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全国大会と入院

週末は断酒会の全国大会(東京)だった。
俺は鼻から行く気は無かったが、妻は14日(土)の前日分科会に行く予定だった。
前日分科会では家族の人向けの講演があり、妻もそれを楽しみにしていた。

「14日は会場まで車で送っていくよ」と言ったが、
その日は断酒会全国大会が行われる立川市で箱根駅伝の予選会があった。
車はムリだということで、家族会の人たちと電車で行くこととになっていた。
15日の日曜日も、マラソン「MGC」があったので、
全国大会執行部は、会場選択が大変だったであろう。

14日の朝、送迎の予定が無くなった俺は、普段通り仕事に出かけた。
そしたら作業開始後30分で妻から電話が入った。
妻「おばあちゃんが病院に連れて行ってくれって」
俺「どうした?」
妻「気管支の喘息発作が強く来ちゃったみたい」
妻「わかった、すぐ帰る」
家に着くと、玄関先に身支度を整えたばあちゃんが座っていた。
妻の全国大会行きの出発時刻も迫っていた。
妻に「立川に行って良いよ」と言ったが、
「こんな状態で行けるわけないじゃない」と返された。
ということで、3人でばあちゃんかかりつけの病院に向かった。
病院に向かう途中の車内では妻が、「遅れて合流するか、もしかかしたら行けないかも」と、
一緒に全国大会行くことになっていた人たちに詫びの電話をしていた。
その時点では妻も全国大会に行く気が半分くらいあった。
俺もお昼くらいまでにはばあちゃんを連れて帰れると思っていた。

病院に着いたのは9時半、点滴、吸入、レントゲン、心電図などなど、
その後医師の診察で、家に帰って安静にしているか?何日かお泊りか?と聞かれた。
ばあちゃんは開口一番、「個室は空いてます?空いていなかったら帰ります」
何とばあちゃんは短期入院希望だった。
スタッフの人に無理やり個室を準備してもらった。

ばあちゃんが病室に移動中に俺と妻は、
入院に対しての詳細をレクチャーしてもらい、いくつもの書類にサインをした。
入院に際して、不足するものを家に取りに帰らなければならなかったので、
確認のためにばあちゃんの個室に行った。
婆「落ち着いたらお腹が減ってきた」
俺「コロナだから、入院中に面会は誰も来れないよ」
 「いったん家に帰るけど、1階の受付に荷物を渡したらそのまま帰るよ」
婆「つまらない、点滴で調子も戻って来たしお腹空いたからから帰りたい」

時刻は夜7時、91歳のばあちゃんも大変だったろうが、
それに振り回された俺たちも、朝から何も食べずにフラフラだった。
テレビカードを2枚買ったから入院中はテレビとにらめっこだろう。
ヒマを持て余したばあちゃんは明日か明後日には退院だろう。
お見舞いはムリなので、姉や子供たちには電話を掛けるように言ってある。

先週日曜日の和式トイレで立ち上がれずに七転八倒していたのが、
発作が強く起きる引き金になっていたのはわかっている。
そのことを話そうとしたら、ばあちゃんに慌てて制止された。
プライドの高いばあちゃんはそのことを絶対に言わないが、
病院のスタッフにはコッソリ話してある。ナイショ
これも否認の一種だよな。


つづく。


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