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「自分は正常だ」は危険

茶の間で夕食を食べながらテレビでニュースのダイジェストを見ていると、ばあちゃんが、
「よしっ!巨人が負けた」とか、「ジャニーズの話はもういいよ」と言っている。
彼女は昔からそうだ。
自分の凝り固まった固定概念を、意地を張るように頑なに死守している。

次女の入籍に対しても、「結婚式は?」、「結納は?」、「子供は?」
それに精神疾患の話題をとことん避ける。
俺のアルコール依存症、亡くなった義妹の統合失調症、孫がADHD気味で不眠症なこと。
陰で姉に、「ウチに悪い血が入っちゃった」と言っていたのを忘れない。

あの世代の人たちにとっては、精神病院 = キチガイ病院 と言いう認識だ。
俺のアルコール依存症は見て見ないふりをして、肝臓疾患だと言い張る。
LGBTQやDV、性犯罪のことなどは他所の国の問題だと思っている。

日本の精神病院の数が世界一なのも、
「精神異常者は利益を生まないから収容所に隔離する」
といったニュアンスの、当時の政府の政策によるものだ。
今や精神疾患は多かれ少なかれ誰もが持っている。
むかしタブー視されていたものがオープンになっているだけのはなしだ。

特に高齢者は、昔からの凝り固まった思考回路の持ち主は少なくない。
戦争一色でマインドコントロールされた少年少女時代を過ごした世代にはありがちなのかもしれない。
それに、自分が思っている正常な考え?を他人に押し付けがちだ。

「自分は正常だ」、「自分の考え方こそ正義だ」と思うのはとても危険な思考である。
必ずしも危険な思考とは言いきれないが、いくつかの注意が必要だ。
以下に、これについて考える際に考慮すべきポイントを示す。

・自己評価の限界
自分が正常であるかどうかを判断するのは難しいこと。
個人の経験や価値観に基づいて判断されることがあり、他の視点や情報が欠けていることがある。
他の人々や専門家の意見を求めることが大切。

・偏見や誤った信念
自分が正常であると思い込むことで、他の人々や異なる意見を無視する傾向が生まれる。
これは偏見や誤った信念の根源になる。

・自己検証
自己評価をする際に、客観的なデータや証拠を検証することが重要。
自分が正常であると主張するなら、その主張を支持するデータや証拠を収集し、
客観的に評価することが必要。

・適切なフィードバックの受け入れ
自分が正常であると思っていても、他の人々からのフィードバックを受け入れることは重要。
他の人々の視点から学び、成長する機会として捉えるべき。

・心の健康
自分が正常であるという思考が、自己評価や精神的な健康に対して否定的な影響を及ぼす。
過度な自己評価や自己批判は、心の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

自己評価は重要だが、その過程で客観的な視点を保ち、柔軟性を持つことが大切で、
他の人々とのコミュニケーションや相互作用を通じて、自己理解を深め、
頭を柔らかくし、より健全な思考パターンを発展させることが重要だと思う。


つづく。


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肝臓がん再発再考

肝臓がんの再発についてもう一度考えてみる。
俺はこの作業を定期的に行い、再発予防及び再発してしまった場合の対処と心構えなど、
へたに焦ったり落ち込んだりしないように心がけている。

肝臓がんは再発する可能性が高いがんである。
切除手術でがんを取り切れたとしても、8割の人が5年以内に再発する。
その理由は、肝臓がんが主に肝炎ウイルスの感染などによる慢性肝疾患から生じるためで、
がんを完全に切除したとしても肝疾患による障害が改善されなければ、
残った肝臓から新たながんが発生する。
このため、再発予防には肝炎の治療が大きな役割を果たす。

アルコール性の肝炎や非アルコール性脂肪肝炎NASHなどの非ウイルス性の肝臓がんが増えている。
アルコール性肝炎による肝臓がんの再発予防では、禁酒が一番であり、
多くのケースで肝機能の改善が認められているが、
病気が進行しすぎている場合は禁酒しても肝機能が悪化し続ける場合がある。

再発予防に取り組んだ場合でも、初回治療後の再発率が高いのが肝臓がん。
多くのがんでは、治療によりがんが消失してから5年経過後までに再発がなければ治癒とみなすため、
5年生存率が、がん治療がうまくいったかどうかの目安となっているが、
肝臓がんの再発は5年~10年目までに起こる率も高く、
10年間再発しなかった場合でも11年目に再発が起こる可能性がある。
その理由は、発がんしやすい状態にある肝臓が残っているためである。
一方で、肝移植を受けた場合は5年をすぎてからの再発はまれである。

再発時の治療選択は基本的には初発時と同じで、
再発のときの治療選択で重視されるのは、初発のときと同様に肝障害度で、
切除手術は体への負担が一番大きい治療法であるため、
肝機能の低下が著しい場合は適応にならず、
ラジオ波焼灼療法や肝動脈化学塞栓療法などが選択されることもある。
切除手術を受けた人が再発した場合、再切除を受ける割合はおおよそ3割ぐらい。
一方、初回にラジオ波焼灼療法を受けた場合では、
再発時に再度ラジオ波焼灼療法を受ける割合は8~9割。
切除手術が可能かどうかは肝機能の回復度にかかっているため、
肝炎の治療次第で再切除はもちろん可能。

俺の肝臓機能の数値は、今のところ正常だ。
もし再発と言うことになったら、また癌細胞切除となるだろうと思う。

がんの再発や転移は、治癒を目指してきた患者にとって大きなショックとなる。
気持ちが沈んだり、つらいなどの心の不調が出てくるので、
適切な心のケアをすることは、生活を守り、自分らしさを保つことにつながる。
心のケアは、肝臓の担当医のほか、
アルコール依存症でお世話になった精神科の意志にも相談してみるつもり。

「どうにでもなれ!」と、再飲酒などしてしまえば、今までの努力が水の泡だ。
今後、残された人生を死の時を10年と設定し、そこから逆算して考えるように努力しているが、
ヤケクソになってまた人に迷惑をかけることのないよう、
強い気持ちを忘れないようにしようと思っている。

できるかな?


つづく。


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性癖や依存体質

「小学校の教諭 わいせつな動画をSNSに投稿したとして懲戒免職処分」
「女子生徒と複数回みだらな行為 同じ学校の男性教諭を懲戒免職処分」
なんかこんなニュースが多いね。
もしかすると、それが目的で教職員免許を取得した輩もいるのではないかと疑ってしまう。

「日本版DBS」とは ↓
性犯罪歴のある人を子どもに関わる仕事に就かせないよう、
政府は学校や保育所などが職員を採用する際に求職者の犯罪歴照会を義務付ける仕組みで、
塾やスポーツクラブなどの民間事業者については義務化を見送り。
照会できる犯罪歴は、不同意わいせつ罪などの刑法犯を想定している。
被害者が子どもである場合だけでなく、大人も含めた性犯罪を対象にする。
起訴猶予など刑が確定しなかったケースは含まれない見通しで、痴漢などの条例違反も対象外となる。

未成年への性犯罪に対する罰則が、日本は海外に対して緩すぎる。
子どもの性被害は長期にわたって心身に有害な影響を及ぼす。
大人になってもある日突然被害にあったころのことがフラッシュバックし、
男性不信や女性不信に陥ったりするケースもある。

性癖や依存体質は一生ものなので期間を区切るのは絶対的に間違っている。
DBSの対象となるのは、前科者のみで、不起訴処分の人物は対象外、学習塾も対象外。
性癖や依存症をナメすぎてない?

犯罪歴が無くても、個人の生まれながらに持つ潜在意識や興味本位で、
性犯罪に突然目覚めてしまうこともある。
日本版DBSの対象が性犯罪歴のある者と限定するのはとても危険だと思う。
性加害で不起訴や起訴猶予など刑が確定しなかったケースは含まれないというのも信じがたい。

依存症に当てはめてみると、
アルコール依存症やギャンブル依存症と診断されていなくても、
うつ病から酒浸りになったり、大穴馬券を当ててビギナーズラックからのめり込んでしまうように、
いつだれが依存症から犯罪者になってもおかしくない。
病院やクリニックでアルコール依存症と診断された人より、
医療機関を受診せず、アルコール依存症と診断されていない人のほうがはるかに多いのも事実。
我が国でのアルコール依存症の患者数は100万人以上と推定され、
そのうち治療を受けている方はわずか5万人と言われている。
自分は病気だと認識できている人は5%しかいないというわけだ。
医療機関で依存症と診断されなくても、アルコール依存症になる能力は十分備わっている

アルコール依存症の人が断酒を始めて数か月でスリップし元通りに戻ってしまうケースも多い。
「半年断酒してたんだけどスリップしちゃったー♪」と言う人が居るが、
俺からしてみたら、それは断酒ではなく禁酒である。
ただ単に、お酒を半年お休みしていただけなのだ。


つづく。


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消防団員数最少

火曜日は、また体温を上回る暑さになった。
今年は40回を超える猛暑日、まだこれが続くのか・・・

と思っていたら今度は日本の南で台風13号が発生した。
台風は今後やや発達しながら北東に進み、
7日から8日にかけて関東地方に接近するおそれが。

上陸する場所によって被害が変わってくるんだよね。
ウチの場合だと富士山より東で上陸すると暴風雨になりやすい。
注意せねば。

今年度の消防団員の人数がこれまでで最も少なくなった。
昭和29年度は200万人を超えていたが、今年度は76万人、
30歳代以下の若年層の減少が続く一方、40歳以上は増加しており高齢化が進んでいる。
若年層は昭和40~60年代に全体の約8~9割を占めたが、4割を切っている。
消防庁は「若者の地域活動に参加する意識の低下が要因」とみている。
高齢化や本業の忙しさなどを背景に、退団者の人数は高い

表向きは少子化とか飲酒を強要されるとか、
年度報酬が数万円と少ないことが原因とされているが、
操法大会の練習、数多くの式典や日曜日昼間のパフォーマンスが入団者がいない最大の理由である。
これらの年中行事は、団上層部と首長や議員が喜ぶだけである。
消防団は軍隊でも体育会系運動部でもない。
消防団の存在意義を履き違えて、地域防防災の要であることを忘れてはいけない。
スポ根好きな高齢者は、森〇健作と一緒に竹刀を持って砂浜を走っていてくれ。

それに、パワハラやアルハラが叫ばれてる今の時代、強制的な飲み会など皆無だ。
災害時の出役や地域防災のための出役がイヤな団員など居ない。
むしろ有事の際には無償でも出動したいという団員が殆どだ。

人口流出や自然減で人口が減少するのは以前からわかっていたこと、
本職の消防署員の人数や装備は人口に比例して増減するのに、
消防団員は人口密度に関係なく、地区によって団員数を割り当てられる。
地方の山間部など、面積は広いが人が居ない地域の団員は、
定数の壁があるために辞めたくても新入団員が居ないから辞められない。
どうしても辞めたければ、上層部とケンカして辞めるか、幽霊団員になって除名されるしかない。
本職の消防署員も、管轄する面積の広さによって署員を配置できないものだろうか?
本職は消防庁の管轄、消防団は市町村の管轄であるため、
消防団のことには消防署員が軽く口を出せないというところにも原因があるのでは?

世の中が変わり、人々のライフスタイルも変わっていく中、
旧態依然のまま、何の見直しもしてこなかった組織の改革が急がれる時期に来ている。


つづく。


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全国大会の開催意義

先日、断酒会例会に出席した時、
やはり10月の全国大会のお誘いがあったが丁重にお断りをした。

以前にも書いたが、過去に俺は何度も様々な団体の全国大会やブ地方ロック大会に、
参加者として、時には主催者側として携わって来た。
そこで思ったことは、「これって研修旅行じゃん」だった。
仕事上の付き合いからの全国大会では、やはり自分の仕事に結び付くからという理由で、
1日目は興味にのある分科会に参加し、本気になって発表者の発言に聞き入った。
だが、その日の夜の懇親会でたらふく飲み、夜の街に消えて行く。
2日目は、開催県の観光コースを巡るのがお決まりのパターン。
大会よりもむしろ酒と観光目的の参加者も少なくなかった。
主催者側になったときは、観光コースと観光案内をしていただく有識者を探すのに苦労した。

では、断酒会全国大会についてはどうだろう。
俺も断酒会に入会してからこの6年間で何度かの全国大会や地方ブロック大会に参加した。
仕事のしがらみも無く、同じ資格を持つ者同士でもなく、共通する話題は断酒のみ、
それに、発表者の発言を聞いてもディスカッションをするわけでもないので、
デカいホールで行うというだけで、普段からの例会と変わらない。
本気で悩んでいる人、より深い知識を習得したい人、入会して間もない人以外は、
酒の無い観光旅行と何ら変化が無い。

断酒会の人たちは会員の人を「仲間」と呼ぶ。
例会単位の小さなコミュニティーなら身近な悩みも聞けるし、
地域性も出るので話が頭に入りやすいが、
全国にその「仲間」を広げて何がしたいと言うのだろうか。

それに、アルコール依存症者には、俺を含めお祭り好きな性格の人が多く居る。
多くの人が集い盛り上がる、そこに酒が加わればその場の高揚感はMAXである。
そんな経験を数多く経験しているアルコール依存症者は、
酒の誘惑に負けずにいられるだろうか。

大きな大会とは別に、断酒会には忘年会や新年会もある。極めつけはバーベキュー大会だ。
冷えた生ビールの無いバーベキュー大会に、かつての酒豪たちが我慢できるのだろうか。
だから俺は、「酒が出ないんだったら行かないよ♪」と言って毎回参加を断っている(笑)

精神科の担当医からも、「酒の出る会合には極力出席しないように」と釘を刺されている。
飲酒欲求を呼び起こす可能性のある集会は、断酒会には不要だと考える。
仕事帰りに例会出席して酒害体験を喋り、勉強会でディスカッションをする。
そのくらいで良いと思う。
それに最近ではセミナーに参加しなくてもネットで新しい知識を得ることもできるし、
全国の人との接点はzoom例会にもある。

全国大会自体が、アルコール依存症が回復する病気である事を、
広く社会にアピールするイベントということなので、
まあいいか。


つづく。


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雨天につき昼例会出席

昨日は夜中から降り始めた強めの雨が朝まで残っていたので、
外作業は中止にして内勤だった。
ウチは8月決算なので決算書類を始めることにした。
今期はコロナ全盛期のころよりは少し良かった程度で、
材料高と物価高の影響もあり、まだまだ元通りには回復しきれていない。
これにインボイスが始まり増税が加わったら、今後はどうなってしまうのか見通しも立たない状態だ。
インボイスも最低賃金引き上げも増税に繋がって、
業者が泣くかエンドユーザーが泣くかのどちらかだから、
結局値上げにしかならないので、お客さんの財布の紐も硬くなる。


雨らしい雨が降ったのは久しぶりだった。
週末に土場の草刈りを終えておいたのは良かったのだが、
「暑くなる前に!」と、炎天下の作業を嫌いハイスピードで草刈りをしたので、
首と腰が少し痛む、それに普段と違う動きをしたので手のひらに豆もこさえてしまった。
応援団部のころ、野球応援で太鼓を叩いて豆を潰して血だらけになっていたのを思い出した。
年齢を重ねると筋肉痛が2日後に来るというのはホントだな。

「作業はムリせず!」と注意していたのだが、
ついつい作業が乗ってくるとブレーキが効かず、なかなか思うようにセーブできなかった。
それに、そろそろお終いにしようと思ったときに隣のおばさんから、
「暑いのにご苦労様♡ ついでにそこもやってくれる?」と、
冷えたスポーツドリンクを渡されながら悪魔のささやき・・・
時刻は12時、気温は34℃、7時半からの作業ではそろそろ長休止が必要だった。
残る力を振り絞って隣の家との境の草刈りを終えて帰宅した。
疲れたけど、「ありがと♡ お陰様で景色が変わったよ」と言われて嬉しかった。


昨日は悪天候ということもあり、妻もパートが休みということもあり、
決算書類作成もスタートラインに立てたので、断酒会の昼例会に妻とともに出席した。
妻の場合、月一の昼例会がある日は、作為的にパートを入れないようにしているようだ。
ナンチャッテ会員の俺とは会に対する意気込みが違う。

月に一度あるこの昼例会では、酒害体験談だけの夜の例会と違って、
ひとつのテーマに対するディスカッション形式であり、
それに、新しい人や遠くからの人、家族の人も多いので、
俺も秘かに楽しみにしている例会だ。

例会のテーマは「アディクション」、ありきたりのテーマではある。
昨日はいつものメンバーで、飲酒欲求の起きる確率の極めて少ない人ばかり、
依存症についての知識も豊富な人たちなので、いつもの話しになってしまい、
少し期待外れだった。

まあこんな時もある。

つづく。


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俺の分まで飲んでくれ

土曜日と日曜日は、土場の草刈りに行ってきた。
ホントなら1日で済ませたいところだったが、
身体へのダメージが大きいので、2日に分けて午前中のみの作業とした。
朝晩は気温が下がりすごしやすくなったが、日中炎天下での最高気温が35℃は辛い。

妻は断酒会の家族会の会合、長女は週末帰省せず、長男は佐渡に居るので手伝ってもらえなかった。
除草作業1日目に草刈機の部品が破損した。
その日の午後は草刈機の修理をし、直ったのだが不安なので仲間から予備の草刈機を借りた。
2日目の午前中には作業を終わらせることが出来た。
草刈機をか貸してくれた仲間に、「コレ、俺飲まないから」と、頂き物の日本酒一升をあげた。
昔は朝まで一緒に飲み明かした仲だったが、
彼は俺の病気を知っているので、「ホントならこれ一緒に飲みたいとところだけどな」と言っていた。
俺は、「俺の分まで飲んでくれよ」と言って帰宅した。

昨日の午後から雨の予報だったので、作業を急ぎたいところだったが、
身体に無理をさせられない俺は、「雨に降られたら来週末でも良いや」と、
降ってきたら作業途中でも終了するくらいの軽い気持ちで草刈りをした。
昔の俺だったら、「今日中に終わらせてやる、倒れるまでやろう」と無理をしていただろう。
病気をしてから少し大人になったな。


花粉症対策として、政府が「30年後にスギ花粉を半減」という大胆な数値目標を打ち出した。
花粉の主な発生源であるスギ人工林の伐採を促進するなどして実現を目指すが、
伐採の担い手や販路の確保など課題は山積みで、数値ありきの政府方針には異論も噴出する。
実現には国内林業が抱える長年の課題がいくつも横たわる。
伐採は体力作業で、植え替え後も定期的な下草刈りなど手間がかかる。
その割に木材価格は輸入材に押されるなどして低水準で、従事者らの待遇改善も進んでいない。
現在の国産木材価格では再造林は難しい。
少子化やライフスタイルの変化で建材需要増は見込めず、業界の不況が続いている。
補助金絡みでなければ伐採しても赤字、補助金入れて伐るのは良いが、
手間と年数、木材価格を考慮すれば、将来赤字が確実となり再造林は見込めない。
どうしてもスギを伐りたいのであれば、はげ山とメガソーラーの山を覚悟しなければならない。

そもそも戦後、国策(木材利用や燃料)として半強制的にスギの植林をした。
伐期を向かえた樹齢50~70年に達したものも多い一方、
大半が手入れが遅れたり放置された状態にある。
植林したころには無かった花粉症は、自然災害では無く人為災害と言える。
来年から森林環境税の徴収が住民税に1,000円を上乗せする形で始まる。
政府は花粉症対策にも税収を活用する方針だが、基盤整備の促進をより重視すべきだろう。

極論、莫大な国費を投入しなければ、日本のスギが減ることは無い。要は金なのよ。
それよりも花粉症に効く特効薬の開発に力を入れ、そちらに税金投入するべきなのではないだろうか。

と、山間部に住み、木材を利用する職業に就き、花粉症ではない俺が言う。


つづく。


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肝臓を傷つける飲み物

「酒以外でも肝臓を傷つけてしまう意外な飲み物」という記事を見た。

冷たいビールやジュースはのど越しがよく、つい何杯も飲んでしまいがちだが、
飲み過ぎに気をつけたいのはアルコール飲料だけではない。
カラダによいとされている飲み物さえも実は逆効果であり、
健康のかなめである肝臓を最も早いスピードで傷つけ、“脂肪肝”を作り出している。

脂肪肝を指摘されたら、真っ先に「脂肪をとるのを減らせばよい」と考えがちだが、
肉の脂身や揚げ物を食べなくても、糖質の量に無頓着なままでは脂肪肝は改善しない。
真っ先に減らすべきは糖質量で、
加糖飲料、米、パン、麺、スナック菓子などの糖質を減らす必要がある。

清涼飲料水の中には、健康によいとして売られている飲料も含まれている。
たとえば、汗をかいたときに飲むことが多いスポーツドリンクや100%の野菜ジュース、
エナジードリンク、乳酸菌飲料、果物ジュースも、
科学の世界では加糖炭酸飲料と同じく、肝機能を傷害する可能性が高い。

加糖飲料を飲まない習慣が脂肪肝改善に再重要である。
飲み物を無糖のお茶(緑茶、紅茶、烏龍茶)、
水(水道水、ミネラルウォーター、無糖炭酸水)、ブラックコーヒーなど。

俺はアルコール依存症と肝硬変と診断されてからは、酒はもちろん飲まないが、
ブラックコーヒーと無糖炭酸水を連続飲酒の如く飲んでいる。
コーヒーは冬はホット、夏は氷を浮かべキンキンにして飲んでいる。
不思議なことに、酒を飲んでいるころは万年下痢だったのに、
コーヒーと炭酸水を浴びるほど飲んでいるにもかかわらず、下痢食は一切ない。

他人の話には聞いていたが、断酒を始めると甘い物が無性に欲しくなる。
飲んでいるころは、あんこもケーキも見るのもイヤだったのに、
現在ではその味に批評を付けるほどの甘党に変身してしまった。
パンも総菜パンばかりだったのに菓子パンを好んで食べるようになった。

甘い物を欲して、コーヒーもたまに「微糖」、炭酸水も「ゼロコーラ」を飲んでしまう。
肝臓の主治医には、「肝硬変の人は空腹は良くない」と言われ、
夜中に起きた時にロールパンを1つ食べていたら、それが癖になってしまった。

甘党の度が過ぎないようにセーブしなければならない。
分かっているがなかなか止められない。

まだまだ修行が足りないな(反省)


つづく。


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胃が切れて吐血下血

俺が吐血&下血で精神病院に緊急入院することになった時、
最初に食道静脈瘤と言う病気が頭に浮かんだ。
石原裕次郎さん、ハナ肇さん、河島英五さん、
酒好きだった有名人に共通するものと言えば食道胃静脈瘤、
食道胃静脈瘤から大出血を起こした人達のことを思い出した。

食道胃静脈瘤破裂
食道粘膜の下にある静脈の壁が膨れて、血管が瘤のようになる病気で、
肝硬変などで肝臓から出ている血管の圧力が亢進している患者に多くみられる。
原因となっている肝臓の病気が進行すると血管が破れて出血が起こったりああうる。
原因となる肝硬変の症状(手のひらが赤くなる、疲労感、倦怠感、黄疸など)がでる。
静脈瘤が破裂した場合に吐血や下血などがおこる。

アルコール依存症で緊急入院した時、近くの総合病院で重度の肝硬変だと診断されたので、
食道静脈瘤破裂と信じて疑わなかったが違っていた。
食道静脈瘤ではないとなると、考えられるのはマロリーワイス症候群だ。

マロリーワイス症候群
アル中定番の症状で、嘔吐により腹腔内の圧力が急激に上昇し、
胃-食道の接合部付近に裂け目ができ出血し、吐血、下血を来たす疾患。

だが、吐血&下血が起こるまでは吐き癖は無かったし、
昔から「酒を吐き戻すなんで酒に対して失礼に当たる」と教育されていた(苦笑)
その時は、突然の吐き気と便意からだった。

内視鏡で調べたら胃が切れて出血したと言われ、それに対する治療は特に無かった。
精神病院の保護室(檻)の中でアルコール解毒の点滴が急がれた。
きっと、口からとめどなく注ぎ込まれるアルコールと、精神的なストレスから胃が切れたのだろう。


首相が現在180円を超えているガソリンの1リットルあたりの小売価格を、
175円程度に抑えられるように補助拡充の方針を明らかにした。

「これに対して、ネット上では「175円が安いと思っているのか!!」
「175円『程度』じゃないよ、高すぎるよ」といった批判的な声が多い。
つまらぬ補助はするな、増税で返ってくるだけだ。
ガソリン価格が過去最高なんだから過去最高の対策が必要。
税を軽減するトリガー条項発動すればもっと下がる。
「法改正が...」とかいうなら増税する時にもその論法使って考えてほしい。
そもそもガソリン税は二重課税のようなものだから価格自体がおかしい。
少子化対策のように、異次元の油対策を発動したらどうだろうか?
でも増税で返ってくるんだよね・・・
ガソリン高ければ乗る人減って、結果的に税収減になるんじゃない?
一時的なバラマキでその後増税する少子化対策と一緒だよ。
子供も車も庶民には手の届かない贅沢品になってしまう。


つづく。


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孤独なアル中

結婚も子作りも「主流」ではなくなった。
将来、子どもがほしくないと言う世代(18〜25歳)は約半数。
少子化が問題視されるなかで学生たちが子を持つことに対して抱いている率直な思い。
自分の意向優先なので、国に対して申し訳ないとは思わない。
日本人だけど、日本のために生きてるんじゃなくて自分のために生きている。
少子化も関係ない、国の意向よりパートナーの意向を尊重。
政府が、「俺は関係ないけど、お前らちゃんとやれよ」と言ってるようにしか聞こえない。
子どもを持つと、高齢者の面倒と子どもの面倒、二重の経済的負担がかかる。
昔と違って、結婚しない生き方が上の世代にも徐々に認められるようになった。
一生独身でも人生を楽しめるようになった。
家庭をもたなくても充実した時間を過ごせる人が、昔より増えた。
ひとりで生活するだけで手一杯。
子どもに迷惑をかけたくないなど。

そこで独身者とアルコール依存症について考えてみる。
「アルコール依存症は、家族やパートナーと一緒に治していきましょう」
そんなことが当たり前のように、お題目のように語られる。
俺も会員である断酒会では、年配者は既婚者や元既婚者が大多数で、
俺のように夫婦で例会に出席する人も多い。
だが最近は、その構図が崩れつつある。
俺と同年代、そしてその下の世代は一人暮らしの独身者のほうが多い。
断酒会の支部長や副支部長、会計の人も独身者だ。

頼れる相手が誰ひとりいない人間は、どうすればいいんだろうか。
そんな質問に答えてくれる人は、実のところあまりいない。
「孤独なアル中」に対するアドバイスや治療法は、この社会には少ない。
独りで居ると、様々な事情で悩み苦しみ連続飲酒が状態化していることを知る人は誰もいない。
家族もいなければパートナーと呼べるような相手もいない。
友人たちはみな家庭を持っているので、遠慮してこちらから連絡することはなくなる。
だから人間関係といえば仕事仲間だけ。

俺が吐血&下血で精神病院に緊急入院することになった時、
妻や姉が側に居なかったら、俺はあの時どうなっていたのだろう。
あの時、事前に妻が精神病院とのつながりを付けていなかったら、
救急車を呼んで総合病院に入院もしくは酒が抜けたら帰宅させられていたかもしれないし、
症状が納まったら、家でまた連続飲酒を再開していたことだろう。

独居、貧困、高齢化、それにアルコール依存症が加われば、孤独死も他所の話ではない。
現にコロナ禍で、俺が入院していた精神病院では、退院した人が何人も独りで亡くなったそうだ。
そういった「孤独なアル中」の人には既婚者以上に、入院時に習ったアルコール依存症治療の三本柱
1:抗酒剤、2:通院(プログラム)、3:自助グループが大切になってくると思う。
羞恥心を取り払い、勇気を持って病院や自助グループの門を叩いてみてはどうだろうか。
そうなると受け入れる側の自助グループも、いつまでも仲良しグループであってはならない。


つづく。


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