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大雨と猛暑

九州では大雨続きで地盤も緩み、
ウチのように裏に山を背負っているお宅は夜もおちおち寝ていられないだろう。
音や揺れなど異変に気づいたら即行動し、命を守る行動をとってもらいたい。

昨日は朝から暑く、日中には気温が体温を超えた。
熱中症警戒アラートも出た。今日も37の予報・・・
熱中症警戒アラートが出されている日は運動は原則中止だそうだ。
たしかに日陰で長い休憩を取りながらじゃないと、昨日のような天気では体が持たない。
昔ならこんな日は、夕方シャワーを浴びてキンキンに冷えた生ビールだったな。
熱中症対策としては、アルコールを飲む人は二日酔いと睡眠不足は命取りとなる。
アルコールの利尿作用からの脱水と、アルコールを飲んだときに身体の中で起こるアルコール代謝。
二日酔いや寝不足が重なると、身体のメカニズムが崩壊し、大人でも命の危険に晒されたりする。

俺も飲んでいたころの夏は、二日酔いによる脱水症状と万年下痢のダブルパンチだった。
午前中に大汗をかくと、「汗腺から毒を出しているんだよ」、「解毒だよ、解毒」と、
今考えるととても危険な発言をしていた。
断酒している現在では、もちろん二日酔いも無いし、体調不良になる前に気づくことができる。

各地で夏の高校野球予選が始まっているが、
ライブ放送で元気にプレーしている高校生たちを見ていると、
若いってすごいなと改めて感じてしまう。

そういえば去年の今ごろ、猛暑日と酷暑日について日記に書いたことを思い出した。
去年は6月下旬から40℃近くまで気温が上がっていた。
ちなみに、一日の最高気温が、猛暑日は35℃以上、酷暑日は40度以上である。
酷暑日は、日本気象協会が決めたことで、気象庁では定義されていない。

日曜日から息子が帰って来ているが、関東の蒸し暑さは耐えがたいものがあるようだ。
気温が高いのより湿度が高いほうが、気分が悪くなると言っていた。
俺も、過去に何度も立ち眩みで倒れたことがあるが、
気温の高い真夏よりも、梅雨の曇天でモワッと生暖かい多湿の時が多かった。

人は暑さを気温で評価しようとする。
しかし、人の体温に影響する環境因子は温度だけでなく、
さまざまな因子、たとえば風とか日光など多くある。
気温が高くても、日陰に居たり風が吹くと暑さをしのげる。
また、湿度との関係もバカにできない。
気温が30℃で湿度が高い日よりも、
35℃で湿度が低い日のほうが過ごしやすかったりする。
人の感覚に直接作用し、意識にのぼる代表的な環境因子が、
気温という一つの指標となっているだけで、それを鵜呑みにしてはならない。


つづく。


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酒の試飲はキケン

長男が、就職活動のためにまた一時帰郷している。
「お土産は要らないよ、手ぶらで来いよ」と言ったが、
今回もやはり「新潟と言ったろこれでしょ」と、笹団子と柿の種を買って来た。
「新潟は日本酒が定番だけど、おとうちゃんが飲めないらなー」と言っていた。
彼はお土産を買うのが好きである。
それは、妻の実家のある北海道に幼少期から何度も訪れており、
新千歳空港の2階を知ってしまっているからだ。

彼を駅まで迎えに行き、帰りの車中で、
「アキバで日本酒フェアやるらしいよ」と言ってきた。
そこではアニメの声優さんがトークショーをするそうで、そのあたりからの情報らしい。
彼はアニメ好きでもある。

ウチの子供たちが愛してやまない秋葉原、
9月と10月にアキバで日本酒飲み比べイベントを開催するそうだ。
調べてみると、「Tokyo SAKE Collection 2023 ~サケコレ@アキバ日本酒の日~」
と言った催し物だそうだ。
日本酒に触れる機会の少ない若い層や、海外の人をターゲットとしているらしい。

俺は20歳の時、山梨のワイナリーで試飲をして泥酔した経験がある。
1000円の盃を買えばワイナリーの中で飲み放題ということもあり、
「元を取らなくちゃ」と、赤でも白でも手あたり次第に飲み漁った。
結局試飲が許されている全種類を飲み終わる前にダウン・・・
本人は全く覚えていないのだが、
トイレに籠ったり迷子になったりする始末で、同行の友人に大変迷惑をかけていたようだ。
そこでビールや酎ハイの2~3倍のアルコール度数の怖さを知った。

酒の味も飲み方もわからない若者が、15度前後の酒を飲み比べと称してがぶ飲みしたら、
俺のような大惨事になりかねない。
日本酒やワインは甘くて口当たりが良い、それをキンキンに冷やされては泥酔まっしぐらだ。
まあ開催地が秋葉原で、声優さんのトークショーとのセットということもあり、
無茶なあの見方をする人は多くはないと思うが、酒は凶器となりうる。
いつだれが大酔っ払いに変身するかわからないので注意してもらいたい。

それと、むかしはバス旅行と言えば「酒蔵見学」が付き物だった。
バスの中でしこたま飲んでおいて、「まだ飲むのかよ?」とは思うが、
「酒」と聞くとギアが入る人も居る。
酒蔵内を試飲しながら巡回し、気分が良くなったところでまた酒を買い足す。
店側の思う壺だ(笑)
バスに戻れば車内に酒があるにもかかわらず、買って来たばかりの酒をの封を切る。
つまみも車内にあるのに、トイレ休憩のたびにサービスエリアや土産物店に寄るたびに、
誰に頼まれたわけでもなく、誰かがどこかで買い足す。
「また買って来たのかよ~♪」とバスの中は和んで、
数時間後に宴会があるというのにエンジン全開だ。
酔っ払いとはそういうものだ。

もうできないけどね。


つづく。


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夏祭りの準備

来週末に行われる夏祭りの準備に行ってきた。
コロナも第9波が来ているらしいが、
周りの地域でも夏祭りが復活しているといった影響もあり、
ウチの地域でも今年からまた夏祭りが再開する。
俺の仕事は毎年やぐらの組み立てとお祭り後のやぐら解体だ。

「酒」が伴うので、俺はお祭の本番には顔を出さない。
参加しなくとも、お祭りを間近で見てしまうと、
ただでさえお祭り男の俺は昔の記憶がよみがえり、絶対に血が騒いでしまうと確信する。
お祭りのメンバーの中には、昔の飲み仲間や後輩たちが多数参加する。
絶対に酒を勧められる、もしくは酒の席に誘われる。
間違いない。
だから、6年前に精神病院を退院してからは準備と片付けだけ出役し、
お祭り本番の時間帯は断酒会の例会に出席するようにしている。
しかし、今回はお祭りに当たる日に例会を行っている会場が無い。
「お祭り中はドライブにでも行こうか?」と、妻に提案している。

若いころ(15年ほど前)まではお神輿も担いでいたが、
2年前に本格的な椎間板ヘルニアが再発してしまったので、
飲酒の怖さもあるが、腰が心配で担ぐ気力もない。
ヘルニア持ちの腰では、今後神輿を担ぐことは無いと思う。

年齢的にもお祭り騒ぎをしていては恥ずかしい年ごろだ。
神輿を担ぐ主力メンバーは30~40代、世代交代だ。
おじさんは黙って閣外協力に限る。

その夏祭りも10年ほど前までは地域のお祭だったが、
過疎化と高齢化、仕事や家庭への負担を理由にお祭り自体が消滅しかかった。
そこで有志が立上り実行委員会を設立させて現在がある。
最近では有志による模擬店も出店し賑やかしているが、
そもそも夏祭りとは神事である。
子供のころから夏祭りには模擬店など無かった。
模擬店や提灯を見ると、なんか消滅した盆踊りの復活か?とも思える。

神事に関することへの協力はするが、
模擬店などのイベント的な部分には口も手も出さない。
そこまで首を突っ込むと、酒の誘惑が必ずある。

付き合いは悪くなるが、念には念を入れて断酒に励むしかない。


つづく。


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余った時間はラッキー!

来週のMRI検査を前に反復学習。

アルコール依存症と同時期に診断された重度のアルコール性肝硬変(チャイルドピュー分類C)、
断酒により肝硬変はほどなくチャイルドピュー分類Aまで回復したが、
診断されてから3年で肝細胞がんが発見された。
癌細胞は1つで直径1.1cm、腹腔鏡下肝切除からそろそろ3年が経ち、現在自覚症状はない。
切除された癌細胞からステージはT1と初期~中期の段階であった。
俺は肝硬変治療を始めてから4か月に1度、MRIとCTを交互に検査している。
なので早いうちに処置することが出来た。

しかし肝臓癌は外科手術によって癌細胞を切除したとしても、
術後2年以内におよそ7~8割の確率で再発する。
手術(肝切除)1年以内に再発する率は25~30%。5年以内なら70~80%となる。
俺は3年が経過するので、とりあえず2年の壁はクリア!
がんを完全に切除したとしても肝疾患による障害が改善されなければ、
残った肝臓から新たながんが発生する。
このため、再発予防には肝炎の治療が大きな役割を果たす。

このため、肝臓がんの治療は「モグラたたき」にたとえられ、出たらたたく、をくり返す。
何度も治療をしなければならないのはつらいが、見方を変えれば、
再発してもさまざまな治療手段があるということだ。
ここが肝臓がんとほかのがんとが大きく異なるところで、
あきらめずに根気よく治療を続けることが大切だ。

肝臓癌は初期の頃はほとんど自覚症状は無い。
進行してくると全身の倦怠感、腹水、黄疸、肝性脳症、消化管出血といった症状が出てくる。

肝臓癌の5年生存率と10年生存率
5年生存率
ステージⅠでは57.2%
ステージⅡでは36.4%
ステージⅢでは13.7%
ステージⅣでは1.9%
10年生存率
ステージⅠでは24.2%
ステージⅡでは14.3%
ステージⅢでは5.7%
ステージⅣでは1.7%

一般的ながんでは、ステージⅠだと5年生存率と10年生存率はほとんど変わらないが、
肝臓がんの場合は発見が比較的早期で根治的治療を行えたとしても再発するリスクが高いことが特徴。

予習として心のケア
がんの再発に際しては、体や心も不安定で変化しやすい状態になり、
自分の望むことを整理できないこともある。
俺は1度目の手術後、人生を逆算する心構えをした。
人生を10年後から逆算し、余った時間が出たらそれはラッキー!と思うようにした。
幸い俺はアルコール依存症で入院していたので精神科医とも繋がりがある。
精神科の担当医も癌切除の経験があり、3年前の手術前にはカウンセリングを受けた。
それから、不確かな情報に惑わされず医師の言うことを聞くことだ。

よし! これで来週のMRI検査を受けよう。


つづく。


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熟年離婚

熟年離婚が増えてると言う。
俺自身は離婚を考えたことは無いが、
妻から三下り半を突き付けられるならば、それはそれで良いと思っている。
子供たちも自立して、もしそのようなことになったならば、
「長く縛り付けて悪かったね」と言って送り出すことだろう。
その思考の根底には、自分に自信を持ってないということがある。
俺は稼ぎが良いわけでもないし、メンタルが弱くて酒に逃げ家族に多大なる迷惑をかけて来た。

妻には不自由な思いばかりさせてきた、我慢ばかりさせてきた。
その中でも、妻とばあちゃんの嫁姑間の確執が大きい。
俺は常に妻側に立って接してきたつもりだが、
「お義母さんの目があるから何もできない、どこにも行けない」と、ことあるごとに言っていた。
サザエさん一家のような昭和な家庭は過去の話し、
今でさえこんな状態なのだから、これから先は三世代居住など不可能に等しい。

熟年離婚の原因としては、
平日の夜と休日しか家にいなかった夫が、ずっと家にいるために、
これまで気にならなかった夫の性格や生活習慣が妻のストレスになることが妻側の一番の理由だが、
ウチの場合は自営業のために、俺も長時間同じ敷地内に居ることが多いので当てはまらない。
もし熟年離婚ということになるとすれば、ウチの場合は俺の病気と嫁姑問題となるだろう。


「俺のガンが再発したら、年金の繰り上げ需給を考えようかな」
「たぶん俺のほうが先に逝っちゃうし」
と言うと妻が、
「扶養に入らないで、私も働き続けていればよかった」と言った。
「おとーちゃんと結婚しなかったら一生独身だったかもしれない」とも言っている。
長女も一生独身派、今月入籍する次女も子供は持たないと言っている。
親の背中を見られたな。。。

たしかに結婚前は、一介の建築現場監督の俺より大手商社に勤める妻のほうが年収も高かった。
まあ、妻が東京で仕事を続けるのであれば、
実家の家業を継ぐことが決まっていた俺との結婚も無かった。
30年前は「寿退社」が当然のようにある時代だった。

女性は男性より寿命が長いため、高齢者になると女性の割合が増え、単身の高齢女性も増加する。
夫の遺族年金はあるが、単身の高齢女性の暮らしの問題は今後も深刻化する。
85歳以上になると7割が女性で、高齢化社会は高齢の女性が増える問題なのだ。

女性の年金水準の低さは日本社会のジェンダーギャップを反映している。
年金制度は、高度経済成長がいつまでも続けば成立していく専業主婦前提の制度、
もし、子供を産み育てた女性に年金を加算すれば、少子化対策にもなるのではないだろうか?
それはないな。


つづく。


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友人が新車購入

友人が新車を買ったので乗せてもらった。
中型のハイブリッドで30㎞/L走るそうだ。
納車してから1週間しかたっておらず、扱い方がまだよくわからないと言っていた。
以前の彼の車は20年以上乗っていた。最近の車にはまだ追いついてけていない。
「子供たちがみんな就職したから少し余裕が出来た」と言うのが新車購入の理由だ。
大学の授業料と仕送りが終わった彼は新車を運転しながら清々しい顔をしていた。

ウチもあと半年で子供たちが全員社会人となる。
でも俺は36年目の愛車を手放すことは無い。
20歳から乗っている、乗りつぶしだ。
ハンドパワーウィンドウだしラジカセだし、エアコンの効きこ良くないが、
快適ではないところがまた可愛い。
俺の身体の一部と化しているので新車を見ても羨ましくない。


マイナンバーカードの管理に不安を感じる高齢者らを対象に、
暗証番号の設定がなくても交付できるようにする方針だそうだ。

これは、「なりすまし」を奨励しているようなものではないのか?
従来の保険証に顔写真をつけるなどの改良をすればいまの保険証をなくす必要もないし、
運転免許証を本人確認書類として使い続けるほうがコストもかからない。
そうまでして従来の保険証を廃止する意味がまったくわからない。

マイナカードを普及させるために2兆円近くつぎ込んでいるので、
政府としてはやめられなくなっているのではないか。
保険証に写真をつけた方がよほどスムーズで費用もかからない。 
今発生している医療機関での混乱は今後解消できるのか。

便利さを求めた結果現状よりも不便で不安な感じを国民に植え付けてしまった。
トラブルが相次ぐマイナンバーカードの自主返納相次いでいる。
基礎年金番号を導入するにあたって各人の年金記録を統合する過程で、
担当者の入力ミスなどが原因で起きた「消えた年金問題」を思い出す。

運転免許証もマイナンバーカードに紐付け、
運転免許証での本人確認ができなくなることも閣議決定された。
当面、運転免許証こそ残すが、
本人確認用として使えなくするからとっととマイナカードを作れよ!と言わんばかりだ。

運転免許証の情報には過去の違反歴や事故歴など、外部に漏れない情報も入っていたが、
マイナンバーカードと紐付けられると漏れる可能性が大きい

そもそもなぜマイナ保険証に一本化する必要があるのかの意義さえ、
よくわからなくなってきている。

インボイス制度同様、前途多難だと思う。


つづく。


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昼例会でイラッ!

妻と断酒会の昼例会に行った。
例会場に着く前に仕事で3カ所ほど立寄るところがあったので、
仕事のついでに2時間の例会タイムと言ったところだ。
断酒会に本気の妻は、
「例会前にこんなに待たされるのなら別々の車で行けばよかった」と言った。
俺は、「断酒会にはたまに顔を出して、忘れられない程度にしておこう」程度のスタンス。
俺と妻の断酒会に対する温度差を感じた。

月に1度のこの例会は普段の例会とは少し違っていて、
酒害体験談ではなく、一つのテーマについてのディスカッション形式となっている。
俺も妻も秘かにこの例会を楽しみにしているところもある。
酒害体験談も6年も続けているとそろそろネタ切れだからだ。

今回のテーマは「共依存」についてだった。
アルコール依存症者には使い古されたテーマかもしれないが、
共依存について俺の中の経験と知識をもとに喋ることが出来た。
共依存と言うと、酒害者本人は加害者側のような気もするが、
酒害者も配偶者や家族に依存している部分も多い。
俺も家のことは妻に任せきりで、自分1人だけが思い悩み苦しんでいると思っていた。
それは責任転嫁でもあり逃げでもあった。
その頃のことを思い出し、掘り返し、繰り返し反省し、償うための良い例会だった。

ただ、一部の人たちのトンデモ発言がディスカッションの邪魔をしたのが気になった。
定年後にアルコール依存症と診断され断酒会員となったおじさんで、
プライドの高さから家族から相手にされず、毎日例会周りをしている出席回数自慢の人と、
アル中?の子供(40代)から子離れできない母親が、
自分のことは棚に上げて、他の人の発言に偉そうに上から意見していた。
出席回数や所属年数でマウントを取ろうとしているのが明らかだった。
当のおじさんは、決して自分の酒害体験を語ろうとせず、断酒継続の近況報告ばかり、
どういった経緯で酒浸りになったのか、なぜ家族に嫌われているのか、
安っぽいプライドが邪魔をしているから自分の恥ずかしい部分を語ることができない。
「酒を止めている俺は偉い」、「毎日例会出席する俺は偉い」とでも言いたそうだ。
断酒は当然のことだが、恥ずかしくても過去のことを掘り下げて喋ることにより、
気付き反省し、償い、今後は信用回復のために努力するのが筋だと思う。

もし俺に知ったがぶって舐めた口を叩いてくるようなら、
「おめーに言われたくねーよ」と返す気満々だった。
昔のようにスイッチが入りそうになっていた。
その時の俺の態度と目つきが変わっているのを横で気づいた妻は、俺のほうを見て、
「ダメ!」と小声で言った。

「何を言い出すかわからないからヒヤヒヤだったよ、あれはダメ!」
帰りの車内で怒られた。


つづく。


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「肝臓がんだ」と暴露

親友の親父さんは脳腫瘍が元で亡くなられた。
おばさんも脳疾患が原因で亡くなられた。
遺伝の可能性も無いわけではないので、彼に脳ドックに行くことを勧めた。

ウチも3代に渡って脳ミソの病気にヤラレている。
俺のおじいちゃんが脳溢血、おばあちゃんと親父が脳梗塞、
そして俺は13年前にクモ膜下出血ということで、
ウチの子供たちは血統書付きのサラブレッドなので、
近いうちに脳ドックを受けさせるつもりだ。

日曜日の弔問の時、親友2人に俺の肝硬変と肝臓がんのことを明かした。
このことは、彼らにはいずれ話すつもりだった。
でも、「営業に支障をきたすから公言しないでね」と釘は刺しておいた。
ただでさえ周りからは「アイツはアル中だ」
と言う目で見られているのはうすうす気づいている。
これ以上同業他社に弱みを握られたくない。


2024年パリ五輪では、会場内でのアルコール販売はVIPのみだそうだ。
何を持ってVIPなのだろう?
金持ちでも品の悪い飲み方をする者もいる。
てか、金持ちのほうがモラルに反した飲み方をするケースが散見されている。
首相の息子みたいな(笑)
酒が入れば熱くなりすぎてケンカになったり暴徒化する者も出るだろう。
禁止するなら全員禁止で良いじゃないか、
とは言えオリンピックにはスポンサー企業との強い関わりがある。
VIP室で日本の大手酒造メーカーの人が生ビールを飲んでいたら笑っちゃう。


マイナンバーカードの自主返納が始まっている。
その理由は、全国各地でトラブルが続出し、
「情報漏えいが不安」、「制度に不信感がある」など。
この制度を強制的に進めようとしている政府に対する不信へとつながる動きだ。
もしかすると2万円分のマイナポイントを付与するだけといった、
マイナポイント事業(祭り)で終わるかもしれない。
巨額の投じて来たのにね。

ただ、マイナンバーカードの普及はプラスに貢献するのも事実である。
現在のメディアの報道では、こうしたことが報じられずに、
システムのトラブルばかりが面白おかしく報じられている。
何が自分にとって有益か、見極める必要がある。


つづく。


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草刈りと弔問

日曜日は朝から地域の河川清掃があった。
河川清掃は8時開始なのだが、7時半には方々で草刈り機の音がし始める。
年寄りが多いため、フライングは毎年のことだ。
地域の集会なども遅くとも10分前にはいくようにしている。
定時に行ったのでは、「遅いよ!」と言わんばかりに遅刻扱いで冷たい視線を感じる。

その河川清掃だが、定時より早くから始めたのだから、一生懸命頑張るのかと思いきや、
早く終わらせて早く帰りたいという思考のほうが優先するので作業は雑だ。
特に今の時期は、「暑くなる時間になる前に早く終わらせよう」となる。
それに、年配者が自分の畑や庭を刈るように草刈り機を振り回すので、危なくて仕方ない。
他の地域では、高齢者が川に下りて作業するのは危ないと、道普請に変えたとも聞く。

コロナ前までは、河川清掃が終わると集会場で慰労会があった。
慰労会だけを楽しみにしている人も多かった。
しかしその慰労会も無くなった。
俺が病気の親父の代わりに出役し始めてから30年近く経つ。
30年前からメンバーに変化はない、30年前に40歳だった人も今は70歳だ。
慰労会で酒を飲むより家に帰ってゆっくりしたい人が大半だ。
田舎の高齢化の波は、年々加速度を増している。

先日親父さんを亡くされた親友のお宅に弔問に行った。
車の燃料を入れるためGSに向かう途中に通りかかったセレモニーホールの玄関前に、
親友の親父さんの名が書かれた看板を目にしたので、偶然にも気づくことが出来た。

親父さんには幼少期からたいへん世話になっていたので、
昨日の午後、もう一人の親友と一緒に彼の実家に出向き、線香をあげさせてもらった。
彼は実家を離れ別の場所に住んでいるので、訃報が俺の耳まで届いて来なかった。
それにコロナ禍から続く家族葬によって、なおさら情報が入りづらくなっていた。

久しぶりに行く彼の実家は最近リフォームされていて、
幼少期から通い慣れた家とは少し違って見えた。
墓前に手を合わせ線香をあげて久しぶりにそろった3人で話した。
話し始めて30分が過ぎたころ、「おばさんも元気?今日は顔が見えないね」と言うと、
「実は去年亡くなったんだ」と言われた。
「え~~~」 思わず2人で叫んでしまった。
別の部屋にある仏壇に案内され、おふくろさんにも手を合わせた。
当然ビックリもしたが、それよりも地元に住んでいるのに、
おじさんとおばさんの訃報を知らなかったことに恥ずかしさを覚えた。
知らないことは怖いものだと感じた。
話は尽きず、午後一にお邪魔したのに辺りが暗くなるころまで喋った。

ちょっと長居し過ぎた。


つづく。


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依存症の回復とは

妻がプリズンサークルと言う映画を見に行ってきたそうだ。
初めて日本の刑務所にカメラを入れた圧巻のドキュメンタリーで、
暴力の連鎖に反対する人たちに捧げられている。

官民協働の新しい刑務所で、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、
更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを導入し
なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか?と言った内容だ。
彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。
幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。
痛み、悲しみ、恥辱や怒りといった感情が根底にある。

これをアルコール依存症の回復に当てはめてみたらどうだろう。
アルコール依存症に苦しむ個人が身体的、心理的、および社会的な健康を回復し、
アルコールの摂取を制御できるようになるプロセスを指す。
依存症は脳の変化によって特徴づけられる複雑な状態であり、回復には時間と努力が必要。

回復の過程は個人によって異なるが、一般的に以下の要素が含まれる。
本人の意欲と決意:
回復の最初のステップは、本人が自分の依存症に対して変わりたいという意欲と決意を持つこと。
自分自身や周囲の人々への影響を理解し、回復に向けて行動することが重要。

専門家のサポート:
専門の医療従事者、カウンセラー、精神科医などのサポートを受けることが重要。
アルコール依存症は医療的な問題であるため、専門家の指導や治療計画が必要。

デトックス(脱毒):
アルコール依存症の場合、身体がアルコールを過剰に摂取していた状態を改善し、
アルコールを断つことが必要で、これは、医療的な指導のもとで行われることが一般的。

心理的な治療:
心理療法やカウンセリングによって、アルコール依存症に関連する問題やトラウマに対処し、
依存症の要因を理解することが重要で、回復を継続するための認知行動療法を学ぶことが役立つ。

サポートグループ:
アルコール依存症の回復において、同じ経験を持つ他の人々と交流することが役立つ場合がある。
AAや断酒会などのサポートグループがあり、参加することでモチベーションを保つことができる。

健康的なライフスタイル:
回復の一環として、健康的な生活を築くことが重要。
バランスの取れた食事、運動、十分な睡眠などの健康的な習慣を身につけることが重要。

心も体も健康になることも大切だが、俺は自分自身の回復だけではいけないと思っている。
多大なる迷惑をかけた家族や周囲の人たちへの罪滅ぼしと言う意味でも、
過去の自分を反省し悔い改め、信用回復に努力し、先に進むことも重要だと思う。

酒を忘れられた今、日ごろから周囲に対して「役に立ちたい」と思っている。


つづく。


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