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成人の日

昨日は成人の日だったんだね。
それに気づかずフツーに仕事していた。
ウチの子供たちは全員成人しているので、成人の日だと気づかずに1日過ごした。

令和5年、ウチの地域は9日(日)に、
「成人式」ではなく「二十歳を祝う集い」という名で挙行されたそうだ。
なぜ成人式ではないのか? 成人式じゃダメなのか?
俺が思うに、今年もコロナウイルス感染症対策で、
例年実施している記念公演および祝賀会が中止となったことから来るネーミングだろう。
まあ、講演の時間は新成人にとっては苦痛だし、祝賀会は新成人のためのものではない。
新成人たちは、そんな形だけの儀式より、
一刻も早く、離れ離れになった友達との再開を各自のやり方で楽しみたいのだ。

俺たちの成人式を思い出してみる。
35年前、成人の日は1月15日、成人式も当然その日と決まっていた。
大学や専門学校に進学した人、就職して社会人になっていた人、
だいたい半々くらいだったと思う。
既に結婚して、赤ちゃんを抱いて成人式に出席する人もいた。
最近は土曜日に各種式典が行われるケースも多いが、
当時、土曜日は社会人にとっても学生にとっても平日だった。
成人式は絶対に祝日の1月15日と決まっていたので、わかりやすかった。

午前中に成人式を終え、皆一度帰宅し、
男子たちは慣れないネクタイとスーツを脱ぎ、
女子たちは着物を着せられたまま親戚回りをさせられた。
そして夕方になると、出身中学校ごとの同窓会に足を運んだ。
みんなこれが最大の目的で集まっていたのだ。
慣れないタバコを吹かし、酒の飲み方も知らずに一気飲みをした。
「ビールは苦いね」、「日本酒はマズいね」と言って、
薄~い青りんごサワーを飲んでいた記憶がある。
酒が美味しかったわけではない。
「大人になったからには飲めなくちゃ」という意識のほうが強かった。
その日は深夜まで飲んで騒いで、何時に帰宅したのか覚えていない。
しかし翌16日は平日、普段通りに時間は流れる。
2時間程度眠っただろうか、朝には親にたたき起こされ、
2日酔いによる頭部の激痛を我慢しながら6時50分の電車で都内の学校に登校した。
学校に着くと昨日成人式だった者は、俺と同様にこの世のものではない顔をしていた。

北海道から東京に上京し学生だった妻は、地元の成人式に出席しなかったそうだ。
その代わりに学校の同級生たちと旅行に行ったそうだ。
ウチの子供たちは3人とも地元の成人式に出席した。
けど、俺たちの時代のように飲んでバカ騒ぎはしなかったそうだ。

酒に対する意識の差から、
むかしのアル中と、今のアルコール依存のカタチも変化しているのがわかる。


つづく。


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