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クレプトマニア(窃盗症)

俺が患ったアルコール依存症のほかにも、
ネット、ゲーム、薬、ニコチン、ギャンブルなど様々な依存症がある。

依存とは、心身の健康や生活を脅かしているにも関わらず、
特定の物質や行動をやめたくてもやめられない(コントロールできない)状態のことを指す。
アルコール、薬物、カフェインなどの「物質系依存」と、
ギャンブル、買い物、ゲーム、仕事、セックスなどの「非物質系依存」に分かれる。

非物質系依存の中に、万引き(窃盗)依存症というのがある。
最初のうちは、「ほんの出来心で」とか「魔が差して盗ってしまった」とか、
軽率な行動だったものが常習化してしまうこともある。
コロナによるマスク着用、レジ袋の有料化によるマイバッグ使用など、
スーパーなどでは、マイバッグの利用による万引きが増加しているとか。

クレプトマニア(窃盗症)とは、窃盗を行う緊張感と、
窃盗後の解放感からくる精神的な起伏を好み、窃盗を繰り返してしまう精神障害の1種である。
窃盗壁とも呼ばれ、利益目的の窃盗(万引き)とは区別される。
何度も万引きを繰り返してしまうのであれば、クリプトマニアにり患している可能性がある。
利益目的の万引きとは異なるので、理解を深めて適切な対処をしなければならない。

万引きなどの窃盗行為の衝動を抑止できず、反復的に窃盗行為をしてしまう精神疾患。
万引き行為が犯罪であり、見つかれば逮捕され刑罰を受けることを理解し、
万引きを止めたいと思っているにもかかわらず、
万引きをしたいという衝動・欲求を抑えて行動することができない。
そして主な症状としては、怒りっぽくなったり衝動的な行動が多くなる、
無気力になり今まで取り組んでいた家事や趣味への意欲が低下する、
共感性や思いやりが低下し自己中心的な言動が増える、
同じような行動を繰り返すようになる、味覚や食べる量などに変化が現れる、など。
この点に関しては、アルコール依存症に酷似している。

クレプトマニアの治療方法としても、
規則正しい生活を身につける
通院して認知・行動療法に参加する
ミーティングに参加してお互いのエピソードを話し合う
5年、10年と問題行動が止まっている回復モデルを知る
窃盗行動に走るきっかけ(引き金)を本人が見つける
対象行為を回避する方法を学習するなど、
治療法もアルコール依存症に似ている。

間違っても興味本位で手を出してはならない領域である。

つづく。


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