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遺言動画

出産にかかる標準的な費用が「出産育児一時金」(42万円)を上回り、
政府は少子化対策の一環として2023年度から支給額を大幅に引き上げる方針だそうだ。

そういうことじゃないんだよ!
目先の利益を生むわかりやすいインパクト重視のイベント政策ではダメ!
結局、一時金を上げれば、出産に伴うサービスを充実させるという名目で、
本来ならば必要ないようなものを付加することで金額が上がるだけ。
出産費用をあげても病院がいろんな策を講じるから家庭は恩恵を受けない。
公立病院の産婦人科が消え、お城みたいなつくりのふしぎな産院が増えるよ。

出産一時金が増えるなら子供が欲しいなんて人はいない。
超少子化のいま、安心して出産し子どもを育てあげるために、
出産後のも医療や保育・教育の完全無償化のほうが大切かも?
そもそも、子供を産みたい人が安心して産み育てられる経済的な環境と社会環境が急務。
人生設計の上で、結婚や出産を諦める若者も多いことに注視するべきかと。


緩和ケア医としてがん患者約千人を看取り、
自らもがんのため今年4月に45歳で亡くなった神戸の医師の遺言動画を見た。
医師が動画を撮られたのが今から3年前、
カメラを見つめる瞳も言葉も落ち着いていた。
末期がん患者、それも医師からの言葉はひときわ重い。
いかに生き切るかが良き死を迎えることだとしたら、
この方の生は誠にそういうものだったのだろう。

医師のメッセージは、死は誰にも等しくいつか訪れるものであり、
必要以上に恐れたり、悲しんだりする必要はないと気づかせてくれる。
悲愴感を抱かせない、穏やかで笑みさえ浮かべた語り口とお人柄によって、
すっと素直に心に響いたのではないか。
自分の最期から目をそらさない強さは、これからきっとさらに必要になるように思う。

俺の肝細胞癌が発見されたのが2年前の8月、大きさは10㎜だった。
腹腔鏡手術で切除したが、肝臓がんは再発転移の確率が非常に高い。
ウイルス性、非ウイルス性(アルコール性、NASH)にもよるが、
肝細胞癌は再発率が高く、切除術後2年以内に約70%
とりあえずこれはクリアした。
10年生存率は30~40%、約1/3だ。
俺は、12年前にクモ膜下出血で開頭クリッピング手術をした経験がある。
クモ膜下出血は、後遺症なく社会復帰できるのは3割に満たないとも言われているが、
俺はその3割に入っている。
だから肝臓がんに対しても希望は捨てていない。

しかし今後、肝臓がんの再発転移、そして短命は覚悟している。
次に再発が確認されたら、本気でいろいろなことを考え始めようと思っている


つづく。


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