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課税対象

週末は天気が良かった。
でも暑い~

体調回復のために試供品の総合栄養食ゼリーを与えていたら、
病み上がりのクロが、ゼリーとチュールしか食べなくなってしまった。
カリカリの上にチュールを搾っても、カリカリをよけてチュール部分だけを食べる。
わざわざチュールを買うのもどうかと思うので、
時間をかけてカリカリに戻していこうと思っている。

休憩の時間の茶飲み話だが、
ロト7がキャリーオーバーしているらしく、
宝くじが当たったら何を買いたいか?という話になった。
宝くじね~、
とりあえず多くの口座を作って振り分けた後に、冷静になって考えるかな?
・運転資金口座
・子供たちに残す口座、
・趣味口座
・ちょっと贅沢しちゃおう口座
・怖いけど試してみよう資産運用口座
みたいな。。。
あまり夢がないね(笑)

そういえば、宝くじって所得税はかからないらしい。
公営ギャンブルやパチンコでは、得た利益は「一時所得」に分類されるそうで、
利益が年間50万円を超えた場合、超えた部分は課税対象になるんだとか。

ネットニュースで、
芸人さんが6千万円以上の大穴を当てたけど、
税務署から巨額追徴課税を受けて国税に不服申し立てしているそう。
たとえば、1億円使って6千万勝っても課税対象だそうで、
それってなんかおかしくない?
そんなに賭けられるギャンブラーもごく少数だろうけど、
まあ、当たってもバックレている人が大多数だろうね。
遠い昔、俺もスロットで年間50万以上勝てた時代が数年続いたが、
そんなことは気にしたことが無かった。

例えば仕事でも、1千万で請け負った仕事で、百万の赤字が出たとしても、
売り上げの1千万に対して税金がかかってくるんだから、
仕事として競馬をやっていたら税金を払う義務があるって解釈なのか?
今回の場合、芸人さんの副業として競馬をやっているんだったら、
しょうがないか。

つづく。

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入院時の思い出

天気予報がホントあてにならない。
さっき見たら、今日は30℃オーバーだって。。。
昨日はそんなこと言っていなかったのにな。
まあ今日は日曜日だし、妻は出勤だから1人なので、
どうでもいいや。
 
昨日のブログで、入院時のことを書きながら、
精神病院内でのプログラムのことを思い出していた。

以前から書いているように、アルコールの場合は通常の入院期間は3ヵ月だが、
俺の場合は症状が重く5ヵ月かかった。
通常ならば、1ヵ月閉鎖病棟と残りの2ヵ月は開放病棟なのだが、
俺の場合は3ヵ月間、保護室と間閉鎖病棟と開放病棟を行ったり来たり、
やっと4ヵ月目に開放病棟に定着することができ、
断酒プログラムを開始して、本来の入院の目的を達成すべく動き始めることができた。

入院中に書いたノートを見てみると、
そこに張り付けた高校野球地区予選のトーナメント表があった。
試合日と両チームの得点もキッチリ書いてあった。
その隣のページには毎日のスケジュール表と1週間ごとの予定表が書いてあった。
入院当初は小学生のような字で内容も支離滅裂だったが、
このころになると、書いた文字が読めるようになって、
その内容も整合性が取れている。

毎日決まった時間に起床就寝、3回の食事、朝昼のラジオ体操、中庭の散歩、
1日の排便と排尿の回数、週2回の入浴、洗濯の日も書いてあった。
断酒プログラムは、日曜日を除く毎日何かしら行われていて、
院内研修として、座学やミーティング、
院外研修として、AAや断酒会例会への出席があった。
空いた時間は、読書やSMARRPの勉強に当てた。
中には1日中腕立て伏せと腹筋で筋トレしている人も居た。

院外研修への移動方法は公共交通機関を利用したのだが、
ふだんから車移動だった俺は、初めてPASMOの存在を知った。
入院時車いすだった俺は、最寄駅から例会場への徒歩移動では、
転倒の恐れがあり、みんなについて行くのがやっとだった。

シャバに出ると、飲酒と喫煙の誘惑にあふれていた。
断酒と禁煙を同時にしていた俺には、
軽食を買うために立ち寄るスーパーやコンビニが怖かった。
店に入っても、パンとお茶以外は見ないようにした。
再入院を繰り返しているベテランさんは、
集合場所と集合時間だけ聞いて、どこかに雲隠れしていた。
糖尿病で食事制限をされていた人は、どら焼きやあんドーナツに貪りついていた。
ゴミや空き缶は、最寄り駅のごみ箱に捨てて証拠隠滅した。

さすが否認の病アルコール依存症である。
隠すこと、嘘をつくことには抜け目がない。
再入院する人の数が多いのも頷ける。
俺は遭遇したたことが無かったが、
中には股間にウイスキーのミニボトルを挟み、靴下にツマミを忍ばせ、
帰院時に行われるボディーチェックで引っかかった人も居たと言う。

もうチョット方法があっただろうに(笑)


つづく。


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入院時の楽しみ

夏の高校野球県予選のトーナメント表を見た。
シード校の中には、元女子高だった学校や昔は無かった名前の学校が目立つ。
私立ばかりになって高校野球がつまらなくなった。
強豪公立高校はどこへ行ったの?
公立校が試合をしていると、そちらばかりを応援したくなってしまう。

公立高校が勝てなくなったのは「甲子園のビジネス化」が原因だ。
俺たちの時代は、高校野球の監督と部長は学校の先生だったが、
私立高では、校外関係者の監督を高年棒で招き、
全国からスカウトして高校生をかき集める。
もはや学校のクラブ活動ではない。
たしかにマー君やダルビッシュは、北海道や東北の高校なのに関西弁だったよな。
ん~何県代表の学校なの?
せめて、同じ都道府県内に住所を持つ子にプレーしてほしい。
あ~、でも移住させて住所を変えられたら一緒か。
ダメだこりゃ。。。

俺が精神病院に入院していた時、
テレビで放映される、大相撲と夏の高校野球地区予選の中継が楽しみだった。
テレビカードをたくさん持っている高齢の人のベッドの周りは、
入院患者で人だかりとなっていたのを覚えている。
相撲の取り組み表と高校野球のトーナメント表の新聞の切り抜きを、
妻に家から持って来てもらい、赤鉛筆で毎日チェックしていたのだが、
朝のスポーツ新聞争奪戦は、並びまで出た。
まあ、それくらいしか楽しみが無かったので仕方がない。
そのとき新しい高校名や、女子高だったところが共学になっていたり、
人数不足のために別の2校が混成チームを組んでいることを知った。

楽しみと言えば、カレンダーの数字を毎日黒く塗りつぶして退院の日を待つ人が居たり、
朝昼晩3食の献立を毎日ホワイトボードに書いて、病室の人に周知させる人もいた。
ただ、同じアルコール専門の病室には、糖尿病の人や俺のような肝臓病の人も居て、
献立表とは別メニューだったので、毎食悔しい思いをしたのを覚えている。
「あれっ、七さんのおかずこれだけしかないの?」と同情され、
「これあげる」と、コッソリふりかけを頂いたりした。
大事そうにそれをベッド脇の引き出しの中に隠すのだが、
翌日の朝には持ち物チェックで見つかり、没収された。
退院時にふりかけ2袋と、グレープ味のミンティアを返されたが、
「もーいいよ」と受け取らなかった(笑)


つづく。


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もしかして食あたり?

今日は天気予報では晴れ、
でも手放しで喜んでいると、何かのタイミングで降るんだよね。
最近、前日の天気予報では曇り時々晴れだったのに、
朝になると雨が降っているということがちょくちょくある。
その逆に朝雨が降っていない日は、ピンポイントでゲリラ豪雨になる。
空気が湿っているので、風が吹いて雲が溜まるとどこでも降り出してしまう。

月曜日には、朝晴れ間が見えたので、
ルーフィングを張って様子を見ていた瓦棒葺きの屋根を張り始めたら、
昼休みから降り始めて、1時間後にはドシャ降り、
狭い面積の屋根だったので、ギリギリセーフで棟まで終わらせることができた。
樋が残ってしまったが、今日中に終わらせてしまおう。

コロナも沈静化し始め、休日ランチを楽しむ人の姿を目にする。
奥様方の食事会って、おじさんたちの飲み会みたいなものなんだろうね。
話に花が咲いたら飛沫とか暴飲暴食も気にならなくなるのでは?(笑)
俺は、コロナが流行り出してから外食には1度も行っていない。
もともと外では飲酒を伴う会合がほとんどだったので、
食事だけだと恥ずかしながら緊張してしまう。
ちなみに飲食店にはひとりでは入れない派だ(恥)
間が保てないので食事はもちろん、ひとり飲みもできなかった。

うちのメダカは、白黒5匹ずつで250円だったメダカの子孫たちだ。
コロナ禍で、メダカを飼う人が増えて、
うちのように増えすぎちゃってどうしようもないお宅が多いようで、
最近では普通のメダカはあまり売れないようだ。
だからかもしれないが、チョットお高めの青や赤や金色のメダカが売っている。
高そうなのは、なかなか手が出ないね。
何せうちは玄関先でバケツ飼いだし、サビ親子の水飲み場と兼用なので(笑)
メダカの水、サビ親子が飲んでいるが、
もしかするとメダカのエサの味を覚えてしまったのかもしれない。
メダカたちは気配を感じると底のほうに潜ってしまうので捕食されないのだが
これからは卵から針子が孵化する。
ネコよりも成魚に食べられてしまうので、そちらのほうに気を使う。

先日のクロの不調だが、朝晩はカリカリを与えている。
昼は仏様に上げてあった白米と夕食の残りの魚の皮とアラを混ぜている。
たまに冷凍焼けしたシラスを混ぜたものも与えていたのだが、
昨日はシラスのニオイを嗅いだ瞬間にクロが走ってどこかに行ってしまった。
もしかすると、不調の原因は食あたりかもしれない。
てことは、犯人は俺ってことになる。
ごめんクロ(反省)

冷凍焼けシラスは速攻で捨てた。
これからの季節、ネコのみならず人間様も食べ物、
特に弁当の腐りには注意が必要だ。

つづく。


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結婚、交際、デメリット?

お客さんのお宅に打ち合わせに行く途中に、ゲリラ豪雨にあった。
運転中だったが、スピードを緩め走行していたら10分くらいで通り過ぎてくれた。
強風が北から南に吹いていて、雨雲のスピードも速かった。
短時間ではあったが、傘を持っていない人やチャリンコの人はずぶ濡れだった。

そのお客さんは農家さんで、有機農法にもチャレンジしているそうで、
採れた大きなジャガイモ(メークイーン)を頂いてきた。
もしかしてウチのジャガイモも採りごろ?と、
家に帰って畑のジャガイモ(肥料入り)を1本だけ掘ってみた。
数こそ10個ほど採れたが、まだ皮が薄くて粒も小ぶりで時期尚早だった。
葉っぱの色が黄緑色になってから、本格的に掘ることにする。
畑は、キュウリとナスとゴーヤーは例年通りなのだが、
長女が植えたカボチャが、縦横無尽に暴れ放題だ。
1本は、親ヅルと子ヅルを1本残しているだけだが、
もう一つは放任栽培にしてみよう!と言ったのが間違いだった。
朝見に行くと、何本ものツルが1日で50センチくらい伸びている。
葉っぱもデカいし、ナスやキュウリの茎に絡みつくし、
人工授粉はしなくちゃいけないし、とにかく暴れん坊で手間がかかる。


20代男性のおよそ7割が配偶者または恋人がいない、
そのうち4割がデートの経験がないのだそうだ。

経済が弱体化し、結婚後の人生には希望を見出しにくい。
このご時世、結婚ばかりが人生ではないと言えるが、
「めんどくさい」とか、「自分の時間を邪魔されたくない」とか、
経済的な理由以外のデメリットだけで片づけるのもどうかと思う。
確かに1人分より2人分のほうがコスパは悪い。
ただそれを上回る精神的なメリットもあるのではないか?

ネット上では匿名匿住所で本性を隠し、
もう一人の架空の人格を作りあげて疑似恋愛はできるが、
Face to Faceで向き合うことも大切ではないか?

アルコール依存症で、不安や苦痛から「酒」に逃げた俺からしてみれば、
結婚して家庭を持つ事がデメリットでしか無いと思うのも「逃げ」に見えてしまう。

結婚したからと言って、経済的な理由や勤務状況によって、
少子化に歯止めがかかるわけではない、今後も少子化は進むであろう。
だが、家庭内に話し合える伴侶が居て、
家族のためにお互いが頑張ることによって得られる充実感もあると思う。
出費を抑え、目立つような贅沢をしなければ、
結婚して家庭を持つことって、そんなに悪いもんじゃないと思う。

まあ、考え方は人それぞれだけどね。

つづく。


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旧人類(化石)

今日も雨、
地盤の緩みがそろそろ気になって来た。

今年度の総会も書面議決のところが多い。
懇親会の心配をしなくて良いということは、
アルコール依存症の俺には非常に助かるのだが、
どの総会資料を見ても、事業計画は埋まっているが、
収支予算はどの項目も減額されている。
コロナの影響で今年度も事業が中止もしくは縮小となるだろう。

かつては、年間行事と各種まつり、式典等で季節を感じることができた。
コロナが流行し出してからは、その殆どが中止となり、
大げさに言えば、天気予報でしか季節を感じられなくなった。
祝日も毎年日にちが変わるので、頭にインプットしておけない。
1週間を7日のペースを守っていると、ついつい祝日も忘れてしまう。

このままだと、いろんなものが自然消滅してしまうのではないか?
コロナが沈静化しても、復活を望むのは執行部と中高年の経験者ばかりだろう。
ウチの地区のような過疎地域では、人口の年齢分布は60歳以上が50%を超える。
年寄りは、口は出すけど動けない。
若者は、動けるけど非協力だ。
俺たち(40代50代)は、双方に挟まれている世代だ。
白でもない黒でもない灰色だ。

今までは、半強制的ではあっても、イヤイヤながらもそれに従っていた
「伝統と文化」、「例年通り」という言葉に、
疑問を持ちながらも納得していた。
でもこれからはそれが通用しなくなるだろう。
自分にとって有益なものでなければ、「無駄」なのである。
誘う側も「仕事や家庭生活に負担がかからないように・・・」と、
顔色を伺いながら、恐る恐る気を使って誘わなければならないので、
「もうどっちでもいいよ」と、投げやりになりがちだ。

冠婚葬祭も、少子高齢化と核家族が増え、それにコロナの流行や減収も影響し
これまで定着していた形式が大きく変化し、簡素化や小規模化が目立つ。
「アフターコロナ」をきっかけに、
今まで世間的にあった「当たり前」よりも、
簡素化もしくは中止が主流になるのかもしれない。

コロナ禍を受け、国民の生活は良くも悪くも大きく変わった。
「働き方改革」も一気に加速した。
コロナが収束しても、無駄なことの「見える化」と「効率化」が進むだろう。

コミュニケーション重視の俺のような人間は、
すでに旧人類(化石)となりつつある。


つづく。


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真夜中の訪問者

昨日は久しぶりに良い天気となった。
天気が良いのは良いことだが、晴れたら晴れたで暑い。
建材店の火災のニュースを見た。
ホームセンターの資材館をイメージすればよいと思うけど、
木材、新建材、塗料等、燃えやすいものばかりだ。
最近の資材不足で在庫量は普段よりは少なかっただろうけど、
売る側も買う側も痛いよね。


一昨日の夜中午前1時、家の玄関のほうで物音がしたので目が覚めた。
見ると、センサーサイトも点いている。
「新聞屋さんにしてはちょっと早すぎるな」と思い、
妻と一緒に玄関に向かうと、本家のおばさんだった。
「起きたら誰も居ないんだよ~」と不安そうに言った。
おばさんは、旦那さんが亡くなってからも新築の大きな一軒家に一人住まいだ。
数年前から少し認知症の気が出ているのはわかっていたが、
夜中の訪問は初めてだった。
その時のおばさんは、夜中にもかかわらず、
パジャマではなく、お出かけするような服装だった。

不安そうなおばさんを宥めながら自宅に連れて帰った。
その後、近くに住む娘さんに電話したが、
時間が時間だけに、電話に出ることはなかった。
おばさんの家の電気が消えるのを確認してから、俺たちも再び床に就いた。

朝になってもう一度娘さんに電話をしたら、今度は出てくれた。
娘さんの話に、おばさんから時々そういった電話がかかって来ていたが、
よく寝てくれているので、夜にそういったことは無かったそうだ。

その後、娘さんは家にまで来てくれ、色々と現在までの経緯を話してくれた。
娘さんの車がよく来ているのを見ていたが、
3度の食事を持って来て、一緒に食べているのだそうだ。
夕食後には睡眠薬を飲ませてから自宅に帰るそうだ。
その晩も昼食後に投薬とパジャマに着替えさせてから帰宅したそうだ。
娘さんの家に連れて行って「一緒に食べよう」と誘っているのだが、
それは毎度拒否されるそうだ。
娘さんと言っても、もうすぐ70歳をむかえる。
あまり無理もできないだろう。

本家のおばさんとウチのばあちゃんとは仲良しだ。
おばさんは、ウチのばあちゃんより1つ年下の89歳、
ウチのばあちゃんも90歳で足腰がもろくなり、持病の喘息も芳しくない。
万が一の時にも、身軽に飛んで駆けつけられない。
俺も妻も昼間は仕事で家を留守にしがちだ。

ただ、「もし徘徊でも始まったったら」と思うと大変なので、
今後も我が家でも可能な限り陰ながら見守りをしていこうと思っている。

つづく。


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精神医療の実態

さあ、新しい1週間の始まりだ。
久しぶりの晴天の朝だ、空気も乾いている。
暑くなるだろうからこまめに休憩を取るようにしよう。

俺はアルコール依存症で、5か月間精神病院に入院し、
現在もたまに外来で受診に行く。
アルコール専門の病室の人は、通常3か月と比較的に入院期間が短いのだが、
俺の場合は症状が重く、退院が2ヵ月も先延ばしになった。
アルコール以外の病室には、長期入院の人も少なくなかった。
「俺は30年だからこの病院では一番長いんだ!」と自慢している人も居た。

「長すぎた入院」 精神医療・知られざる実態 というドキュメント番組を見た。
精神病院大国と呼ばれる日本、世界の病床のおよそ2割が我が国に集中している。
国連やWHOなどからは「深刻な人権侵害」と勧告を受けてきたにもかかわらず、
人生の大半を病院で過ごした人、入院治療の必要がなかった人が多く居る。
なぜこのような事態が生じてきたのか?といった内容だった。

高度成長期、国は精神障害者の隔離収容政策を進めていた。
かつての日本では、精神障害者によって年1,000億円の生産を阻害されている、
精神障害者を「危険な存在」と見なす社会の風潮を作りあげた。

入院治療がすでに必要ない状態なのに、
帰る所がないといった理由で長期入院を強いられている状態を「社会的入院」と言う。
長期入院者のなかには、「社会的入院」の人が相当多いと言われており、
そのために日本の精神科の平均在院日数は諸外国に比べて突出して長くなっている。

世間には、精神障害者に対する根強い差別偏見がある。
俺が入院していた病院も、近所からは「キチガイ病院」と呼ばれていたそうだ。
家族としては、本人を精神科の専門病院に入院させてひと安心、
その期間が長くなってくる間に、本人抜きの生活形態というものができあがってしまう。

欧米諸国では人権尊重の観点から入院治療から在宅の地域医療へと切り替わってきたが、
日本では資金面での優遇措置が取られ、精神科病床数が大幅に増加した。
精神病院が「収容所」として利用される原因は、
医師や看護師数の基準を緩和、患者一人にかける手間を減らし、
病床数を増やすほど精神科病院が儲かるといったシステムと、
患者の家族が退院を容易に拒めることにある。

俺が入院していた時、同室の人が「家族に騙された」と言っていた。
要は、外来受診と聞かされてイヤイヤながら引きずられるように来院したら、
いつの間にかそのまま入院、
そしてその人は、奥さんに離婚され、家族は引っ越ししたとのことだった。
「ん~、これは病院も一枚噛んでいるな」と、
閉鎖病棟にいた、正常ではない俺の脳ミソでもわかった。

生活保護費のほぼ半分を占めている医療扶助、医療扶助は入院が多い。
その中でも精神科の入院が多い、しかも長期入院が多い。
どうして生活保護では精神障害による入院が多いのか?
入院がとても長い傾向にある精神科では、
入院患者だけが保護を受ける「世帯分離」がたいてい行われる。
その人は、家族から「厄介者」として見放されたのだ。

俺の母親(ばあちゃん)は、俺の精神病院入院を汚点と見ている。
一方、統合失調症で妹を亡くした妻は、アルコール依存症を心の病と見てくれている。
子供たちも俺のことを特別視しないでいてくれている。
それだけでありがたいと思っている。


つづく。


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空白時間の使い方

以前にも書いたが、俺は空白の時間を過ごすのがヘタクソだ。
予定より早く仕事が終わると、すぐに次の日の仕事を始めてしまう。
スケジュール表が真っ黒に埋まっていないと不安になってしまう。
以前なら、ぽっかりと空いた時間を埋めてくれるのが酒だった。
酒を飲めば、辛いことも不安な気持ちも、
自分をごまかし自分を騙して泥酔して、いつの間にか眠ることができた。
だが今はそういうわけにはいかない。
空いた時間を作らないように、曜日に関係なく毎日自分にルーティーンを課している。
早寝早起きを実行し、帰宅後に晩酌できないようにした。
早起きして、朝4時から朝食までの時間で、
朝シャワー、4匹のネコの世話、清掃、ゴミ出し、日記(ブログ)、畑作業と、
毎日同じことを繰り返しているうちに、酒のことが頭に浮かばなくなった。

とにかく俺は、空白の時間ができることが怖いのである。
この恐怖心は、酒でその時間を埋めていたあの頃と変わっていない。
「心に余裕を持て」と言われるかもしれないが、
無理やり暇な時間を作る努力をするなら、動いていたほうがノンストレスなのだ。

精神病院入院直前のアルコール依存症末期症状が出でいたころ、
数か月間、部屋も職場も掃除をせず、風呂も入らず、
最終的には固形物を口に入れなくなった。
精神病院に入院している間に、
妻と子供が、俺の寝床と化した事務所を片付けてくれたと聞いたが、
部屋のホコリと空いた焼酎のペットボトルの山に愕然としたそうだ。
自分で言うのも何だが、俺は元々きれい好きである。
毎日の掃き掃除と月に1度の床のワックスがけを欠かしたことが無かった。
そんな俺の変貌ぶりに、「これはマズい」と、本気で思ったそうだ。

飲酒量はすでに予定数量に達し、一生分飲んだと自負している。
酒には懲りた。
肝硬変になり、さらには肝臓がんにまでなった。
再飲酒してしまうのが怖いのではない、
酒を飲んで、これ以上寿命を縮めるのが怖いのである。
気持ちの良い酔い方も忘れかけている。
うっかり間違ってアルコール入りのものを飲んでしまい、
「今ならどんな酔い方をするのだろう?」と考えるのも怖い。

20代30代は楽しくワイワイ酒が飲めていた。
一転、40代の酒は辛さと不安を紛らわすために飲んでいた酒なので、
決して美味しい酒ではなかった。
その頃のことを思い出すと、不安だった気持ちがフラッシュバックし、
後悔の念に駆られて眠れなくなってしまう。
だから、良く見聞きする動画や音楽は1980年代の多感な時期のものと、
映画やテレビ番組は、2000年くらいまでの規制の緩かった頃のものが多い。
だからと言って、楽しかった頃を思い出して再飲酒しようとは思わない。

今更だが、少しでも長く生きたいからね。

つづく。


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クロ復活&支部例会

クロがようやく普通に食事をとってくれた。
しばらくちゃんとしたものを口から入れていなかったので、
ガリガリに痩せていた。
栄養価の高いものを食べさせようと、試供品でもらったゼリー状のものを混ぜた。
高価なものはやはり美味しいのであろう、親子そろって貪りつくように食べていた。
俺の弁当のサバも、少し残して与えたらよく食べてくれた。
食後にはトイレもできた。
これでもう大丈夫と確信した。
試供品の残りもまだあるので、体力が元通りになるまでは、
あと何日かゼリーを加えたゴハンを与えてみようと思う。

妻と所属支部の断酒例会に行ってきた。
ホントは行くつもりではなかったのだが、
仕事が予定より早く終わり、お客さんが帰ったのが夕方17時半、
時間が余ってしまった。例会が始まるのが19時、
こんなとき以前の俺なら、間違いなく速攻で晩酌タイムに突入していたであろう。
空いている時間を埋めるころばかり考えている俺は、
妻は例会に行くと言っていたので、お供することとなった。
例会場ではいつものように酒害体験談を1人約10分ずつ話した。
ネタの準備を何もしていなかった俺は、5分ほどでネタが尽き、
早々に発言を切り上げた。
久しぶりに会う面々も居て、
「七さん、最近例会サボってるよね」と嫌味を言われた(笑)

例会が散会となり、帰宅したのが22時前、
普段なら、とっくに夢の中にいる時間だ。
そして、夕食入浴を済ませて寝たのが23時、
目を瞑った瞬間に朝4時のアラームが鳴った。
気づけば1時間の二度寝をしていた。
そして現在に至っている。

タイ全土では、大麻が麻薬指定から除外され家庭での栽培が解禁されたそう。
政府は計100万株を国民に無償配布する計画で、
大麻栽培を新たな市場として成長させ、景気拡大や観光業の再生を狙うという。
「娯楽での吸引は引き続き違法とする」とされているが、
日本では覚醒剤などと同様に考えている人も多い。
特に、薬物やアルコールの依存症患者にとっては「悪魔の葉っぱ」だと思う。
大麻は覚せい剤や酒よりも、依存度も副作用も低いとされているが、
「金」の臭いがすれば、昨今の持続化給付金不正受給みたいに、
良からぬ方向に行くのは確か。
アヘン戦争もイギリスの経済優先の原因で発動されたらしい。

酒の世界では日本でも「どぶろく」があるが、
基本的に免許なしにお酒を作ることできないのに、いまだに造られている。
「梅酒」も、梅の果皮に付着した酵母を発酵させる場合は法律違反になるとか。
国は酒税法でアバウトな縛りをしているが、
法の目をかいくぐれば、「何でもあり」である。

つづく。


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