。
1.検温
2.マスク着用
3.ソーシャルディスタンス(2m)の確保
4.30分以内の換気
などなど。
その他に人数制限もある。
広い会議室に2m間隔で10人、声の小さい人の話は聞こえてこないだろう。
まあ、久しぶりに会う仲間との近況報告が主目的となるだろうが、
肝臓に基礎疾患を持つ俺には三蜜となりうる例会場は戦場と言える。
緊張感を持って人と接触しなくてはならない。
俺は以前から興味の無い話は耳に入って来ないと言った特異体質の持ち主でもある。
そんな苦労をするくらいならば自宅学習をしていたほうが安心である。

昨夜も妻は意気揚々と例会に出発した。
妻「おとーちゃん、ホントに行かないの?」
俺「行かないよ、コロナ再燃してるから恐いし」
俺「行くのは構わないけど、貰って来ないでね」
妻「無言」
彼女は勇者である。

この3年間でアルコール依存症に関する書物を10冊ほど読んだ。
最近では見出しを読むとその本の内容がだいたい把握できるようになってきた。
それは何故か?
そう、その本の著者本人はアルコール依存症になったことが無いのである。
下戸若しくは家に帰って晩酌が出来るほどの優良飲酒者たちがその本を書いている。
患者たちの体験談から、アルコール依存症とはこんな病気なんだろうな?
といった推測から本の内容を語っているのではないか?と思ってしまう。
病気としての知識を養うためには書物の読書は有効的だが、
それは回復に向けての予備知識に過ぎない。
体験談も数多く読んだが、自分とピッタリ適合するものは1つとして無かった。

そこで1つの結論に達した。
アルコール依存症に至るまでの経緯も人それぞれ。
病気の重症度も人それぞれ(特にメンタル面)。
回復方法も人それぞれ。

過ぎた過去は取り戻すことはできないが、
俺には俺の症状や性格に合った回復方法がきっとあるはず。
それは三本柱(通院、自助会、抗酒剤)なのかもしれないし違うかもしれない。
現に俺は通院は3ヶ月に1回、自助会は1ヶ月に1回しか行かないと決めている。
(コロナ禍で3月から病院も例会も行っていないが)
肝臓に悪いのでシアナマイドもノックビンも飲んだことが1度も無い。
別に他人のやり方をマネする必要はない。

結局、オレ流でやらなくちゃいけないってことだ。
  
つづく。


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