入学式は親子で

金曜日の昼間、水分補給のたにローソンに寄ったら、
レジ前に黒い行列が！
店の近くの高校の入学式の帰りのようだった。

ブカブカの制服の子供たちと、
ピカピカに黒光りしたフォーマルスーツのマダムの皆様。
ほぼ全員が親子連れだった。
中には両親が付いて来ている新入生の姿もあった。
妻の言う通り、ほとんどの親が入学式に来る時代なんだね。

俺たちの時代は、高校の入学式に親が来るヤツなんて一人もいなかったのに。
経験者の妻が言うに、卒業式も同じような状態だそうだ。
高校の卒業式なんて、学生のものじゃないの？
同輩や後輩との時間のほうが大切じゃないの？
高校生活最後の日に、親が居ては盛り上がれない。

遠い昔の話だが、俺たちのころは、
卒業式終了後から、卒業証書を持ったまま同級生の家を泊り回っていた。
現代では、そんな奴らはクズ扱いされるんだろうな。
黒い行列でレジ待ちに時間がかかりそうなので、
2km先のセブンに寄り直して炭酸水を買った。

昨日は、終わり現場のバリケードを撤去し、
残材片付けをしてきた。
キャンプ場は4月1日から既にオープンしているので、
利用客が来る前に朝一で行かないと脱出不能になってしまう。
「8時までが勝負だな」と、家を7時に出た。
宿泊客はまだ朝食の準備も始めていなかった。てか寝ていた。
作業中、一人また一人と起きて来たので、
そーっと音を立てないように作業を終え、そそくさと現場を後にした。

今日は、次の現場のお客さんのお宅まで、
午後から打合せに行ってくる。
それまでに図面や必要書類を作らなければならない。
図面も頭に叩き込まなければ。
やっぱり今週も休日はお預けだ。

まあ、急に休日に何かしようとしても、
何も思い浮かばないんだけどね。

さっき起きたら妻も起きていた。
そこで言われたのが、
「今日は義父さんの命日だがから義姉さんたち来るって」
あっ！、忘れていた。
親父が亡くなってから11年も経つんだな。
夜が明けたら墓掃除に行ってきますか。
まあ彼岸に掃除したから、杉っ葉を掃くくらいだろうけどね。


つづく。



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