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過疎地域

人口減が続く過疎地への新たな配水手法として、
厚生労働省がタンク車で運ぶ「運搬送水」の指針をとりまとめた。
水道の持続に赤信号が点っている。
人口減少、水利用減少から料金収入は低下し、施設の維持更新ができていない。

過疎地域とは、人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し、
生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して低位にある地域で、
総務省が過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法により、
原則として市町村単位で指定する。

地域の自治体は地方税の税収が少なく、財政力が弱いという特徴がある。
過疎化の背景として若者の都市部への流出や雇用の場の不足等があり、
その結果高齢化が進んでいる。対策として過疎地域自立促進特別措置法の他に、
「特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律」や、
「山村振興法」等が制定されている。

「過疎地域」で調べたら、こんなにあるのかと言うほど全国の過疎地域が多かった。
一般社団法人全国過疎地域連盟ってのもあるんだね。

タンク車で運ぶ「運搬送水」と言われても、手洗いや入浴なども不便でしょう。
災害による緊急時でもないし、高齢者の人が住み慣れた家を離れるのは寂しい。
コスパだけを言われてしまえば、人口が少ないところに税金を投入するよりも、
移転してもらって集中的に税金を使う方が効率的だろうが、引っ越しとなると金も労力もハンパ無い。
一方、一見効率が良さそうに見えるけど、毎回水を運ぶコストもかなり大きいだろう。

俺は職業柄、山林や山間部のお宅、山間部の公共建築物などにかかわっているので、
今更引っ越しはできない、運転免許を返納するまでは考えないようにしている。
それに山間部のお宅には井戸を掘っていたり、山の水を引くシステムが備わっている。
水道水が無くなってもあまり不自由しなし、水がめと浄水場がその山間部にあり、
滋賀県の人みたいに「琵琶湖の水止めるぞ!」みたいなことが言える。

ただ、このまま過疎化が進むと、
山間部を拠点にしている第一次産業はますます衰退の一途をたどって行く。
都市部は都市部で、インフラの維持費を考えずに住宅地がどんどん広がっている。
今まで通りに無秩序に住宅地を広げていくことがいいのか検討する必要もあるかもしれない。

国土全体では僅かな面積(約14%)の大都市圏への人口集中は約52%、
日本の人の半分以上が大都市圏に住んでいるんだね。

その反対に、48%も居る過疎地住民をお荷物のように扱うことなく、仲良くしてもらいたい。


つづく。


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