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ゴール無きゲーム

(2019.12.19の日記より)
妻「事務処理のほう、やってよー」
俺「だから、最初だけ教えて、後はやるからひな形だけでも出してよー」
妻「・・・」
いつもここで終わる。
断酒会を1回休めばできるのに・・・
彼女にとっての断酒会は心のオアシスだからダメか?
  
最近、アル中としては非常に好ましくない感情が芽生えてきている。
妻とは対照的である。
今まで居心地が良かったはずの断酒会の仲間達との関わりが鬱陶しくなってきた。
何が不満なのか自分自身の気持ちを整理できないが、
何故か自分の居場所が無いような閉塞感を感じる。
仲間との距離を詰めすぎたのかも知れない。
回復に向かって一皮剥けはじめたのか?
それとも単なる精神病患者の根っこにある症状なのか?
  
日々思った事を出来るだけストレートにこの日記に表現するようにしている。
またそのように歯に絹を着せず吐き出すことで俺自身が楽になるようにしている。
度々断酒会について批判的なことも書き込んできた。
俺は断酒会を全否定している訳ではない。現に俺は断酒会の会員でもある。
所属している支部はとても大切に思っている。
逆に、講演会で断酒会から¥貰って喋っている講師のほうが、
自助グループに否定的な断酒者を全否定しているように思えて好きになれない。
  
断酒者の中には自助グループに合っている人とそうでない人が居る。
世話になっている病院も合っている人とまだ探している人も居る。
病院に行くことすら拒否している人も居る。
病気を公表している人も隠している人も居る。
  
いつも言っていることではあるが、回復方法は人それぞれである。
回復に向かうルートは数限りなくあるのだと思う。
どんな方法でも、酒を止めることが出来れば良いじゃないか?
  
だが、この病気にはゴールが無い。
1滴でも口にすれば即振出しに戻ってしまうデスゲームだ。
挫折は許されない。
  
このゲームは命ある限り続く。
  
つづく。

 

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