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コロナと依存症

コロナの感染者数が落ち着きつつあるが、
もう一度、コロナ禍におけるアルコール依存症について考えてみる。

昨日、「若者の~離れ」について書いたが、
少数派ではあるが、酒やギャンブル、薬物に依存する人も少なくない。

若者の酒離れ中、少数派のチャレンジャーたちは、
低アルコール度数ならチャレンジできるだろうと、
3%程度のジュースのような甘い酎ハイに手を出す。
そこで落ち着けばよいのだが、3%が7%、7%が9パーストロング、
水割りからロックへと、1歩ずつ間違った大人の階段を上って行く。

少数派だから、大っぴらに飲めない。
家飲み、部屋飲みならば、誰にも見られず自分の世界に入れる。
このコロナ禍は、アル中者増殖にはもってこいの環境だ。
俺もかつてそうだったが、隠れ酒を始めると、
「大丈夫、気付かれていない」
「でも、バレたらどうしよう」
隠れ酒の手法はより巧妙になってい行く。
しかし、しばらくすると酒で脳ミソが支配され、
完全犯罪であったはずの隠れ酒に緩みが生じる。
人前では飲まないが、
・酒の匂いが残り始める。
・顔が赤みを帯び始める。
・手が震え始める。
・書く字がヘタクソになる。
酒の匂いや顔の赤みが隠し切れなくなり、
箸を持つ手が震えるから人前で食事もしなくなる。
そうなると、隠れ酒ではなく籠り酒になる。
病状は急速に悪化する。

アルコール依存症克服に効くのは何か?
精神病院退院後、俺が試したことは、
1, 毎日の生活にルーティーンを課す(スケジュール表、日記、ウォーキングなど)
2, 早寝早起き
3, 1日3食キッチリ取る
4, ヒトと話す(自助グループなど)
5, 月に1度の通院
このブログも、4年前の退院後から毎日続けている日記の延長である。

新しい変異株も感染を広げつつある。
いつ以前のように大爆発するかわからない。
依存体質の人は、まだまだ気を緩めてはいけない。

つづく。


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