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入院時の楽しみ

夏の高校野球県予選のトーナメント表を見た。
シード校の中には、元女子高だった学校や昔は無かった名前の学校が目立つ。
私立ばかりになって高校野球がつまらなくなった。
強豪公立高校はどこへ行ったの?
公立校が試合をしていると、そちらばかりを応援したくなってしまう。

公立高校が勝てなくなったのは「甲子園のビジネス化」が原因だ。
俺たちの時代は、高校野球の監督と部長は学校の先生だったが、
私立高では、校外関係者の監督を高年棒で招き、
全国からスカウトして高校生をかき集める。
もはや学校のクラブ活動ではない。
たしかにマー君やダルビッシュは、北海道や東北の高校なのに関西弁だったよな。
ん~何県代表の学校なの?
せめて、同じ都道府県内に住所を持つ子にプレーしてほしい。
あ~、でも移住させて住所を変えられたら一緒か。
ダメだこりゃ。。。

俺が精神病院に入院していた時、
テレビで放映される、大相撲と夏の高校野球地区予選の中継が楽しみだった。
テレビカードをたくさん持っている高齢の人のベッドの周りは、
入院患者で人だかりとなっていたのを覚えている。
相撲の取り組み表と高校野球のトーナメント表の新聞の切り抜きを、
妻に家から持って来てもらい、赤鉛筆で毎日チェックしていたのだが、
朝のスポーツ新聞争奪戦は、並びまで出た。
まあ、それくらいしか楽しみが無かったので仕方がない。
そのとき新しい高校名や、女子高だったところが共学になっていたり、
人数不足のために別の2校が混成チームを組んでいることを知った。

楽しみと言えば、カレンダーの数字を毎日黒く塗りつぶして退院の日を待つ人が居たり、
朝昼晩3食の献立を毎日ホワイトボードに書いて、病室の人に周知させる人もいた。
ただ、同じアルコール専門の病室には、糖尿病の人や俺のような肝臓病の人も居て、
献立表とは別メニューだったので、毎食悔しい思いをしたのを覚えている。
「あれっ、七さんのおかずこれだけしかないの?」と同情され、
「これあげる」と、コッソリふりかけを頂いたりした。
大事そうにそれをベッド脇の引き出しの中に隠すのだが、
翌日の朝には持ち物チェックで見つかり、没収された。
退院時にふりかけ2袋と、グレープ味のミンティアを返されたが、
「もーいいよ」と受け取らなかった(笑)


つづく。


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