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ピンピンコロリ

昨日は、仕事の合間に墓掃除に行ってきた。
早くしないとお盆になっちゃうからね。
今日は妻が仕事なので、1人より2人のほうが体はラクだし早く終わるし、
現場を抜け出して、少し長めの昼休みを取って掃除してきた。

墓掃除をしながら思った。
「俺はいつ頃この墓に入るのだろう?」と。

「人生100年時代」と言われているが、
それがいずれ現実になるとの向きも強まっている。
2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きるとも推計も。
かつては「人生50年」といわれた時代もあったが、
それも今となっては遥か遠い昔の話。
寿命が伸びるのは良いことかもしれないが、抱える問題も多い。

「ピンピンコロリ」が理想ではあるが、現実はそう甘くない。
肝硬変から肝細胞癌まで患ってしまった俺には、
ピンコロは到底無理な話ではあるのだが、
周りのお年寄りたちを見ていると、
独居&体力の衰えや痴呆などで、
施設に入ったり、子供たちの家をたらいまわしになったりしている。

80歳を超えると急激に認知症になる頻度が増加し、4人に1人は認知症になっている。
さらに95歳まで生きたとすると、自分自身が70%の割合で認知症になるのだとか。
実際に「ピンピンコロリ」で亡くなる人の割合は、男性で10%、女性で2%程度だという。
こうなってしまった要因として、医療技術の進歩の影響が大きい。

医療技術の進歩で命は助かったとしても、
後遺症や身体機能の低下は避けられず、つらい老後を送るリスクもある。

もし100才まで生きるとしたら、どんな人生を想像するだろうか?
学校で学び、卒業、就職して、会社で働いたあと、静かな老後を迎える。
もしかすると、そうしたプランは今後成り立たなくなるかもしれない。
人生100年時代に人は80歳を過ぎても働く必要がある。
体はピンピンしていても、脳ミソが先にリタイアしてしまう場合や、
その逆に脳みそがピンピンしていても体がついていかない場合もある。

質素な生活を心がけ、
妻や子供たちには、なるべく迷惑をかけないようにしたいとは思っているが、
核家族化、少子化、未婚化が進む中、
やがて年老いていく俺たち夫婦や住み慣れた我が家は、
不良債権となっていくのかもしれない。

つづく。


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