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飲みニケーション

4月の満月を「ピンクムーン」と呼ぶらしい。
実際に月がピンク色に見えるというわけではなく、
春に咲く草花の色にちなんでそう呼ばれているそうだ。

日曜の月は満月だったそうだが、
こちらでは曇ったり時折雨が降ったりで、
月を拝めたのは月曜の朝5時ごろ、
西の空に雲の隙間からほんの少しだけ顔を出していたが、
ピンクではなく、黄色ムーンだった(笑)

総会シーズン突入だが、コロナの影響で今年度も紙面開催のところが多い。
歓送迎会も中止のところが多いのではないだろうか?
サクラの花は散ってしまったが、当然花見も中止だったのだろう。
改めて、リアルな飲み会を希望している人はどの程度いるのだろうか?

酒宴だけを楽しみに参会する人もいるが、
プライベートな飲み会は楽しみたいけれども、
仕事関連の飲み会は、できればこのままなくなってほしいと感じている人もいる。
喜び勇んで出席した人も、アルハラだ、セクハラだと非難されるくらいなら、
気の合う仲間同士で飲みに行きたくなってしまう。

今の時代、「飲みニケーションは古い!」と言われがちだが、
意外にも飲み会は、多くの若手にとって嫌なものではないという。
それは住む社会によっても違いがあるだろうが、
俺たちの建設系では、飲みニケーションは大事な時間だった。
情報交換や人脈・ネットワークの構築、ノウハウの共有などもすることができた。

ただ、このコロナ禍と若者の酒離れによって、
この考え方は徐々に変化していくだろうと思われる。
就業時間外に事実上の強制参加となるような飲み会は、
時流にそぐわないものとして淘汰されていくことになるのではないか?

俺もかつては飲みニケーション賛成派だった。
先人お話を聞き、それを吸収して人生の糧にしようと思っていた。
「知恵と人脈は、金では買えない財産だ」と。
しかし、酒好きが高じて、羽目を外し過ぎて失敗することも多かった。
そして、酒が好きすぎて心と体を壊して、とどめを刺されてしまった。

「俺って、アルコール依存症予備軍じゃないか?」と思われている人は、
くれぐれも節度を無くした飲み方だけは控えてもらいたい。
度を超えて飲んでしまうと、
俺のように飲みたくても飲めない体になってしまうので。

つづく。


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空白の時間は危険

週明け月曜日の午前中は何かと忙しい。
朝から慌てないように、就業前には準備を整えていたのだが、
予定のない仕事も入り、昼食は移動中の車内で菓子パンとなってしまった。
土日に電話が繋がらないから、週明けは大体こんなものだ。
週末に休むのならば、せめて金曜の夕方に、
電話でもメールでも良いから一報が欲しいところだ。

全速力で外回りを終わらせたら、15時には事務所に帰ってきてしまった。
ホッとして、ゆっくりコーヒーを飲んでいたら、
日曜日にジャガイモの芽かきと草取りを終えた畑が窓の外に目に入った、
草取りをしたら少し広くなったので、
「もう一柵耕しちゃおうかな」と突然思った。
娘の車のタイヤ交換も気になったが、もう止まらない。
長靴と農作業用手袋と帽子を装着し、畑にGo!
1時間半かけて1柵増やし腐葉土と苦土石灰も混入させ、
連休中に植え付け予定の夏野菜の準備が整った。

このように俺は、空いた時間にスケジュールを詰め込む癖がある。
以前も書いたように、30分刻みのスケジュール表が埋まっていないと不安になる。
己にストレスを課すことにより、余計なことを考えないように仕向けている。

俺のような性格の人は、依存症になりやすいらしい。
予想外の雨で仕事ができなくなったり、相手の都合でキャンセルになったりして、
突然空白の時間を余儀なくされると、いけないことを考えてしまう。
「もっと心に余裕を持て!」と言われるかもしれないが、
もって生まれたこの性格は、簡単には直らない。
もはや俺はこの性格をうまく操縦して、生きていく選択をしている。

昔の俺なら、
「今日はこの後何もないから、早めの晩酌を始めちゃおうかな」とか、
「昼間からスロット打ちに行っちゃおうかな」とか、
ヒマな時間を埋めるための良からぬ作業が、まず第一に思い浮かんだ。
当時のスロットなら、台の勉強もしていたし、店のイベント日も把握していたので、
勝てる可能性があった、と言うか自信に満ち満ちていたからそんな発想も生まれた。
しかし、ギャンブルには「負ける」というリスクがあるので、
安く済む酒を飲み始めることが多かった。
それに買い置きもしていたので、手も出しやすかった。
ヒマな日が続くと、不安もMAXである。
朝から飲み始める日もあった。
そして、挙句の果てに連続飲酒生活に突入だ。

今の俺は、自分に強めのノルマを課し、
予定を立てて、先々のスケジュールを埋める努力をしている。

「いま酒を飲んだら、どんなふうに酔うのかな?」
なんて発想が湧かないようにしているのだ。

つづく。


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高級セダン

土曜日は、台風一過のような風の強い1日だった。
流れる白い雲は早く、山にぶつかって徐々に溜まって灰色が濃くなる。
そうすると、うちの現場はにわか雨が降る。
ちょうど板金屋さんが軒樋をかけていて、
雲の様子を見ていた俺が、
「そろそろ雨が来るよ」と言うと、
「こんなに晴れてるのに降るわけないじゃん」
10時休みをしていたら、ポツポツ・・・
俺「ネッ」
慌て出した板金屋さんに、「すぐ止むから大丈夫だよ」と言った。
すると、20分くらいで晴天に戻った。
「やっぱ、山の人はすごいな」と感心された。

昨日の日曜日は、朝から畑でジャガイモの世話と草取り、
午後からはメダカの水槽の水替えをした。
時折サビ親子がやって来て、「何してるの~?」と言う感じで見ていた。
途中、愛車の車検で修理屋の先輩が来てくれた。
「この車を取りに来ると春だな~って感じるよ」だって。

伊藤かずえさんのシーマが、俺の愛人とちょうど同じ年代の車だ。
あの頃は、下請けの社長は紺色のシーマか白のクラウンだった。
二代目の専務はGTR、ん~わかりやすい。
車がステータスシンボルだった、バブルだね~。
現在の社長さんたちは、ワンボックスか軽トラが多い。

最近は高級車に乗っている人が少なくなったような?
若い人は車に金をかけないし、都内通いの人は車を持っていないし、
通勤車は軽自動車が多いし、仕事用はワンボックスが多い。
高そうな車に乗っているのは、定年退職した団塊の人たちかな?

知り合いの飼っている老犬が、肝臓の数値が高いそうだ。
老犬や老描の病気と言ったら、肝臓ではなく腎臓だと思っていた。
肝臓だと俺と一緒だね。
その人は、クスリを飲ませるのが一苦労だと言っていた。
犬猫は鼻が良いからすぐにバレるからね。
すり潰しても食べてくれないのが分かっているので、
うちの場合は薬の投与と言ったら実力行使の荒療治だ。
右手で口を開かせて、口の奥にクスリの破片を突っ込んで、
口を閉じさせて30秒。
投与後は、よだれダラダラである。
かわいそうだけど仕方ないと思っている。

つづく。


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宅飲みは危ない!

今朝はどんより、気温も上がらなそう。
先日から芽が出始めているジャガイモの芽かきと、
追肥、土寄せからスタートだ。
ついでに周りの草取りでもしておきましょうか。
汗をかくだろうから、それからシャワーだ。
休日でもないと、午前中からシャワーなんて浴びられないからね。
以前なら、それから風呂上りにキューっと冷えた缶ビールという流れだったが、
現在は40円の炭酸水がその代用品だ。もう慣れた。

今更だが、「宅飲みは危ない!」
コロナ禍に伴って、外で酒を飲む機会が減り、
「気がつけば自宅での飲酒量が増えていた…」という人も少なくないのでは?
酒を飲み過ぎれば病気になることは、誰もが頭では理解している。
しかし、そうは言っても飲む量を減らしたくないのが酒好きというもの。
ただでさえコロナ禍でストレスがかかっているのだから、
お酒を飲みたくなっても無理はないのかもしれない。
しかし、そんな状態が続けば決定的なダメージを負いかねない。

コロナがきっかけで休職や失職を余儀なくされ、精神的にダメージを受けた人もいるだろう。
そのため、抱え込んでしまったストレスの解消法としてお酒を選んでしまう人も多いだろう。
時間に余裕ができ、外部の監視の目もないだけに、飲みやすい状況になってしまっている。
外で飲めなくなったから酒量が減ったのであればいいものの、
飲むことしかストレス解消法がなく、
自宅でも飲めるようになった結果、酒量が増えてしまう。

自宅で酒量が増えたとしても、楽しい気分でいられるのならまだいい。
怖いのが、酒量が増えるにつれて「オレなんかどうせダメだ」とネガティブになってしまい、
罪悪感や自責の念を払拭するために、さらに飲酒量が多くなると危険だ。
飲酒量コントロールできる人は良いのだが、
精神的に追いつめられると、俺のように連続飲酒から病院送りとなってしまう。

ここで、酒好きの人が飲みすぎたからと言って、
アルコール依存症と結びつけるのは間違いである。
アルコール依存症は精神疾患である。
飲みたいから飲むのではなく、
飲まなくてはいられない状態に陥るのがアルコール依存症だ。

一番危険なのが、アルコール依存症で断酒していた人が、
コロナ禍で再びお酒を飲み始めてしまう、「コロナスリップ」である。
自助グループの例会ができなくなっていることも大きな要因の一つでもある。

アルコール依存症をはじめとする精神疾患を抱えている人は、
独りになるとブレーキが壊れやすくなる。
そして、周りに助言してくれる誰かが居てくれないと症状の加速度が増す。

ストレスを受けやすい人は危ない。
悩みを内に溜め込んで、いつ爆発するかわからない。
周りにいる人が手を差し伸べてくれないと、取り返しのつかないことになる。

余談だが、プーチンの暴走も、これに似たものがあるのかもしれない。
誰かに止めてもらうのを待っているのかもしれない

違うか。 


つづく。



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彼氏がご挨拶

昨日は一日中雨、開店休業だった。

23歳の次女から妻へLINEがあった。
「GWに彼氏を連れて家に帰る」って。

え~~~~~~~
どうしよう?急に言われてもネ~。
そもそも彼女はどういうつもりなんだろう?

来月中に会社を辞めて、東京での仕事も決まっている。
それに彼氏と一緒に住むということまでは聞いていたが、
まだ実家に来なくてもいいんじゃない?
なんて思ってしまう。

でも、俺も初めて妻を家に連れて来たのは21歳の時だったな。

彼氏とは大学時代からの付き合いだそうだ。
一緒に住み始めるということで、
まあ、とりあえずご挨拶ってところだろうか?
今後、気軽に遊びに来れるような関係になれれば良いなと思っているが、
2人を迎える両親のほうが、アタフタしている。
お互い成人した社会人だし、彼女には彼女の人生があるわけだから、
俺からは何も言わない。

こんなとき、「酒が飲めれば」なんて思ってしまう。
酒って、そんな場を和ませる潤滑剤になってくれるんだよね。
まあ俺の場合は酒が入ると、面白おかしく余計なことを言ってしまうので、
ノンアルコールのほうが、かえって良いのかもしれない。
それに、うちは酒を飲まない家だということを植え付けておくのも良いのかも?

ちょうどシーズンなので、彼氏には夏野菜の植え付けやタケノコ堀りでも、
手伝ってもらえると助かるんだけどね。
彼氏も次女と同じ農学部だし。

問題は、そのことを何時ばあちゃんに話すか?である。
昭和一桁生まれのばあちゃんは、
「同棲なんて不純だ!」とか
「婚前交渉は・・・」とか
「結婚式に白無垢を着るとは・・」とか、
絶対に言ってくるはず。

ばあちゃん対策が一番のネックになると思う。


つづく。


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1年半ぶりのアルコール外来

連日の暑さと打って変わって昨日は寒いくらいの1日だった。
調子が狂ってしまう。
まあ連日の夏日で、おじさんの身体はビックリしていたので、
クールダウンと言ったところだろうか。
でも、冷えから来る身体の不調には十分注意せねば。

昨日は予定通り、精神病院の外来に行ってきた。
受付をしていると、入院当時からいる女医さんが声をかけてくれた。
医「七さんお久しぶりです~♪ お元気でした?」
俺「はい、飲まずに元気でやっています」
医「ちょっと痩せた?」
俺「このところハードワークが続いていまして」
医「顔色が良さそうなので安心しました」
久しぶりの女医さんの顔に、懐かしさを感じた。

受付を済ませ、待合室で初診の問診票を書きながら順番を待っていると、
10分ほどで俺の名前を呼ばれた。
懐かしの診察室に入ると、主治医が
「お久しぶりです、今日は何かありましたか?」と訊ねて来た。
俺の再飲酒が始まったのではないかと思われたようだった。
俺「いやいや、何もありませんよ」
 「コロナも落ち着いているし、先生に忘れられないように来てみました(笑)」
医「お元気そうで何よりです」

過去1年の肝臓の数値を表にしたものを見せながら、
癌の手術後の経過と近況報告を話し、
「それに、今日は5年目の入院記念日なんですよ」と言うと、
カルテを見直しながら「あっ本当だ、あれから5年も経ちますかぁ」
「七さんのように元気でいらっしゃる患者さんを見るとホッとしますよ」と。
「それはなぜですか?」と聞くと、
コロナ禍で、通院や退院した患者の訃報を数多く聞いているらしかった。
特に去年は、病死や孤独死の人が多かったとか。
「たくさんの患者さんの残念な電話があると、慣れているはずの私でも凹みますよ」と。

酒は違法薬物指定されているわけでもないし、
安価でどこででも手に入れることができる。
回復に向けて頑張っていた人も、
外出規制や職を失ったことで、家に籠るようになる人も少なくなく、
無理やり忘れようとしていたのに、心のバランスを崩し、
再び「酒」に手を出してしまうケースが多いそうだ。

また、コロナ禍になり、アルコール依存症患者は2極化しているとも言っていた。
1, 暇だったり寂しかったりして、再飲酒してしまう人
2, 酒宴や旅行の機会が減り、酒を忘れられた人

入院時にも言われていたことだが、
仕事や趣味に心の拠り所を上手に見つけることができれば、
再飲酒の危険性も減る。

俺にとっての心の拠り所は、
成人した3人の子供たちと4匹のネコたちだな。

次に病院を訪れるのは、がんが再発した時かな?

つづく。



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5th入院記念日

本日は、俺の「入院記念日」である。
5年前の2017年(平成29年)4月14日、
連続飲酒 → 吐血 → 下血 → 歩行不能 となり、
入院と言うよりも、護送か搬送みたいな感じで、病院に担ぎ込まれた。
入院時に家族は「72時間以内に変化があれば命に関ることになるかもしれない」
と医師から言われた。
それからの数日間は記憶が無い。
見舞いに来た妻と姉に、「ご苦労様です。どちら様ですか?」
と、尋ねていたそうだ。
妻と姉は泣き崩れたと聞いた。

入院後は、
保護室(檻) → 閉鎖病棟 → 開放病棟 → 閉鎖病棟 → 開放病棟
アルコール依存症の場合、通常3か月の入院だが、
俺の場合は症状が重く、退院までに5か月かかった。
入院時に発覚した肝硬変はCP分類C(重度)から、現在はAまで回復、
2年前に肝細胞癌発覚、そして切除手術、
再発や転移はまだない。
4ヵ月に一度、MRIかCTを受けて再発に備えている。

今日は、先日書いたように、
5年前に入院していた精神病院の外来に行ってくる。
特に薬が処方されるわけではない。
主治医に、近況報告と癌摘出手術の術後の経過を聞いてもらうだけだ。
「まだ生きてるよ♪」と言うつもりだ。

酒は飲んでいないが、入院前と同じ生活に戻ると、
あのどん底の精神状態と栄養失調の身体のことを忘れがちになる。
俺には、あの時の気持ちを忘れないためにも、
間が空いても定期的に通院する必要があるのだろうと思う。

今夜は断酒会の支部例会もある。
でもそれには出席しない。
先日も書いた、近所の人が再飲酒からの再入院、
退院したので、今夜の例会に出席すると聞いたからだ。
その人の家は我が家から4軒隣り、あまりにも近すぎる。

一昨日、妻が偶然その人に近所で会ったそうだ。
「いや~、スリップしちゃったよ~♪」と言っていたそうだが、
手は震え、赤ら顔だったそうだ。

あーあ、再々々入院も近いな。
70歳過ぎているんだから、身体を大事にしなよ。

つづく。


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春を通り越して

昨日も夏日だった。
満開だった桜も散り、赤と緑色の部分が目立つようになってきた。
見ごろも、あっという間だった。
昨日も夕方、ブロアーで吹いたら、
前の道が真っ白になった。
早く風よ吹け!(証拠隠滅)

コタツを片付けたいが片付かない。
コタツは、ばあちゃんとみぃの特等席なので、
GWまではバリバリに活躍すると思われる。

ここまで気温が上がると、春を通り越して真夏である。
衣服も、春物は何着か用意してあるけど、
さすがに真夏用の服はタンスの中だ。
今週末にはタイヤの入れ替えを予定している。
熱い路面にスタッドレスだと溶けてしまう(笑)

こんな時って、薄着になったり汗が冷えたりして、風邪をひきやすいんだよね。
時期が時期だけに、コロナと間違われてしまうので風邪には要注意だ。

昼休みに姉からTEL。
姉「七~、花が終わったから庭の桜の木を切ったんだけど、どうしよ~」
俺「えっ、枝でしょ?」
姉「幹から」
俺「・・・」
 「腐るのを待っていると、10年はかかるよ」
 「それに虫も湧くし」
姉「ど~しよ~」
俺「わかったよ、空いた時間に引き上げに行くよ」
姉「アリガト、でも持って帰ってどこに捨てるの?」
俺「うちの山だよ」
 「てか、捨てるって言うなよ」
 「土に戻すんだよ」

義兄は、わざわざホームセンターで電機のチェーンソーを買ったそうだ。
先日、親父の命日で来ていたんだから、
その時相談してくれればよかったのに。
俺に言ってくれれば、エンジンのチェーンソーもトラックもあるのにね。

あ~、また山の肥やしが増えてしまう。
ホントはダメなんだけどね。

つづく。


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旅行の夢

桜の花びらをブロアーで吹き飛ばすのが日課となっている。
急に暑くなったので、見ごろは1週間も持たなかった。

旅行の夢を見た。
温泉宿近くの漁港を歩いていた。
ふと、「あれっ?まだ酒が残っている」と気づき、
汗をかいて体内の酒を抜こうと、防波堤の上を走った。
そのとき思ったのが、「ヤバい、飲酒がバレる」だった。

断酒生活も丸5年、飲酒欲求も無いし酒に対して敵意さえ持っているのに、
夢の中では二日酔いするほど飲酒している自分がいた。

これは、飲酒に対する罪悪感よりも、
「バレないように隠そう」といった、
アルコール依存症者にはありがちな、証拠隠滅の意識のほうが高いということがわかる。
バレなければ飲んでも大丈夫という、弱い自分への甘さ、ズルさの表れだ。

心の奥底に、こんな感情が残っているということで、
「俺もまだまだ危ないな」と、
断酒の決意を、より強固にせねばと思った。

旅行と言えば、昔は団体のバス旅行が主だった。
行先など何処でもよかった。
バスの車中、昼食会場、ホテルの宴会場で、しこたま飲むことが目的だった。

コロナ禍の現在、団体旅行の機会も減った。
忘新年会、歓送迎会、総会も減った。
アルコール依存症の俺からしてみれば、願ったり叶ったりである。
退院後、酒宴には何度か出席してみたが、
2時間の宴席ならば、ウーロン茶とノンアルで付き合える耐力が付いた。
しかし、1泊旅行となると、72時間は耐えなければならなくなる。
長時間我慢し、酔っぱらった周りの人に飲酒を勧められれば、
我慢していたイライラが爆発して、
「アタマに来た、よ-し飲んでやるよ!」となってしまうかもしれない。

現在は飲みたくもないし飲むつもりもない。
万が一のことを考えても、自分一人ならば飲酒欲求に耐える自信がある。
しかし、他人からの「押し」にはその自信も揺らいでしまうかもしれない。
いつ、どこにでも、酒の誘惑はある。
どんなに気を付けていても、一瞬先には心変わりしてしまう自分がいることを、
これからも肝に命じて日々精進しよう。

つづく。


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2年ぶりの例会場

土曜日の夜、断酒会の例会に行ってきた。
その例会場は2年ぶりだ。
総会も近いので、その打合せがある家族会役員さんの妻のお供で、
付録みたいに付いていったような感じ。

例会場に到着すると、
「お久しぶりです~♪」と、嫌味にも似た挨拶をされた(笑)
しかし、2年前とまったく同じ顔ぶれ。
正副会長と支部長、それとベテランさん。
皆さん少し老けたかな?って程度。
話す内容も、聞いたことのある話(春バージョン)と近況報告と孫自慢。
「この面子では深い話をしても仕方ないな」と思い、
俺も近況報告とネコの話をして終わった。
もともと年齢層の高いベテランさんの多い例会場なので、
だいたい想像はできたが、まさに俺の予想通りとなってしまった。

俺は断酒会員だが、AAチャレンジもしたことがある。
そこで解ったこととは、
自助グループは、AAにしても断酒会にしても、
例会場によってメンバーも話す内容も違う。
若い人が多い例会場、新規の人が多い例会場、
そして今回のようなベテランさんの多い例会場。
それに、入院や通院していた病院によって、
AA寄りの病院、断酒会寄りの病院にも分かれる。
情報社会の現在、自助グループに頼らないという選択肢もある。

無駄足、無駄な時間を費やすことにもなるだろうが、
自分の足で各所を回ったり、ネットを駆使したり、書籍を利用したりして、
自分に合った回復方法を導き出すべきだと思う。

この病気は、人それぞれ性格も違うし、病気に至るまでの経緯も様々。
治し方も千差万別、一つとして同じものはない。
マニュアルなんてものは無いのである。

それにこの病気は、生きている限り完治することはない。
その時々によって回復方法も変化する。
自分も含め、結果を急がず焦らず回復に向けて、
日々気を付けていなければならない。

まったくめんどくさい病気である。

つづく。


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