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お盆の定義

盆休みも昨日で終わり、今日からいつもの日常が戻る。
むかしは、盆明けには徐々に秋の風に変わり始め、
日焼けしていると少し恥ずかしいくらいだった。
しかし、昨日の予想最高気温は39℃の体温越え、
予定されていた菩提寺の施餓鬼会も、一般檀家は不参会となった。
酷暑でコロナ禍、参会者は高齢者ばかりとなれば、中止でも良いくらいだ。
今年の秋もまだ遠い・・・

お盆の定義とは?

お盆といえばイメージするのは、やっぱり夏休み。
子どもや学生のみならず、社会人にとってもある程度まとまった休みとなりやすく、
旅行や帰省する方も多いことだろう。

この時期はご先祖様の霊がこの世に戻って来るといわれており、
それをもてなすための行事を行うのがお盆なのだ。
お盆は先祖の霊を弔うために行われる一連の夏の行事のことを指し、
現代では日本の夏を彩る風物詩といっても過言ではない。
名前の由来は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」。これを省略して、お盆と呼ばれる。

お盆は、地域によって時期や期間などが異なる場合も多い。
なぜかというと、これは旧暦にするか、新暦にするかによるものだ。
明治以前は、日本のどの地方でも旧暦の7月15日を中心に、
13日に迎え盆、16日に送り盆が行われていたが、
現在では、8月15日を中心にお盆の行事をする地域が多い。

我が家では、8月13日の夕方に墓地に出向き、
迎え火を焚いてその火を提灯に移し、
家に帰って仏壇もしくは盆棚のロウソクにその火を移し、ご先祖様をお迎えする。
そして16日の夕方はその逆に、仏壇の火を提灯に移し、
墓地まで行ってその火で送り火を焚いて、線香をあげてご先祖様を送る。
お盆の期間中は、ご先祖様は自宅に来ているので、墓参りはしない。

お盆で帰省していた長女の運転で買い物に出た時、
霊園の前では、墓参りに来る車で少し渋滞していた。
我が家のお盆のカタチしか知らない娘に、
「なんでこの人たちはお盆中にお墓参りに来るの?」と聞かれた。
「その家その家でお盆の形が違うから、それでいいんじゃないの」
と答えた。

お盆 = 墓参り と捉えているお宅も少なくないだろう。
お盆 = 夏休み と割り切っている人も居るだろう。
娘には、「オマエだってクリスマスやハロウィンを楽しむ仏教徒だろ」
と付け加えた。

盆踊りも本来は、お盆に帰ってきた先祖を供養するための念仏踊りだが、
娯楽としての盆踊りも存在する。
お盆も、人によって多種多様である。

つづく。


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