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忘れると言うこと

4連休最終日、
雨は止むこと無く降り続いています。
結果、自粛に似た連休を過ごされている方も多いのではないでしょうか?
梅雨明け早々8月頭の酷暑を迎えることになると、救急車の出動が増えそうですね。



(2019.12.21の日記より)
  
たった3年弱、酒を口にしていないというだけのつまらぬ自信から、
自分でも気付かないうちに大いに慢心している。
業界的には断酒3年を目安にと言われているが、
日常的に飲酒欲求から遠ざかっている今のペースで行けば、
ほぼ間違いなくそれを達成できると思う。
俺は、何の根拠もない変な自信に満ち溢れている。

今、一杯の酒に手を出すと間違いなく大量飲酒に繋がる!
恐らくアルコールに対する欲求は、この2年数カ月の断酒期間中に落ちているはず。
落ちているというよりも、異常なまで高まっていたアルコールに対する欲求が、
常人の域に落ち着いているはずである。
しかし、飲める口だけは以前と何ら変っていない!
ここで大量飲酒をすれば人間が壊れてしまうのは必至、
これが死に至る進行性の病と言われる所以と思われる。
今のところ落ち着いているので酒に逃げようなどと狂った考えは起こりそうにないが、
何時また狂った考えが頭を過るか分からない。
  
心身に苦しさを伴う時、麻酔としての飲酒を求める事がある。
こういった欲求は人それぞれだとは思うが、
俺の場合は今まで楽しい酔いに隠れていただけで、
本来は取り組まないといけない自分の弱点が表に出てきたのだということに気付いた。
アルコールという薬物を使った自傷行為である。
結局は言い方を変えているだけで飲酒欲求には変わりない。深い根は残ったままなのである。
ここは慎重に初心に戻らなければ断酒の継続は無い!
  
医療に繋がっているアル中は、総患者数の4~8%以下とも言われている。
予備軍がどれほど多いかがわかる。
健常者のふりをしている予備軍も、明日は我が身である。
その上で実際に断酒に及んでいる人はどのくらいなのか?
更に1年以上断酒できている人はどのくらいいるのか?
5年以上、10年以上の人はどのくらいなのか?
アルコール依存症とは、世間一般的に認知されていない病気であり、
発症していても認めがたい病気であり、自覚できても簡単に酒を手放せない病気なのである。

人は人生の中で激しく失望したり、強く恐怖した事を忘れる事ができずに、
繰り返し思い出すと情緒の安定性が損なわれ、PTSDに陥ることもある。
そして激しい鬱状態になり自傷する結果にもなる。
忘れるという能力はとても大切な事なのだ。
俺は特に忘却の能力に長けているようだ!
多分、忘れる事が得意なおかげで今まで自殺する事も無く酒に溺れても生きてこれたのだと思う。
しかし、酒を止め続けるには、悪しき過去を忘却するべきではない。
これだけは肝に銘じて、これからもできる限り長く生きて行こうと思う。

つづく。



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