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心の障害者

吉野家の「田舎の生娘シャブ漬け戦略」
呆れてものが言えない。
田舎差別、女性蔑視であるのはもちろん、薬物で苦しんでいる人もいるのに、
冗談にして笑って話してはならない。
他にも「家に居場所のない人が何度も来店する」という趣旨の発言もあったそう。
顧客を中傷する発言をすることに強い怒りを覚えたし、
その発言が教育機関でなされたことにも驚いた。
また、教室にいた受講生の中には笑っている人もいたという。

店のターゲットは明らかにサラリーマンや学生中心であり、
あまりに言葉に過敏になりすぎていないかと言われるかもしれないが、
今の時代、昭和の根性論を持ち出しても的外れである。
そもそもこの人には、客を物として見下す、
人を押しのけてでも勝つということしか頭にないのかと思ってしまう。
この人の心の奥底に、そういった思想があるからこそ出てしまう言葉であり、
失言という程度では済まされない事例だと思う。

都市部の駅前店の話だけを言っているのかもしれないが、
田舎にも吉野家はあるだろうし、
田舎のバイパス沿いは、競合他社の店も乱立している。

ジェンダーの問題は、今に始まったことではないが、
俺は今までその件については意識したことがない。
男女関係なく、1人の「人」として見ているつもりだ。
男が女に勝っているものって、腕力くらいじゃないの?

それに、我々依存症者は、「中毒」や「依存」という言葉に敏感である。
依存症は、なりたくてなったわけではない、
結果的に中毒や依存症になってしまったとしても、
それを克服すべく日々苦しんでいる人も多い。

発言では「男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」
とも言っているようだが、それは違う。
中毒、依存症になったら、物の値段など関係なくそれを求めるものである。

こういった思想の持主は、政治家をはじめとしてまだまだ多く存在する。
この人にとっての、田舎者、女性、心の病気は、差別の対象なのだ。
障害者の対義語に健常者と言っているかもしれない。

自分のことを「ふつう」と思っている人ほど、
人の痛みが理解できていない「心の障害者」ではなではないだろうか?


つづく。


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