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昼例会に行ってきた

昨日は、現場も一段落したと言うこともあり、
妻と断酒会の昼例会に行ってきた。
本当の目的は、例会の帰り道にネコのカリカリとペットシートを買い、
GSで愛車の軽油とストーブ用の灯油を買うことだったが、
妻にはそれを言っていない(笑)

例会には、いつものメンバーともう一人減酒治療中の人が居た。
減酒治療(ハームリダクション)とは、
長年「断酒」のみだったアルコール依存症の治療法から、
近年、飲酒量を減らす「減酒」からスタートし、
飲酒による害を減らすと言う考えが広まりつつあり、
減酒から断酒を目指す取り組みが広がっている。

アルコール依存症と診断された人からすると、「回復には断酒一択だ!」と考えがちだが、
減酒治療は、アルコール依存症と診断される前の段階の人の、
断酒の前の中間目標として見ればよいのではないだろうか。

まあ仕上がったアル中は、酒宴の途中で飲酒を止めることなどできるはずもない。
アルコール依存症と診断されたならば、いさぎよく断酒一択だと思う。
あくまでも減酒治療は、「健康のため、飲み過ぎには注意しよう」
と思っているアルコール依存症予備軍の人に効く治療法だと思う。

例会の場で、その減酒治療中の人は、ナルメフェン(セリンクロ)を処方されてるが、
まだ現段階では、ついつい飲み過ぎてしまうと言っていた。
前日の晩も飲んでいたそうで、
飲み足りないけど飲酒を途中で止めた、という話をしていた。

昨日の例会に参加していたメンバーは、
俺を含め断酒の中堅からベテランの人ばかりだったので、
その人の話を、フムフムと聞き流すだけの余裕があったが、
もし、飲酒欲求と日々格闘している人が居たらヤバかっただろな。
死に物狂いで断酒をしている人が、その場に居なくて良かったと思った。

俺も当時そうだったが、断酒を始めて間もない人は、
TVコマーシャルで缶ビールを飲むシーンを見たり、
ひどい人は缶を見ただけで飲酒欲求が止まらなくなってしまう。
そこに来て、「昨日は飲むのを途中でやめた」なんて言われたら、
「俺にケンカを売っているのか!」と激怒しかねない。
昨日の司会者も、「このメンバーなら大丈夫」と思って、
そういう話を喋ってもらったのだろう。


つづく。


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チビ3日ぶりの食事

手術から帰宅後から顔を見ていなかったチビが、
昨日の夕方になって、やっと姿を現した。
慌ててカリカリと栄養補給のためのチュール(総合栄養食)を持って餌場に。
しかし餌場に来たのはサビ親子だけ、
あれっ?と思い「チビ~、ゴハンだよ~」と言うと、遠くの方から「にゃ~」
声はすれどもチビの姿はない、さらにもう一度「チビ~、ゴハンだよ~」、
すると、隣家の高い木の上からズルズル下りて来た。
もしかすると、他のオス野良から逃げて下りられなくなっていたのかもしれない。
俺の姿を確認すると、ダッシュで餌場に走って来た。
去勢したオスは闘争心が無くなり、未去勢のオスに追い払われるらしい。
苛められたりしないか、ちょっと不安である。

手術の日から丸3日ご飯を食べていなかったので、よほど空腹だったのだろう、
サビ親子の食べ残しまで食べていた。
ゴハンを食べながら、サビ母さんはしきりにチビのお尻のにおいをかいでいた。
手術時の消毒の臭いがするのか?
それとも去勢前のオスの臭いを確認していたのか?
定かではない。


今週は短い期間に南岸低気圧が次々通過し、広範囲で雨や雪が降る予想だ。
週後半の南岸低気圧は関東で雪か?
気温上がり花粉飛散始まる可能性もある。
てか、ウチから見える杉山は、すでに白っぽく見えるような気がする。
ここ数年、皆がマスクをしているので花粉の飛散に気づきづらくなっているが、
2月に入ったので、花粉症を訴える人も増えてくるだろう。
車のフロントガラスにこびりつき始める日も近い。

ロシアに侵攻されたウクライナでは、
2022年1~11月に登録された新生児数が前年同期比で24%減少したと言う。
多くの女性が海外での出産を選んだとみられる。
戦時下で子を授かることをためらう人も多く、
侵攻前から続いていた人口減少が加速する恐れがある。
現在の日本における少子化とは全然違う形の、言わば命がけの選択である。

日本も敗戦の年は、出産は落ち込んだ。
しかしベビーブームが来て、今の3倍ぐらいの出産があった。
ウクライナも今後平和が来て、800万人ともいわれる海外への避難民も戻れば、
出生率は増加するはず。
一刻も早い世界平和を願う。

そんな中、サッカーの長友選手は奥さんが妊娠し、
4人の子供たちのパパさんになるそうだ。
いろいろある。


つづく。


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チビ、手術後帰宅

チビが手術を終え帰って来た。
日曜日の朝だったので、行楽地に向かう車のラッシュが始まる前、
7時半には家を出て、チビを預けてある動物病院に向かって車を走らせた。
到着したのが8時半、早く着きすぎたので病院の駐車場で、
朝炒れた自作のコーヒーを飲みながら病院が始まる9時を待った。

時間となり、動物病院も開いて受付で、
「おはようございます、昨日お預けした猫の引き取りに来ました」と言うと、
スタッフさんが、「バスケットが壊れちゃいましてー」と。
受け渡し口に行ってみると、たぶんチビが入っているであろう、
ガムテープでぐるぐる巻きのバスケットを渡された。
上部がパッカーンと開く形状のバスケットなのだが、
プラスチック部分の経年劣化のためか、チビの怪力のためか、
止め具も蝶番も完全に破壊されていた。
生後半年と言えども、そのへんはオス猫である、メスよりも力は強い。

話を聞くと、バスケットを破壊して病院中を逃げ回っていたそうだ。
はたしてチビは、どんな暴れ方をしたのだろう?
術後麻酔も切れ、見知らぬ犬や猫と同じ部屋の中で一夜を過ごし過ごし、
キズの痛みと普段とは違った景色や臭いで、錯乱してしまったのかもしれない。

普段静かで誰にでもすり寄っていく事務所ネコのシロでさえ、
数年前に肺炎で入院した時には、他の犬猫と同部屋で、
まるでカプセルホテルみたいなケージに押し込まれ、
普段から一緒に居る俺さえも、見舞いに行ったら「シャー」と威嚇された。
それ以来シロは、病院嫌いである。

スタッフさんにお礼を言い、チビを車に乗せ帰路についた。
車内では「出してくれー!」とでも言わんばかりに鳴きっぱなしだった。
運転中の車内での逃走は危険なので、助手席にバスケットをシートベルトで固定し、
バスケット上部の破壊された蓋部分を、俺の肘で押さえながらの運転となった。
家に着いて固定したガムテープをはがし、蓋を開けると、
そーっと出て来て辺りをキョロキョロ、景色と臭いを確認していた。
その後、緊張してよほどのどが渇いていたのであろう、
メダカの水槽の水をがぶ飲みしていた。

昨夜は病院で眠れなかったのだろう。
どこかで寝ていて、夕ご飯の時も姿を現さなかった。
片耳をカットされて、さくらねこになったチビ、
また今日から普段の生活に戻ってくれることを願う。


つづく。


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チビ去勢手術

昨日はチビの手術だった。
「朝ゴハンだよ」と騙して、チビを抱え上げ、
車の後部座席にセットしておいたバスケットにチビを入れた。
陰で隠れ見ていた妻に「スタンバイOK!」と親指でサイン。
1時間の道のり、無事に病院まで送り届けることが出来た。
今日の午前中に、手術を終えたチビを迎えに行ってくる。
去年もクロとサビ母さんの手術をしてくれた病院なので、勝手は知っている。
しかし俺はプロじゃないんだし、慣れるものではないんだけど。

今夜は、来年度の地域の役員決めの会議がある。
下話し(裏工作)で、役員はほぼ決まっている。
そんなに時間はかからないだろう。
まあ、確認作業みたいなものだ。


児童手当、第3子以降の支給額が増えるそうだが、
第3子が産まれても親の所得が増えるわけではなく、むしろ金銭面の負担は増える。
産んで裕福になるくらいの異次元の少子化対策がないと難しいと思う。

今までの支給額でも、
0~3歳未満15,000円×36カ月(3年)=540,000円
3歳~小学校修了前10,000円×108ヵ月(9年)=1,080,000円
中学生10,000円×36ヵ月(3年)=360,000円
総額198万円

高校までは公立で、大学のみ私立(文系)に進学した場合、
教育費の公的補助金制度での給付金を差し引くと、
入学金と授業料の総額(大学は施設設備費を含む)は約460万円

児童手当以外で準備すべき費用は、1人あたり約262万円となる。
(制服費、課外活動費、給食費、塾、習い事含まず)
それに、養育費などは別。
(食費、生活用品費、被服費、医療費、レジャー費、通信費、小遣い)

養育費の平均額である1600万円プラス子ども1人あたりかかる子育て費用は、
全て公立の場合で約2300万円~3000万円、全て私立の場合で約3700万円~5000万円


ウチは3人の子供たちが成人した。
そりゃあ老後の貯えなんか消えて無くなってしまうわけだ。
現在は、結婚や出産を「損得」で考えなければならないほど、
世知辛い世の中になってしまった。


つづく。


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臭いものには蓋

岸田文雄首相は1日の衆院予算委で、同性婚の法制化に関し、
「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べ、否定的な考えを改めて示した。
それに、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」とも言った。
首相秘書官に至っては、「見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と、
差別的な超問題発言。
これが岸田首政権中枢にとっての「普通の感覚」なのだ。

婚姻に関する固定観念を自分中心に考えており、少数者の要求など完全無視だ。
少子高齢化問題も一緒で、自分中心と言うか、自分ら世代中心で物事を考えている。
当事者への想像力も人権への配慮もない、非常に問題のある発言だ。
同性婚だと生産性がないから少子化に拍車をかけるとでもいうのか?
人間をオスとメスとして捉え、異性婚ならば子孫繁栄するとでも思っているのか?
そうではない。
子育てに不向きな社会を作ってきた政治に問題があることを隠したいだけのである。

LGBTなどは、彼等の中ではアブノーマルな存在でしかない。
そりゃあ中高年のほうが、自分に年が近いし同じような意見も持っている人が多いだろう。
それに何と言っても、中高年は「票」を持っている。
多数派だけの意見を聞いていれば「票」は伸びるさ。
これでは、「老人の老人による老人のためだけの政治」と言われても仕方がない。


アルコールや薬、ギャンブルや性などの各種依存症者も、異常者として捉えているのだろう。
精神異常者は「キ〇ガイ」として認識し、かつての精神病院建設ラッシュの時と同じように、
自分とは違う異常者は、「収容所」に隔離したいのだろう。

高度成長期、国は精神障害者の隔離収容政策を進めていた。
かつての日本では、精神障害者によって年1,000億円の生産を阻害されている、
精神障害者を「危険な存在」と見なす社会の風潮を作りあげた。
世間には、精神障害者に対する根強い差別偏見がある。
俺が入院していた病院も、近所からは「キ〇ガイ病院」と呼ばれていた。
家族としては、本人を精神科の専門病院に入院させてひと安心、
異常者として隔離され、本人抜きの生活形態というものができあがってしまう。

欧米諸国では人権尊重の観点から入院治療から在宅の地域医療へと切り替わってきたが、
日本では資金面での優遇措置が取られ、精神科病床数が大幅に増加した。
精神病院が「収容所」として利用される原因は、
医師や看護師数の基準を緩和、患者一人にかける手間を減らし、
病床数を増やすほど精神科病院が儲かるといったシステムと、
患者の家族が退院を容易に拒めることにある。

ウチのばあちゃん(90歳)も、俺の精神病院入院を汚点と見ている。
「臭いものには蓋」の思考は、頭の固いおじいちゃんおばあちゃんたちには、
まだまだ根強く残っている。
俺も精神病院退院後、何度も腫れ物に触るような扱いを受けた。

同性婚も精神疾患も、自分を正常だと思って狭い心を持っている彼らにとっては、
「普通」ではないのである。


つづく。


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明日、チビの手術

明日はチビの去勢手術の日だ。
一昨日から、ゴハンの催促に来たチビを抱きかかえて、
当日チビの恐怖心をあおらないように、エサ場まで抱いて行くようにしている。
明日はスムーズにおとなしく、病院まで連れて行きたいところだ。

去年、クロはおとなしくバスケットに入ってくれたが、
サビ母さんは警戒心が強く、捕獲までに3週間かかった。
挙句の果てに、役所から捕獲かごをレンタルさせてもらって、
やっと捕まえることが出来た。
さすがは百戦錬磨、生粋のノラである。
その時には、サビのおなかは既に大きくなっていた。

今日の昼休みにでも、シロのバスケットを洗っておこう。
朝は水道の蛇口が凍っていて、水が出ないからね。

今週に入ってチビが、他の体の大きなオス猫に度々いじめられている。
チビにはまだ「玉」が付いているせいかもしれない。
小さいながらも、オスのニオイを出しているのかもしれない。
そろそろ周りのノラねこの発情期が始まり出しているようだ。
去勢してオネエになると、もっといじめられるのではないか?
でも去勢しないと、他のメス猫を襲ってしまうかもしれない。
これ以上、不幸なノラ猫を増やすわけにはいかないので、
チビには、去勢してさくらねこになり、
子孫は増やすことはできなくなるが、地域ネコになってもらおう。
これが俺の判断だ。


棋士が公式戦で鼻出しマスクで2度目の反則負けをしたそう。
この棋士は1月にも同じ理由で反則負けとなっていたのに、またやった。
取材に対し、「全くルール違反はしていない」といっているそうで、懲りない奴だと思った。

そもそもこのマスク着用義務ルールは、棋士からの要望により制定されたルールであって、
多くの棋士が望んだ結果それをルール化したもの。
規定を守る気がないのなら連盟を脱退するか、同様の意見を連盟に提出するなどして、
規定を変更してから着用しなければ良いのに・・・
ルールを遵守できないならば、参加しないでほしい。
対戦相手もわざわざ準備して会場に来ているんだから、このような行為は迷惑でしかない。
将来棋士になりたいお子さんも沢山いるはず。
この対応は、何かしら子ども達に影響を与えてはしまう事を理解出来ていない。
将来ある子供たちの夢を崩さないで欲しいと思う。


つづく。


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ロックスター がんで死去

シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さん74歳が膵臓がんで死去された。
奥さんのシーナさんと、派手で渋くて仲良しのカッコいい御夫婦だと憧れた。
シーナさんが亡くなられた時もショックだったが、今回の訃報も本当に残念。

癌については当事者である俺も本気で勉強したので多少解かっているのだが、
膵臓がんは症状がないから始末悪いがんで、膵がんの5年生存率は数パーセントと低い。
膵臓がんの多くは膵管の細胞から発生する。
膵臓の形を検査するのは難しく、腹部超音波検査でも膵臓の全体を観察するのは困難で、
また、膵がんの早期診断に有用な検査も無いらしい

膵臓は進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸、腰や背中の痛みなどが起こる。
膵臓にあるがんは数センチの小さな塊であっても、周囲の血管やリンパ管にがんが浸潤し、
これらの管の中を通って肝臓や肺などへ運ばれ、
転移により新たながんの塊を作りその臓器本来の働きができなくなってしまうことが多い。
それに、膵がんに有効な抗がん剤は少ない。
膵がんでは他の臓器のがんに有効な抗がん剤がほとんど効かず、
膵がんに有効とされる抗がん剤も、膵がんを完治させることはできない。

俺がシーナ&ザ・ロケッツの曲に出会ったのは中学1年生の時、
友達の兄貴がもっていたスネークマンショーのレコードを聴かせてもらったのが初めて。
「レモンティー」は中学生の俺には衝撃的だった。
代表曲はJALのテレビCMに起用されてブレークした「ユー・メイ・ドリーム」、
他には「レモンティー」など。
20代のころ通っていたスナックのママが、酒焼けした声で歌う「レモンティー」を思い出した。

鮎川さんは昨年5月にがんが発覚し、医師から余命5カ月ほどと宣告を受けたが、
みんなに心配をかけたくないという強い希望から一切病気を公表せず、
ライブの合間に治療を続けながら全国ツアーを続行したと言う。
数年前に子宮頸がんで亡くなられた奥さんのシーナさんと同じ『ロック葬』で送られるそうだ。

今後、俺の肝臓がんが再発や転移を繰り返し、数か月の余命宣告を受けたら、
はたして鮎川さんと同じ行動ができるだろうか、いや、できないと思う。

2年前のガン摘出手術の前後から、メンタルトレーニングは積んできているつもりだが、
いざ、「俺の番だな」となったら、
強がりながらもストレスがオーバーフローしてしまうかもしれない。

もしかしたら、「酒」を飲んでしまうほど追い詰められてしまうかもしれない。
そのときは、隠れ酒ではなくありたい。


つづく。


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女性の飲酒率増加

男性や若年層の酒離れしている一方、30代以上の女性の飲酒率が増えているという。
精神病院入院時の院内研修でも勉強したので覚えているが、
女性の体の方がお酒の影響を受けやすく、肝硬変やアルコール依存症にもなりやすい。
女性は男性の3分の2程度の飲酒量で肝硬変に至ること、
アルコール依存症については男性の半分ほどの期間で発症することがわかっている。
また、コロナとの関連を示した研究もされていて、
コロナが流行した2020年4月から6月に、アルコール関連の肝疾患や膵炎で入院した人は、
入院率が以前と比べて約1.2倍になっていた。

しかし、なぜ30代以上の女性だけ飲酒率が増えているのだろうか?
女性の飲酒が増えた背景の一つとして、女性の労働人口が増加したことが挙げられる。
男性と同じように働く女性が増えたことで、
かつては男性中心であった“飲み”の場に女性が参加することは珍しくなくなった。
それに、酒類業界では女性をターゲットにしたマーケティング展開が一般的になっている。
甘くて美味しい、パッケージが可愛いものが増えてきて、
酒に対する印象が、おじさんの飲み物ではなくなった。

単純にそれだけだろうか?
男女平等が進んで、ストレスを抱える女性が増えたとか、
結婚をしない女性が増えたとか、
子供を産まない女性が増えたとか、
いろいろな要素が組み合わさって、
30代以上の女性の飲酒率が増えるという結果に結び付くのかも?
ストレスから来る摂食障害や鬱病などの精神疾患を抱える人も増えたのかも?
女性がアルコール依存症となる年齢のピークは男性より若く、心の病気を伴うケースが多い。

ただ、女性は男性よりも体質的にお酒に弱い傾向があり、
女性の飲酒では男性よりも少ない飲酒量で健康影響が出ることや、女性特有のリスクがある。
酒の強さには個人差があるが、
女性は男性と比べて体脂肪が多く、体内の水分量が少ない傾向にあることに加え、
体も小さいことから、男性と同じ量の飲酒をしても、体内のアルコール濃度が高くなりやすい。
さらに、女性ホルモンがアルコールの代謝を妨げるため、
女性は男性よりもアルコールの分解に時間を要する。
このため女性は男性よりもアルコールによる健康影響を受けやすく、
体質的にお酒に弱い傾向があるのだ。

「節度ある適切な飲酒量」
これが法律で決まっているのだとしたらば、ほとんどの人がそれを順守するだろうが、
酔っぱらうと歯止めが効かなくなるのが「酒」である。
良くないことだとは理解していても、ついつい飲み過ぎてしまうものである。

酔っ払い脳になる前の段階で、節度ある飲み方に気を配っていれば、
アルコール依存症にもならずに済むし、脳や内臓もヤラレずに済む。
男女の別は関係なく、初期段階での節制が重要だ。

つづく。


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