SSブログ

二日酔いのはなし

クロの表情が明るくなったように見える。
座っている姿勢もシャンとしている。
気のせいではないだろう。
昨夜もチュールと一緒に少量のカリカリも食べてくれた。
これで体調不良がから来る食欲不振も、快方に向かってくれれば良いのだが。


二日酔いのはなし
断酒を頑張っている人には無縁の話だが、
正月の休み中に、飲み過ぎを後悔している人も少なくないだろう。
二日酔いの原因だが、そもそもアルコール(エタノール)は、身体にとっては毒である。
高濃度のエタノールは蛋白を変性させ、細胞を殺す効果がある。
胃や腸で身体に吸収されたアルコールは、血液に運ばれて全身を巡り主に肝臓で分解され、
肝臓の酵素のはたらきで、有毒なアセトアルデヒドを経て、酢酸(お酢の成分)に分解される。

たくさんアルコールを飲んだあとは、
身体の中のアセトアルデヒドの量も増え、頭痛などの悪酔いに繋がる
アルコールを飲んでいる時に、おしっこが近くなるが、
その後、抗利尿ホルモンの効果が戻ってくると、一転して身体に水分が溜まる方向に働く。
余計な水分が、頭痛などの原因になる。
エタノール以外の不純物の中に、二日酔いを起こす成分がある。
一時的なアルコール依存、低血糖、脱水、胃腸障害、メタノールなどが二日酔いの原因となる。
結局、どれか一つの原因というよりは、これらの原因が複合的に作用している。

俺が飲酒量が増えて来たんじゃないの?と思い始めたころから、
薬とかサプリメントでなんとかならないの?と思い、安いウコンの錠剤を毎日飲んでいた。
ウコンは昔から飲み過ぎ・二日酔いに効果があるということを聞いていたからだ。
飲酒前、飲酒後にウコンを飲むことで二日酔いを予防するとされているが、
一方で、脂肪肝など、既に肝臓にダメージが蓄積している場合は、
肝臓のはたらきを悪化させることもある。

「ウコンを飲んでいれば、悪酔いしない」から、
「ウコンを飲んでいれば肝臓に良い」に発展し、
「ウコンを飲んでいれば間違いない」と自己暗示をかけ容量を超えた服用をした。
ウコンを飲むことによって、調子の悪さを軽減させ、酒の飲み過ぎを隠そうとしていた。

これだ、俺の作戦は大失敗だったのだ。
浅はかな素人考えから、俺は肝臓をダメにしたのだ。

「オレ流」も、間違った方向に進むと、引き返せなくなることもある。


つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村



アルコール依存症ランキング













nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康