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アルコール依存症再考

昨日、肝臓の病院に行ってきた。
先週のMRIの結果はOK!
MRIの画像を見ながら医師に「再発はありませんね」と、お墨付きを頂いた。
採血の結果も良好で、とりあえず今回も一安心といったところ。ホッ
ただ、ちょっと気になることを言われたので、
今夜調べてみることにする。

【 アルコール依存症再考 】
人は誰も「自分が可愛い」と思っている。
まずは自分を真ん中に置いて、目的を達成させるために自分以外の人を利用しようとする。
しかし、自分1人になってしまうと孤独に耐えられなくなる。
世の中にある家族愛も夫婦愛も友情も、実際には孤独に耐えられないから他人に依存したいとか、
自分の利益のために利用してやろうとか、或いは良く見られたいとか、
そういう不純な動機にバリアを掛け、良い自分を演じる。
善良だと思われている人でさえも、本性は醜いのが普通である。

アルコール依存症は、自分をコントロールできなくなって、
身体的に感情的にわかりやすく表面的に表れる。
認知機能の障害と言うより、精神状態や行動異常の問題がきっかけとなり、
そこで自他ともに「病気」ということに気づく(バレる)。

否認は、弱い自分を見せたくなくて問題をまったく認めないか、または過小評価する。
具体的には、嘘をつく、他と比較して自分の問題を小さくみせる、揚げ足をとる、理屈をつける。
自己中心性とは、物事を自分に都合のよいように解釈し他の人に配慮しないこと。
これらの心理的特性は、飲酒を続けるために後からつくりあげられたものであることがほとんどだ。

アルコール依存症が進行するにつれて、特有のものの考え方や病的な精神状態が現れてくる。
多くの場合はアルコールを何とかして飲もうという方向に思考が働き、
アルコールを飲むことを正当化しようとする。
このような精神状態はアルコール依存症をさらに進行させるように働き、回復をより遠ざけてしまう。

異常飲酒は良くないことだと理解しながらも、なんとか理由をつけて飲酒を正当化しようとする。
暑いから、寒いから、いいことがあったから、悪いことがあったから、また誰かのせいで、
といった理由で飲酒する。

本当の原因は自分の身体的・精神的なものであり、そのことを理解して断酒に取り組むことが必要。
アルコール依存症が進行すると、行動パターンすら変わってしまう。
何よりもまず飲酒を優先し、お酒以外のことはどうでもよくなってしまう。
嘘をついたり、人をだましたりしてもお酒を飲もうとする。
精神的な問題だけでなく、身体的、社会的にも問題が生じ、悪循環に陥る。
負の精神状態は、アルコール依存症をさらに進行させるように働く。
こうなると、長期的な身体的・精神的治療が必要になる。

認知行動療法では、「酒がないと○○できない」という考え方が、
「酒がなくても対処できる」、「私は酒がなくても大丈夫」というように、
依存していたものの力ではなく、自分の問題解決能力を信じられるようになる。
そのほかにも、似た境遇のメンバーと一緒にグループセラピーをする場合もある。
他のメンバーの体験談や気づきから、自分も多くを学べることがグループセラピーのメリット。

精神科通院や自助グループに通うということには、
意味のあることだと思う。
勇気が必要だが、思い切って門を叩いてみるのも一考かと。


つづく。


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