SSブログ

左利き、マイノリティ

左利きについての記事を読んだ。
日本の人口全体で見ると、左利きの割合は約10%と言われている。
左利きの人は人口の1割程度でいわばマイノリティである。
このため、かつては疑いの眼差しを向けられ、迫害されてきたという歴史がある。

俺自身も左利きではあるのだが、
「左利きであることは恥ずかしい」として、幼少期は右利きとして育てられた。
しかし、小学校に入るころに吃音(きつおん、どもり)が始まり、
右利きへの矯正をストップしたそうだ。
だから俺は中途半端な左利きだ。
殆どのことは左利きだが、文字は右手、絵は左手、
今はCADだが製図は横線は右手、縦線は左手、箸はどちらでも持てる。
文字を書く時も、右手に鉛筆、左手に消しゴムの両手使いだ。
マウスもどちらの手でも使える。

右利きが当たり前の環境のなかで、子どもの頃から不便さや不条理を感じてきた。
「左利きは文字や箸、改札や自販機が不便だよね、それに工具も」と、左利き同士で話す。
そんなアルアル話ですぐに盛り上がれるのでツカミはOK。
左利き同士は絆が強いというか、
そういったアットホームなコミュニティがあることは良いと思う。

左利きって、一番身近なマイノリティだと言っても良いのではないだろうか。
もしかしたら、子どもたちが人生ではじめて出会うマイノリティになるのかもしれない。
右利きの人には、普段左利きの世界を意識して生活している人は少ないと思うが、
ただ道具を持つ手を左に変えるだけで、
全然違う世界に生きている人たちもいるということを、身をもって感じられるはず。

現在のLGBTQなどの問題もそう。
マジョリティ/マイノリティって、
環境が変わればすぐにひっくり返ってしまうモノだと思う。
多数派と少数派、二元論で捉えるのではなく、
みんながそれぞれに違う部分を持っているということを前提に、
その違いを「個性」として生かしていく方法を考えたほうが、
多様性を誰もが自分ゴト化できるし、
お互いに足りない部分を補い合える世界となるのではないだろうか?

「違い」を「個性」に、そして「強み」に変えることができるはずだ。
だからといって「特別」にならなければいけないわけでもない。
同性婚問題、
今回の政権も、逃げて先延ばしにしたい案件なんだろうね(笑)

つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村



アルコール依存症ランキング













nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康