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酒乱のアルコール依存症

大阪の放火事件、
60歳の犯人が、大勢の人を巻き添えにして、
心療内科クリニックに来院直後に放火した。

犯人は以前、普通に仕事をしていたという。
しかし、ここ数年は体調を崩して仕事はしていなかったそう。
そして、福祉のお世話になっている様子だった。
酒好きでアルコール依存症になり、
火災のあった心療内科クリニックやいくつかの病院に通っていた。
(アルコール依存症ならば心療内科ではなく酒の精神病院だろう)

『病院でいろいろ薬をもらうが、よくならない』と愚痴っていた。
そして、酒を飲んでは暴れて、悪態をつく。
短気で、酒乱のようなところがあった。
コロナ前は自宅近くの飲み屋でもトラブルを起こしていた。
だから男を知る別の人も、ひょっとしてと言っていた。
ただ、放火のような大きなことができるような人間ではないとも。

俺が精神病院入院時、同じような境遇の人が何人も入院していた。
入院していたと言うより、
手が付けられず家族から見放され、
精神病院に押し込まれたと言うほうが早い。
酒乱の人は、酒が入らなければ普段は無口で静かな人が少なくない。
入院時のフリーミーティングでも、
「俺の酒は静かでおとなしい」と言っていた人も、
慣れて来たころには、家族への暴言や暴力、
いわゆるDVがあったことを知った。
そういう人は、退院しても、施設を転々とするか、
生保で得た金を酒やギャンブルにつぎ込んで、
また精神病院にとんぼ返りの繰り返し。
こればっかりは、医者でも治せない。

こういう自暴自棄型の犯罪にどう対応すればいいのだろう。
危ない人間に事前にチェックを入れておくという手もあるが、
人権問題云々で難しい。

男は周到に事前準備をし、犯行は計画的だったと思われる。
アル中は、隠すことや逃げること、ウソをつくことは得意技である。
本当の自分を隠すためには計画的に犯行に及ぶ。
断酒しているからというわけではないが、
このような事件が頻発するようになると極論だが、
「酒」が危険薬物と認定されてほしいと思うところもある。

つづく。


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