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1年半ぶりのアルコール外来

連日の暑さと打って変わって昨日は寒いくらいの1日だった。
調子が狂ってしまう。
まあ連日の夏日で、おじさんの身体はビックリしていたので、
クールダウンと言ったところだろうか。
でも、冷えから来る身体の不調には十分注意せねば。

昨日は予定通り、精神病院の外来に行ってきた。
受付をしていると、入院当時からいる女医さんが声をかけてくれた。
医「七さんお久しぶりです~♪ お元気でした?」
俺「はい、飲まずに元気でやっています」
医「ちょっと痩せた?」
俺「このところハードワークが続いていまして」
医「顔色が良さそうなので安心しました」
久しぶりの女医さんの顔に、懐かしさを感じた。

受付を済ませ、待合室で初診の問診票を書きながら順番を待っていると、
10分ほどで俺の名前を呼ばれた。
懐かしの診察室に入ると、主治医が
「お久しぶりです、今日は何かありましたか?」と訊ねて来た。
俺の再飲酒が始まったのではないかと思われたようだった。
俺「いやいや、何もありませんよ」
 「コロナも落ち着いているし、先生に忘れられないように来てみました(笑)」
医「お元気そうで何よりです」

過去1年の肝臓の数値を表にしたものを見せながら、
癌の手術後の経過と近況報告を話し、
「それに、今日は5年目の入院記念日なんですよ」と言うと、
カルテを見直しながら「あっ本当だ、あれから5年も経ちますかぁ」
「七さんのように元気でいらっしゃる患者さんを見るとホッとしますよ」と。
「それはなぜですか?」と聞くと、
コロナ禍で、通院や退院した患者の訃報を数多く聞いているらしかった。
特に去年は、病死や孤独死の人が多かったとか。
「たくさんの患者さんの残念な電話があると、慣れているはずの私でも凹みますよ」と。

酒は違法薬物指定されているわけでもないし、
安価でどこででも手に入れることができる。
回復に向けて頑張っていた人も、
外出規制や職を失ったことで、家に籠るようになる人も少なくなく、
無理やり忘れようとしていたのに、心のバランスを崩し、
再び「酒」に手を出してしまうケースが多いそうだ。

また、コロナ禍になり、アルコール依存症患者は2極化しているとも言っていた。
1, 暇だったり寂しかったりして、再飲酒してしまう人
2, 酒宴や旅行の機会が減り、酒を忘れられた人

入院時にも言われていたことだが、
仕事や趣味に心の拠り所を上手に見つけることができれば、
再飲酒の危険性も減る。

俺にとっての心の拠り所は、
成人した3人の子供たちと4匹のネコたちだな。

次に病院を訪れるのは、がんが再発した時かな?

つづく。



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