SSブログ

妻の里帰り

妻が母親の三回忌のために北海道の実家へと出発した。
仕事のために同行できない俺は、
気ままな独身生活を謳歌したいところだが、
酒を止めてしまった今では、何の楽しみも無いというのが現実。
改めて、「酒」以外に趣味が無かったんだなと呆れてしまう。

出勤前に妻を最寄りの駅まで送って行った。
羽田空港直行便のバスが6時05分。
電車という選択肢もあったが、「1時間でも多く寝たい」
というのが最大の理由。
実家に帰るとほとんど眠れないことを彼女は知っている。
男所帯の実家では、妻と叔母さんたちが居ないと法事が成り立たない。

以前にも書いたが、妻の実家はお寺さんだ。
お寺の建物のほうはお手伝いのおばさんたちが来てくれているが、
庫裏(くり)はひっちゃかめっちゃかで、身内が片づけなければならない。
それに叔父さんたちは、滅多に無い帰郷のために夜中まで酒盛り。

妻の実家は父親の兄弟姉妹が多い。
それも全国各地に散らばっている。
道内、関東、東北、北陸、四国、亡くなったお義母さんは栃木、
朝から晩まで働き詰めが予想されるため、妻は出発前から不安がっていた。

妻が帰って来るのが3日後、
こちらに帰って来ると、今度はばあちゃんの放射線治療が毎日始まる。
年末年始で、やらなくちゃならないことも山積みだ。
そんな中、同県内に住む長女以外の次女と長男は、
「去年帰れなかったのから今年は帰りたい」と言っている。
子供たちも全員成人した大人なんだから、
少しは家のことも手伝ってもらおうと思っている。

客商売、特に一般消費者をターゲットとした商売は、
かき入れ時なので休んでなんかいられないよね。
ウチの長女も一般消費者相手の仕事なので、
コロナまでは正月三が日も交代で出勤していたが、
2年連続でゆったりした年越しだ。

俺たちの商売も客商売だが、盆と正月はしっかり休む。
ただ、今年の場合は工期とにらめっこなので、
そうも言っていられないかもしれない。
せめて30日から3日までは、
家のことや地域の役もあるので休みたい。

改めて思う、
この歳になると旅行とかレジャーとか、
もう無縁の世界なんだなと。

つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング













nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康