胃カメラ

昨日、胃カメラを飲んだ人が居る。
口からではなく鼻からなので、
飲んだと言う表現が正しいかわからない。

その人は検査後の体調不良で悩まされているようだった。
吐き気が止まらないと言うのだ。
局所麻酔のアレルギー性ショックかね？
黙っていると良くないので、
次回は検査前にそのことを言っておくのが良いと伝えた。
むかし、ばあちゃんの知合いにも、
手術の時の麻酔で帰らぬ人となってしまった人が居る。
麻酔って、ナメてたら怖いよね。
現に俺も、手術前に麻酔の同意書を何枚も書かされたし。

昨日は18時まで現場に居たが、
まあ、暗くなるのが早くなった。
16時半には灯光器を付けないと見えない。
屋外作業なのに灯光器を点けると、
「なんだよ～、七さん、残業しろってか～？」
「イヤイヤ、悪いと思ったけど暗いと足元危ないから～」
明るくなって欲が出たのか、
鉄筋屋さんは結局1時間残業していた（笑）

現場から帰ってサビ親子のディナータイム、
いつもの激安カリカリを食べている姿を見ていると、
突然サビ母さんが目線を上げて「ウ～～ッ」
サビの目線の先にヘルメットのライトを当てると、
そこには大きな顔のオス猫が。
ライトを当てても追い払っても逃げる気配がない。
人馴れしているのでどこかの飼い猫だろう。
クロは、そのオス猫の存在に気付かず、
その横を通り過ぎようとしたときに、
ジ～っと睨まれ、動けなくなってしまった。
俺が大声を出して、そのクロネコを追い払うと、
クロはそのすきを見て、
ダッシュで建物の奥のほうに逃げて行った。
食事中だったのにもかかわらず、
クロは身を潜めたまま姿を現さなかった。

まあ、朝になったので、そろそろ空腹で出て来るだろう。

つづく。



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