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断酒 俺ノート

「飲みニュケーション」の回数が激減している今、
精神疾患を伴う「独り飲み」とは土俵が違うが、酒好きから発展した昔ながらのアル中は、
アルコール依存症治療のための「断酒」が非常に実行しやすくなっている。

【アルコール依存症と鬱との関係】
アルコール依存症と診断されたことがある人は、うつ病もしくは躁うつ病を高い割合で合併している。
共通の原因とはストレスや性格、遺伝因子などがあり、
原因を突き止めて対処しなくては再発のリスクがある。
短期間であれば気分の落ち込みややる気の低下などは、それほど問題ないが、
アルコール依存症が長引き離脱症状も長期間に及ぶと鬱病を発症する。
俺のように元々酒好きであり、鬱病の症状を改善するために飲酒をしてしまって、
アルコール依存症に陥るケースもある。
長期的にみるとアルコールは睡眠の質を低下させている。
酒を飲んでいる間だけは気分がいい。
アルコールが抜けると気分の落ち込みが激しい。
そんな状況ならば、アルコール依存症と鬱を併発しているのかもしれない。
アルコール依存症にともなって「うつ」になっている場合、断酒してしばらくすれば、
うつ状態も改善していくケースが多い。
今の俺は、無理をしてでも物事をプラス思考することによって、
鬱の発症を抑制する努力をしている。

【アルコール依存症と認知症との関係】
栄養障害や脳血管障害などの混在があるものの、
60歳以上のアルコール依存症者は、40%以上に認知機能障害が認められる。
アルコール性認知症は、かなりの割合でウェルニツケ・コルサコフ症候群が占める。
断酒をすれば、50代60代では改ざんする割合が高いが、70代になると低くなる。
これは、断酒による注意力の改善が関与しているらしい。
これは俺も精神病院入院時にSMARPP-24と院内研修で勉強した。

【アルコール依存症と、未婚、既婚・自助グループとの関係】
飲酒による問題行動および飲酒による対人関係の崩壊は、既婚者よりも未婚者のほうが多い。
これは、家庭内よりも公共の場でもめることが多いからだと思う。
酒害者の周りには飲み続けることを可能にしている人(イネブラー)となっている配偶者が存在する。
配偶者が飲酒による問題行動を抑制する役割を果たしているのだと思う。
断酒会入会者は、既婚者未婚者はほぼ同数なのに対し、
断酒会以外の自助グループ(AAなど)は、既婚者より未婚者のほうが多い。
これは、断酒会は酒害者本人のみならず家族や支援者の存在が必要不可欠、
といった考えからなのだと思う。

酒を多く飲むほど、生涯未婚率が高い。
酒を飲みすぎるから結婚しないのか?、結婚しなかったからこそ酒を飲みすぎてしまうのか?

余談
酒の消費量が多く、飲み屋の売り上げが多いと、婚姻数が増す。
「外飲み」の機会が増えると結婚が増えるのか?
いや、婚姻数の減少と景気の低迷の関係のほうが強いと思う。


つづく。


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