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安全パトロール

昨日、同業種の組合の安全パトロールがあった。
まあ年間行事こなしのひとつではあるのだが、年々その参加者数が減っている。
そのいちばんの理由が、組合員の高齢化だ。
かつては20人くらいの参加者がいたが昨日は8人、
パトロール後の反省会と称した飲み会も無いので、お爺さんたちの出席率も低い。
俺が参加し始めたころは、パトロールよりも飲み会のほうが主目的だった。
労働基準監督署の人や役所の人も午後休を取り、その宴会に同席していた。
今では考えられないことだ。

俺は親父の代行でそのパトロールに出役し始めてから26年が経つが、
俺より年下は2人しかいないので、そこでも俺は永遠の"若手"である。
同年代の人たちと、そろそろこの組織のカタチを変える必要があると言っているが、
「例年通り」が大好きな年代の人たちに、50代の若手はなかなかそれを切り出せない。
年長者からそれを言ってもらう必要がある。


いよいよスギ花粉のシーズン入りへ。
明日からの3連休から徐々に気温が上昇しやすくなり、
連休明けは一気に花粉の飛散量が急増する可能性大。
今シーズンの花粉量は、比較的飛散量の多かった昨シーズンよりは少なめだが、
例年並みかやや多い飛散量が予想されている。
多いの?少ないの?どっちなんだい!

まだ耳鼻科に行っていない花粉症の妻は、焦りの色を隠せないでいる。
同じく花粉症の長女も、薬を貰いに来るだろう。
杉山桧山に四方を囲まれているウチの周りは花粉症のメッカである。
花粉症患者を扱う医院も多い。
人によって効く薬が違うようで、皆行きつけの医院も違っていたりする。
ウチの家族は俺以外全員花粉症だが、いろんな医院を回り、
酒蔵見学の試飲の如く、みんなで薬の飲み比べをしている。


サントリー、ジン生産能力2倍に増強…
ジンは「ジュニパーベリー」と呼ばれるセイヨウネヅ(西洋杜松)という、
針葉樹の実を主体に様々なボタニカルを使用し香り付けしたスピリッツ。
酒好きだった俺も、ジンには手を出したが依存はしなかった。
どうもあの松ヤニ臭さが好きではなかったのだ。
まあ今後酒を飲まない俺には関係ない話ではあるが。


つづく。


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世代間の言葉のちがい

昨日は、地震の震度についての勘違いのことを書いた。
世の中には他にもいろいろな勘違いがあったり、
世代間によって言葉の使い方が異なることもある。

例えば、「1時間弱ってどれくらい?」と聞かれると、
俺は1時間よりちょっと少ない50~55分くらいだと思いつく。
同じく「1時間強は?」と聞かれれば65~70分と答えるだろう、
まあそれが正解のだが、
10歳の若い人に聞くとそれとは別の答えが返ってくるケースもあると言う。
1時間弱について、10代の人は「1時間10~15分くらい」と返ってくるとか。

もともと時間には正確な日本人だはあるが、
「時間に間に合わなかったらどうしよう」
「遅刻したら相手に迷惑をかける」
極端な場合「遅刻したら罰金」など。
それに我々の業界にはやたらと気の短いせっかちな人も多い。
約束の時間に10分以上遅刻すると相手に帰られてしまうこともある。
時間厳守が当然で、遅刻の旨を連絡をしても言い訳に捉えられたりする。
なので俺は若いころから10分前行動が染みついている。

もともと1時間弱とか1時間強という言葉というのは、、
時間に正確であろうとする日本人の強迫観念みたいな、
時間に正確でありたいという古くからの日本人の気質に合致する。

若い世代ということと、圧倒的にスマートフォンを1人1台持って、
常にそういうものを持っているっていうことが当たり前の世代の人は、
待ち合わせで待たせるとか、時間に正確でないといけないという意識が、
多分だいぶ薄れているのではないかとも思う。
遅れる事をすぐに伝える手段があるので、遅れる事を伝えておけば大丈夫と思う人が多いのかも?
ただ人として、時間を守るってことは、待ち合わせの時間に来る約束を守るということ。
時間にルーズな人は、信用を失うと思うんだけどな。

「やばい」の新しい意味
危険なこと。不都合なこと。あぶないこと。だと思っていたが今は違うらしい。
非常に興味をひくさま。大変面白いと感じる様子を「ヤバい」と言うらしい。
たとえば「これ美味しい、やばいよ」などというプラスの評価で使う言い方が現れ、
]若者の間では、「最高である」「すごくいい」の意にも使われる。
ネガティブな意味で使われ、もう一方ではポジティブな意味で用いられる。
「やばい」の表す意味が非常に多岐にわたる。
なんか雪のおかげでデスクワークが増えて、雑学が身に付いた(笑)


つづく。


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震度の勘違い

5日月曜日のお昼くらいから細かい雪が降り出した。
気温も下がりサラサラとした雪だったので、「長引けばこれは積もるぞ」と覚悟した。
案の定、雪は降り積もった。
しかし、ウチの周りでは夜中に短い停電があっただけで、
大勢に影響は無かったのでホッとしている。

能登半島地震では、時間が経つにつれ被害の全容が見え始めて来た。
日々復旧作業に当たられる方も多いでしょう。
くれぐれも二次災害が起きないよう安全作業をしてください

月曜日、雪で午後の仕事を棒に振った俺は、とても興味深い記事と動画を見た。
能登半島地震では最大震度7を観測した場所もあり、
阪神・淡路大震災を起こした地震や熊本地震よりも大きな規模だったそう。
「最大震度7ということは、その上の震度8はあるのか?」

震度階級 ↓
「震度0~4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級
その中でも震度5と震度6は、同じ震度であっても被害状況の幅が広すぎたため、
「震度5弱」と「震度5強」、「震度6弱」と「震度6強」に分け、
震度5弱と震度5強はともに旧来の震度5で、
震度6弱と震度6強はともに旧来の震度6と説明していた。

計測震度0.5未満は一律に 震度0
計測震度0.5以上1.5未満は 震度1
計測震度1.5以上2.5未満は 震度2
計測震度2.5以上3.5未満は 震度3
計測震度3.5以上4.5未満は 震度4
計測震度4.5以上5.0未満は 震度5弱(旧来の震度5)
計測震度5.0以上5.5未満は 震度5強(旧来の震度5)
計測震度5.5以上6.0未満は 震度6弱(旧来の震度6)
計測震度6.0以上6.5未満は 震度6強(旧来の震度6)
計測震度6.5以上は一律に 震度7
例えば、震度5弱は震度4.5~5.0だが、俺はその動画を見るまでは、
震度5弱は震度5.0~5.5だと勘違いしていた。
さらに言えば、震度3と言うのは震度2.5から3.5ということだが、
以前の俺は、震度3は震度3.0~3.9までだと勘違いをしていた。
目からうろこだった。

そして、なぜ震度8を作らないのか?
震度8を作らない理由は、
「震度8相当の揺れが起こった時に何が起こるか分かっていないから」
「震度7の時点で最大級の防災対応がとられるのでそれより上を作っても防災上の意味が薄いから」
ということだそうだ。
勘違いや思い込みは怖いと思った。


つづく。


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入院中のノート

昨日午後から降っていた雪は夜中にはみぞれに変わった。
とりあえず人の歩く場所だけ雪掃きをした。
気温もそれほど低くないので路面凍結も大丈夫そうだ。
道路はぐちゃぐちゃだけど4駆に入れれば朝から普通に行けそうだ。
ただ、スタックする車もいるだろうから渋滞を避けて早めに出発しよう。
新聞はまだ来ない、カブではまだ厳しいかも?

久しぶりに精神病院入院中に書いたノートを読み返してみた。
最初の2週間は鉄柵のある保護室の中で点滴で繋がれていたので文字を書いていなかったが、
3週目に3階の閉鎖病棟に移ってからは、スケジュール表を書き始めた。
スケジュール表と言っても日々の大便小便の回数と、
起床から消灯までのタイムスケジュールを記しただけのものだった。
間違いだらけで筆圧は弱く、まるでミミズが這っているような文字だった。
その後筆圧も強くはなっていたが、ニョロニョロの文字は1ヵ月以上続いた。

入院1ヵ月が過ぎたころ、断酒プログラムを開始すると言うことで2階の開放病棟に移った。
そして訳も分からず院内ミーティングに参加させられた。
しかしそのミーティングの場で、眠気に襲われるともに幻覚を見てしまい、
ミーティング中にもかかわらず、暴言を吐いてしまったようだった。
その時のおぼろげな記憶の中に、医師の「まだ早かったかな?」という言葉があった。
そしてまた閉鎖病棟に戻された。
窓の外の田んぼの稲の生長や田んぼに張った水の量をボ~っと眺めたり、
夕方4時に大きい犬を連れたおじいさんが散歩する様子を見ていた。

入院して3ヵ月が経った頃、SMARPP-24を購入しアルコール依存症の勉強し始めたころから、
ノートに書いた文字は徐々にではあるが正常に戻っていったのが明らかにわかる。
やっと脳みそが動き始めたようだ。
再度2階の開放病棟に移ったころには、身体は動きづらかったが頭はスッキリしていた。
しかし引っ越しして2日目に謎の高熱に襲われ失禁もした。
後で看護師に聞いたら42℃以上あり「わたしもあんな体温見たの初めてでした」と言われた。
そしたら今度は一人部屋の特別室に移された。
高熱は1日限りで、その後は頭の回転も戻りまたまた2階の開放病棟へ移り、
晴れて断酒プログラムが始まった。

あの42℃オーバーの謎の高熱を境に、ノートに書く俺の文字は格段に変化し、
現在書く文字と遜色ないほどに戻っているのがわかる。
書いている内容も正常に戻っているようだ。
あの高熱は、いわゆる「知恵熱」だったのか?

開放病棟に移り断酒プログラムを開始してからは退院の二文字ばかりが頭に過ぎった。
退院に対する不安も多々あったが、一刻も早く元の日常に戻りたかった。

断酒生活もそろそろ丸7年、4月からは8年目を迎える。
あの現実社会から隔離された入院生活に戻ることは今後ないだろう。
というか、あってはならないのだ。


つづく。


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雪予報 ヤバい?

今日は昼過ぎから6日(火)午前中にかけて、南岸低気圧の影響で、関東は広く雪や雨。
山沿いを中心に大雪の恐れがあり、平地でも積雪となる見込みだ。

関東地方北部の山地         20~40センチ
関東地方北部の平地         10~20センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 20~40センチ
関東地方南部の平地          5~10センチ
東京23区               1~5センチ

今度はヤバいか?
10年前のドカ雪を思い出す。
「どうせ雪なんか降らないよ」と楽観視し、積もってからやっと慌て出す。
そんなことの無きよう、もしものことを考え、雪が積もると考えて、
降らなくても、「降らなくてよかったな」とすれば良い。
とりあえず降ると思って準備をしておこう。
午後はあまり遠出はしないほうが良さそうだな。


土曜日の夜、急に長男が帰って来た。
「どうしたの?」と聞くと、県の駅伝大会に出場するとのこと。
去年のうちにエントリーしていたことを忘れていた彼は、
仲間からの直前の電話で思い出したそう。
ただ彼は卒論が佳境に入っているとのこと。
「大丈夫なの?」と聞くと、「断れなかったんだよ」と。
NOが言えず断れない性格は誰に似たのか(笑)

その駅伝は、彼が高校の陸上部時代にも出場した大会だ。
今回は市町村男子の部で出たそうだ。
当日の昨日朝5時半、チームの集合場所まで車で送って行った。
スポーツ協会の人には俺の知り合いも多く、
「なんだ~、ななさんちの息子さんだったんだ~」ってことになった。

駅伝の結果は、練習不足ながらもボチボチだった。
今はネット速報で即座に順位もタイムも出るんだね。
年明けから大学の図書館に詰めている彼は、練習を全くしていない。
いくら中高大で陸上部だったからと言って、練習無しで駅伝大会は無謀だったが、
大会を怪我なく終えられたので安心した。

そして彼は実家に立ち寄ることもなく、駅伝大会終了後に慰労会にも出席することなく、
競技場から最寄りの駅まで送ってもらい、電車に乗って新潟に帰って行った。
若いって凄い、そしておつかれさま。
卒論ラストスパート頑張れよ!


つづく。


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ウソと秘密とタブー

昨日の日記は「秘密」や「タブー」について書いた。
これをアルコール依存症に当てはめて考えてみる。

アルコール依存症者はウソつきだと言われる。
「嘘をついてでも酒を飲みたい」、「飲まなければならない」、
といった症状や思い込みからウソを付いてしまう。

アルコール依存症者の行動例
・うそをつく  → 飲んでいるのに「飲んでいない」と言う
・言い訳をする → 自発的なのに「飲まざるを得なかった」と言う
・約束を破る  → 「今日は真っ直ぐ帰る」と言ったのに飲んで帰る
・攻撃的になる → 飲むと暴言・暴力が出現する

アルコール依存症者の心理(本音)
・こんな飲み方はいけない
・健康になりたい
・酒にふりまわされたくない
・かっこ悪い自分を否認
・過剰適応・必要以上にがんばる
・白か黒か、中間がない
・弱みを見せられない
・素直に助けを求められない

こういった心理的葛藤の末にウソを付く。
プライドの高さから、「絶対にウソがばれてはいけない」となり、
綿密な計算をし、秘密を隠して高度なウソを付く。
ではなぜ否認をするのか?
それは問題飲酒を正直に認めると飲むのをやめなければならなくなるから。
「酒なしには生きられない自分」を必死に守ろうとしているのだ。

依存症者のウソを見抜いた家族が起こしがちな行動(タブー)
・飲酒の量や機会をコントロールしようとする(監視)
・飲酒の原因をコントロールしようとする(説教)
・飲酒の結果をコントロールしようとする(尻拭い)
この結果、依存症者は飲酒によって困った事態が起きても、家族が心配して世話してくれ、
尻拭いしてくれるので、自分で責任を負わずに飲み続けることができると、
自分にとって都合の良い方向に理解してしまう。

アルコール依存症は、決して完治はしないが回復はできる病気だ。
自分で断酒や減酒が出来なければ、羞恥心を捨てて医療機関にかかるべきだ。
治療の方法として、多くの場合は俺みたいに入院治療が選択される。
医療機関では治療や投薬のほかにも、様々なことを学び自分の無知と愚かさを知る。
真剣に考えているのならば、それがアルコール依存症回復へのいちばんの近道だと思う。


つづく。


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ご法度とタブー

岸田総理は「マイナカードの取得完全義務化は現段階では難しい」と言いだした。
そりゃそうだ、そもそもマイナンバーカードの取得自体が任意でスタートしたのだから、
紙の健康保険証を廃止しても、マイナ保険証を持たない選択をする人は相当数いる。
当分の間、俺もポイント目当てで作ったマイナカードと保険証のカード2枚持ちで通院する予定。
この分だと細分化されて複雑になった運転免許証との紐づけは絶対ムリだろうね。

国民にマイナカードなどを押しつける前に、
政治資金管理のデジタル報告書提出とその公開を最優先すべきだ。
完全なデジタル化をしていれば、今回の裏金問題も防げたはずだ。
まあほとんどの議員が隠し事をしているから全容解明はムリだ。

俺がまだ中高生のころ、酒タバコはもちろん、バイク中型免許取得、ズル休みなど、
先生への陰の言い付けいわゆる「チクリ」は反則と捉えられていた。
たしかに裏で法律や校則に背いて悪いことをしていたのだが、
教師の立場からの視点でチクリ魔を見ると、正義の助っ人的高尚な存在だろうが、
そんなことをしたら仲間内からは当然嫌われハブられた。
チクるやつも、正義の味方になれるほどの完璧人間ではない。

他人に損害を与えたり自分が被害を受けるような行動なら、
それを正すためのチクリも大いに必要だと思うが、
赤の他人がいちいち無関係の人の秘密に首を突っ込んでそれを晒すような行為はどうかと思う。
自分の1日の行動を映像に残されたらどうだろう。
休憩時間が10分ズレてもサボりだと告発されてしまうか?
制限速度40キロの道を周りに合わせて50キロで走ったら道交法違反と訴えられてしまうか?
機械のような精度を求められては息が詰まってしまう。

SNSが発達し蔓延したこの世の中、晒し屋や世直し系、私人逮捕系など、
面白半分、さらには収益のために他人事を全世界に向け発信するチクリは正義ではない。
犯罪の抑止につながる面も一部では否定できない一方で、えん罪やトラブルを生む危険性もある。
さらに撮影された人の中には、1本の動画によって人生を狂わされ、
命を絶つことまで考える人もいる。

今は何でも白黒はっきりさせたがる風潮にあるが、
臨機応変に「ご法度」、「秘密」、「タブー」、「NG」を使い分けなければならない。

「ご法度」とは、禁じられていることやしてはならない事柄のこと
「秘密」とは、他人に知られないようにすること。隠して人に見せたり教えたりしないこと。
「タブー」とは、ある集団の中で言ったりしたりしてはならないこと
ちなみに「NG」は和製英語なので英語圏では伝わらない。


つづく。


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去勢・避妊手術

去年の今ごろ、生後半年のチビは去勢手術でさくらねことなった。
チビは現在推定年齢1歳半、身体もメス猫のサビ親子よりも大きくなった。
1年前のチビは、他のオス猫に度々いじめられて、
血を出したり足を引きずって帰って来たこともあったが、
現在のチビは、周りのオス猫も一目置くストリートファイターへと進化した。

サビ親子も、チビが来る前までは近所のオス猫から逃げ回っていたが、
今ではチビを用心棒として見ているようで、まるで本当の親子のように、
右耳の切られた3匹が固まって一緒に寒空の中、終始リラックスして日向ぼっこしている。

去勢・避妊手術をすると発情行動が無くなり、精神も安定しやすくなるというが、
実感としては、オスはいつまでもやんちゃだし、メスはいつまでもツンデレなので、
基本的な性格は変わらないと感じている。

ノラ3匹は2年のうちに避妊手術と去勢手術をしている。
これは決してノラたちが望んだことではないが、
フリーセックスのノラ猫は驚くほどのスピードで増えてしまう。
それを防ぐには強制的な手術もある意味仕方ないことだと思っている。
これも人間のエゴでしかないのだが、ノラ猫がどんどん増えて、
飢えたり、ゴミをあさったり、交通事故にあうノラ猫を減らすにはやむを得ない。

その点人間は、性同一性障害の人を例に挙げると、
「からだの性別」を「心の性別」に合わせる性別適合手術を自らの意思で行う場合がある。
ここで性同一性障害とはいわゆる性転換症のことで、からだの性別(sex)と、
本人が自覚する心の性別(gender)が一致しないために苦しむ状態で、
その原因はいまだ完全には解明されていないが、
生物学的な問題、すなわち胎児期に身体または脳のいずれかの性分化に異常が生じた結果だ。

LGBTQに関する問題は、あっちを立てればこっちが立たずまだその逆も然り、
法律で決めてしまえば管理は楽だが、心の問題を法的にひとくくりにできるものでもない。
そしてそこに、決して酷い差別や人権侵害があってはならない。

話は飛ぶが、去勢・避妊手術をしたネコの性格が変わらないのであれば、
断酒をしたアルコール依存症の人間の性格は変わるのか?
俺個人の実感としては、飲んでいた時と今では性格の変化はない。
ただ常に素面でいるということだけだ。
肉体的には断酒前より頭も体も動けるようになったので健康的である。
変わったことと言えば、周りの俺を見る目くらいかな。
「ななさんが飲まなくなったら面白くないよ」と言われることもあるが、
断酒8年目ともなるとそれも周囲に浸透してきた。

結局、無理な飲酒は本当の自分を消すための行為に過ぎなかった。


つづく。


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ロシアとウォッカ

ウクライナへの侵攻を続けるロシアで、ウォッカの売り上げが記録的な水準に達している。
ロシアメディアは、飲酒量の増加は軍事作戦が終了するまで続くだろうと予測している。
消費量の増加に伴って、アルコール依存症の患者数もロシア国内で増えている。

ウォッカに限らず、アルコールは戦争において4つの主要な役割を果たしてきた。
第一は医学的なもので、負傷者の麻酔と治療、感染症の予防(消毒)などに使われてきた。
アルコールには強力な治癒力があると信じられていた。
第二は興奮効果で、適度なアルコールが戦闘のストレスを和らげ、
勇気を与えてくれて、戦闘を楽にしてくれた。
第三はリラックス効果で、眠りを誘い、感情を麻痺させてくれた。
そして最後はエネルギー源であり、とくに純粋なウォッカを兵士たちに提供した。

「ロシア人はウォッカばかり飲んでおり、アルコール中毒がとても多い」
というステレオタイプが存在する。
ロシアはクリミア問題やチェチェン共和国との紛争などのさまざまな政治的問題を抱えており、
1993年以降人口が減少し続けている国だ。
このようにロシアは多数の問題を抱えているが、その中でも最たるものが「アルコール依存症」

ロシアのアルコール問題は長年にわたって深刻だった。
この問題を打破するため、2010年にロシア政府が「反アルコール政策」を実施。
この反アルコール政策では、23時以降のアルコールの販売が禁じられただけでなく、
ウォッカの最低価格は2倍に引き上げられ、アルコールに関する広告が禁じられた。
2010年以降ロシアのアルコール問題は改善傾向にあったのだが、
ここにきて再びアルコール依存症者が急増している。

もともとロシア皇帝軍の特徴は、ウォッカについて自由で寛容なことであった。
浴びるほどウオッカを飲むことが軍隊での習慣であり、
そしてその習慣が規範にまで高まり、国民性の重要な一部分となった。

アルコール依存症には精神症状と身体依存がある。
習慣的な飲酒によってアルコールの効果が弱まり、酒量が増加することで耐性が形成される。
「飲まないと1日が終わった気がしない」
「リラックスできない」
「情緒が不安定になる」
などの精神症状が現れるようになる。

独裁者が国を崩壊へと導いていて何も抵抗出来ないんだから酒も飲みたくなるだろう。
いつ徴兵されて死に地へ送られるかも知れない、毎日生きた心地がしないであろう。
素面ではいられないのもわかる気がする。
酒に逃げると言うより、酒で脳を麻痺させ、爆発しそうな自分を抑えているのだろう。


つづく。


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