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チビ、手術後帰宅

チビが手術を終え帰って来た。
日曜日の朝だったので、行楽地に向かう車のラッシュが始まる前、
7時半には家を出て、チビを預けてある動物病院に向かって車を走らせた。
到着したのが8時半、早く着きすぎたので病院の駐車場で、
朝炒れた自作のコーヒーを飲みながら病院が始まる9時を待った。

時間となり、動物病院も開いて受付で、
「おはようございます、昨日お預けした猫の引き取りに来ました」と言うと、
スタッフさんが、「バスケットが壊れちゃいましてー」と。
受け渡し口に行ってみると、たぶんチビが入っているであろう、
ガムテープでぐるぐる巻きのバスケットを渡された。
上部がパッカーンと開く形状のバスケットなのだが、
プラスチック部分の経年劣化のためか、チビの怪力のためか、
止め具も蝶番も完全に破壊されていた。
生後半年と言えども、そのへんはオス猫である、メスよりも力は強い。

話を聞くと、バスケットを破壊して病院中を逃げ回っていたそうだ。
はたしてチビは、どんな暴れ方をしたのだろう?
術後麻酔も切れ、見知らぬ犬や猫と同じ部屋の中で一夜を過ごし過ごし、
キズの痛みと普段とは違った景色や臭いで、錯乱してしまったのかもしれない。

普段静かで誰にでもすり寄っていく事務所ネコのシロでさえ、
数年前に肺炎で入院した時には、他の犬猫と同部屋で、
まるでカプセルホテルみたいなケージに押し込まれ、
普段から一緒に居る俺さえも、見舞いに行ったら「シャー」と威嚇された。
それ以来シロは、病院嫌いである。

スタッフさんにお礼を言い、チビを車に乗せ帰路についた。
車内では「出してくれー!」とでも言わんばかりに鳴きっぱなしだった。
運転中の車内での逃走は危険なので、助手席にバスケットをシートベルトで固定し、
バスケット上部の破壊された蓋部分を、俺の肘で押さえながらの運転となった。
家に着いて固定したガムテープをはがし、蓋を開けると、
そーっと出て来て辺りをキョロキョロ、景色と臭いを確認していた。
その後、緊張してよほどのどが渇いていたのであろう、
メダカの水槽の水をがぶ飲みしていた。

昨夜は病院で眠れなかったのだろう。
どこかで寝ていて、夕ご飯の時も姿を現さなかった。
片耳をカットされて、さくらねこになったチビ、
また今日から普段の生活に戻ってくれることを願う。


つづく。


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