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5回目の退院記念日

さっき寝起き間際に夢を見た。
その内容は、色々な場面で様々な人たちのために動く俺が居た。
家族、職場の人、中学校の頃の同級生、全くの他人のために、
一生懸命勤労奉仕していた。
そして目的が達成されると、凄く感謝された。
達成感と感謝される嬉しさでとても気持ちよかった。
それと同時に裏の顔では
「どうだ、すごいだろ」、「俺のおかげだぞ」と、
言葉としては発していなかったが、静かに自己主張と自慢をしていた。

この夢はまさに俺の性格を如実に表している。
他人の目が気になる、他人に良く思われたい(悪く思われたくない)、
努力した達成感を味わいたい、自慢したい。
身体はボロボロでもとことん無理を続ける。
この性格で、何度も体を壊し家族や職場に迷惑をかけた。
溜まったストレスを酒で一時的に解消していた。

9月19日の精神病院退院記念日のはなし ↓
5年前の4月に半強制入院して5か月の入院生活、
常に周りからの目を気にしていた生活から一変、
3度の食事と薬の時間、排尿排便の回数を数えるだけの日々、
仕事もせず、身の回りのこともせず、楽チンではあったが、
「俺はこのまま終わってしまうのか?」と不安になった。
退院間際には、早く退院したくて仕方なかった。
早く家族に会いたい、早く仕事がしたい、
気ばかりが焦っていた。

待ちに待った退院前日の院内例会には、
姉と子供たちからの手紙を持参した妻も来てくれた。
俺は1年に1度、この手紙を読み返すようにしている。
長女「私たちに力になれることがあったら頼ってね」
次女「もう行院に戻ってほしくないからお酒は我慢して」
長男「俺も勉強と部活に頑張るから、おとうちゃんも頑張ろう」

院内例会の最後に、俺の病院への感謝の言葉を聞きながら、妻も姉も泣いていた。
俺もつられて泣いてしまった。

子供たちからの手紙を見るたびに目頭が熱くなる。

つづく。


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