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全国大会のお誘い

第60回全断連全国(東京)大会出席のお誘いがあった。

全国大会の趣旨
アルコール依存症からの回復の祭典!!
アルコール依存症から立派に回復した人たちの声を聴き、姿に接することで、
アルコール依存症が回復する病気である事を広く社会にアピールするイベントです。

まだ時間があるので考えてみるが、役員でもない平会員の俺はたぶん行かないと思う。
主催の東京都の人たちには悪いが、その場で酒害体験を発言出来ないのであれば、
毎週のように行われている地元の断酒会例会に出席した方が己のためになる。

全国大会は、要はお祭り、フェスティバルである。
人数合わせならば役員さんが行けば良いと思っている。
年に一度の旅行替わりと思って出席している人も少なくないと思う。

というのも、俺は過去に様々な団体の全国大会やブロック大会に、
出席者であったり時にはスタッフとして出役した経験がある。
全国大会と言えば、主催は毎年都道府県持ち回りで順番が回ってくる。
たまたま自分が役員の時に主催者側に回らなければならない年もある。
主催者側は大変だ、1年以上前からその準備が始まる。
会場選択(宿泊付き)から始まり、プログラムの内容、タイムスケジュール、来賓者や講師の選定、
当日の会場設営、スタッフの割り振りなどなどなど・・・
大会中は忙しすぎて、開会と閉会のあいさつくらいしか同席することが出来ない。
終わってみれば、達成感はあったが、内容を何も知らないので、
「疲れた」という思い出だけが残る。

全国大会は必要?
現代のネット社会、わざわざ高い旅費をかけて全国から集まらなくても、
自宅に居ながらネット上でも全国大会は開催可能だ。
画面を切り替えるだけで分科会を渡り歩くこともできるだろう。
もしかするとそちらの方が参加人数は多くなるかもしれない。

断酒会の会員数が減少している原因の一つに、年間行事の多さもあると思う。
アルコール依存症に苦しんでいる人は自分のことで精一杯で、
組織の全国レベルの年間行事のことなど構っていられない。
日々の生活や仕事もあるので、全国に視野を広げるほど心に余裕はないはずだ。
月間スケジュールに組み込まれた地元の例会さえも出席するのに勇気が要る。
書籍や動画で病気の勉強をし、ネット上で匿名の人たちと話し、必要ならば医療機関を頼り、
慣れてきたら地元の例会出席だけでも良いのではないだろうか?
断酒会員なのに、こんなこと言っては怒られちゃうな。

試しに全国大会に出席して、断酒会とのつながりを持つきっかけになれば、
それはそれでよいとも思う。


つづく。


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