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テレビ、本離れ、ハラハラ

街から書店やレンタルビデオ店が姿を消している。
紙の本、板のCDやDVDではなく、
電子書籍やインターネットでデータ受信するストリーミング再生が主流になり、
映像作品などを毎月定額で配信する「サブスクリプション」も普及した。
だが、決して活字や映像、音楽から足が遠ざかったわけではない。
入手方法と媒体が変わっただけだ。
テレビ離れ、本離れ、テレビ局も出版社も必要とされない時代が来るのかも?

俺たちが10代のころは、レンタルCD屋より前の貸しレコード屋だった。
週末には大きなLP盤を数枚抱えて帰り、カセットに録音したものだ。
メタルテープには手が届かなかったので、ハイポジ5本セット買いをしていた。
レンタルビデオ店も、VHSとベータの2種類を揃えていた。
HI-FIなんて言葉も懐かしい。
学生のころは、中古の専門書を神保町に買いに行くのが楽しみだった。
カセットデッキ、CDデッキ、ビデオデッキも消え、紙の本を読まなくなった。
今はネットで薄っぺらい情報を手に入れ、満足しようとしている自分がいる。

写真もプリントアウトしなくなった。
先日、古いアルバムの中から1枚の写真をスキャナーでPDF化し、
JPEGに変換したが、画像は悪いが記念として保存しておくにはそれで十分だ。
証拠として残す工事写真は、毎日のように撮り続けているが、
スナップ写真には、自分が写り込まないようにしている。
そもそも俺は写真を撮られるのが嫌いだ。
どうせオチャラけた写真ばかりになってしまうので、
証拠として残されたり加工されたりするのが怖い。
道を車で走っていても、ドラレコで撮られていたりするかもしれない
会議中もスマホで会話を録音されているかもしれない。
だから対外的には当たり障りのない発言と態度をとってしまう。

特に会話には、パワハラやセクハラが社会問題となり、
気を遣わなければならない場面が増えた。
朝、若い職人さんに「おはよう♪」と言ったが返事は無し。
「朝は挨拶からだよ」と言うと、
彼は虫の居所が悪かったのか「それってパワハラじゃねぇ?」と返された。
俺はただ、気持ちよく1日を始めたくて挨拶しただけなのに・・・

「それはハラスメントだ!」と言われるのが怖いから、当たり障りのない会話になってしまう。
さまざまなハラスメントが注目されてきたことを利用する人もいる。
ハラハラは、自身が「嫌だ、不快だ」と思った他者の行為や言動について、
「ハラスメントだ」と過剰に主張する嫌がらせ行為を指す。
そもそもハラスメントには、本当にハラスメントなのかどうかの判断が難しい。

なんかつまらない世の中になっちゃったね。

つづく。


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