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若者の運転免許

若者の運転免許保有者数が激減しているそうだ。
少子化による人口減少が主な原因だろうが、
2001年には16歳から19歳までの運転免許保有者数が172万人いたのに対し、
2021年には84万人と半分以上減っている。
10代、20代人口の67%、10代に限れば18%しか免許を保有していない。
そして、都市部での免許保有率45.1%、地方では53.6%となり、
地方の方が免許保有率が若干ではあるが高くなっている。

昔は社会に出るときに運転免許がないと不便だと考え多くの人が取りに行った。
かつて、運転免許は18歳になったら取っておくものだった。
今の若者は、免許取得にかかる費用と車を所有した時、
そして所有してからの維持費の高さから、
免許を取る選択をしないケースが多いのではないだろうか。
仕事等で必要にならなければ、運転免許は必要ないのでそれほど問題視しなくても良い。

日曜日に妻を駅まで送迎した。
片道10kmを送り迎えで2往復 計40㎞ 
所要時間は1時間、使ったガソリンは約360円、運転手間が1000円
運転手間は目を瞑るにしても、
駅が近所にあれば、電車賃にこの360円を回すことができる。
それに、車の購入代、燃料費、車検、保険、駐車場料金等を考えれば、
どうしても必要でないならば、車も要らないので運転免許も必要ないこととなる。

俺のような田舎に住んでいる者にとっては、車は必需品であり、
一家に1台を通り越して、1人に1台となっている。
しかし、都心や地方都市、公共交通機関が充実していて、
徒歩圏内に生活に必要な施設があれば、車無しでも不便は感じないし、むしろ経済的だ。

自動車市場もかつてほどは若者向けに自動車販売を展開ていしない。
いまのターゲットはファミリー層を中心とした40代、50代であり、
あとはマイカー世代の申し子であるシニア層となる。
今流行っているバイクに乗っているのも、リターンライダーと呼ばれる中高年が多い。

まあ、これだけ地方から都市部への人口の流出が顕著ならば、
運転免許保有者数が激減するのも頷ける。
今後も若年層の人口は都市に集中していくであろうし、
賃金も上がらないということになれば、
俺たちの若かった頃のように、「車が命」という時代は来ない。
これからも相対的に免許が不要な人は多くなると思う。


つづく。


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