自分を分析

最近、夕方からの作業ミス、計算ミスが目立つ。
数字の読み違いが特に多い。
例えば、976を796とか。
翌朝スッキリした頭で見ると、簡単に気付く凡ミスだ。

俺は、苦労を内に秘め自分の中だけで処理しようとする
典型的な依存体質の持ち主である。
自分が納得できなければ、とことんまで追求してしまう。
モヤモヤしたら明日に回せば良いものを、
つい焦ってしまう。

翌日から職人さんに気持ちよくスムーズに仕事をしてもらうためなら、
夜7時から翌朝8時までは就業時間外であり、
俺が勝手にやったことだから、
賃金が発生しなくても悔しくない。
自己満足に近い作業だが、
翌日の「ありがとう」や「助かったよ」の言葉を聞くと、
（やって良かったな）と、
これも勝手に腹の中でガッツポーズをとる。
特に俺の得意分野となると、
どうしても突っ走りがちになってしまう。

自分が満足するよりも、「気持ちよく仕事してもらいたい」といった、
常に相手の顔色を伺っている『弱虫』でもある。
どうしても勝負に出なくてはならにときには、
以前の俺ならば、弱い自分を隠すために「酒」の力を借りた。
酒の酔いに任せて間違った選択をしたこともあるが、
失敗しても「酒」のせいにして逃げたりした。
疲労困憊でも「酒」によって頭と体を麻痺させた。

人間の体は不死身ではない。
年齢も50代半ばを迎え、ガタが来始めているのも実感している。
肝臓と脳ミソにも爆弾を抱えている。
考え方を変えれば、1人で半日かかる作業も、
2人でやれば1時間で終わらせることができたりする。
俺の不得手な作業も、プロに頼めばチョチョイのチョイとこなしてしまう。
多少の時間ロスがあったとしても、
自分1人で消化しようとせずに、助けてもらうことも大切だ。

最近は、『協調性』を意識して行動するようにしているが、
無理に頼むと相手が、
「イヤだろうなあ～」とか、「迷惑だろうな～」と考えてしまうと、
「いいよいいよ、俺がやっておくから先に帰って♪」
なんて言ってしまう。
ホントは手伝ってもらいたいくせに、人に嫌われることを極端に恐れるのだ。

その反面、まれに納得できない理不尽なことを言われると、
堪忍袋の緒が切れて大爆発！してしまうこともある。


困った性格である。

つづく。



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