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発達障害とアル依

就活で一時帰省していた長男が、学校のある日本海側に帰って行った。
今回は高速バスで帰ると言うので、高速の側道まで送って行った。
送迎というと駅までと想像するが、高速バスのバス停は高速道路の待避所にあり、
不慣れということもあり高速道路の途中まで送るのは、なんか変な感じがした。


発達障害のある子どもたちが増えているという。
発達障害だけでなく精神障害や摂食障害、不登校なども増加している。
発達障害の子が増えている背景の1つとして、
発達障害者支援法が施行され、発達障害に対する認知が広がったことが挙げられる。

これまでは「やる気が足りない」「家庭のしつけが悪い」と思われていた子も、
専門医療機関の受診を勧められることが珍しくなくなっているのだ。
発達障害の特性は見られるものの診断までには至らないグレーゾーンの子も増えている。

俺も小学校低学年のころは落ち着きが無く、親や学校の先生を困らせた。
外出時に手を繋いでいないと自分の興味のあるものを追ってどこへでも行ってしまい、
街中やデパートの中でよく迷子になったものだ。
学校でも、興味の無い授業では席にじっと座っていられず、
貧乏ゆすりをしたり隣の子にちょっかいを出したりして授業を妨害していた。
終いには紐で椅子と太ももを縛られ、椅子から立てないようにさせられた。

「もしかするとADHDかもしれない」と言っている次女も、
俺の血を引き継いでいるのかもしれない。
彼女の几帳面で白黒主義の性格も俺に似ている。

発達障害と思しき子供の中には、
学校に勧められて受診したが、医師に対して、
「発達障害ではないことを証明してください」という親もいる。
発達障害の特性を「自分勝手」「わがまま」「困った子」などと捉えられ、
「怠けている」「親の育て方が悪い」などと批判されることを恐れている。
そのため児童精神科では、親の不安を整理してあげることも必要になる。

あれ、これってアルコール依存症の特徴と似てない?

アルコール依存症は否認の病気とも呼ばれ、自分が依存症であると認めない酒好きが非常に多い。
誰しも自分の抱える問題に向き合うことは辛いものだ。
「自分は依存症じゃない」、「やめようと思えばいつでもやめられる」といった言葉の裏には、
飲酒をすることで自分の問題と向き合うことの辛さから自分を守るために「否認」をしてしまう。

それに、家族を巻き込む病気というところもアルコール依存症に酷似している。
家族は本人を心配するあまり、酒害者本人の問題に振り回されていく。
酒害者本人の事で頭がいっぱいになり、依存をやめさせようと説教や監視や尻拭いなどをする。
しかし、こうした行動は逆効果になることが多い。
家族が巻き込まれないように家族自身が依存症について良く知り、
自分の健康に目を向けることが重要である。

まだまだこの国では、精神疾患についてはタブー視されている部分も多く、
当たらず触らず見て見ぬふりをしている人も多い。

事件や事故が起きて手遅れになる前前に、医療機関の扉を叩く勇気も必要だ。
と、アルコール依存症から肝臓をボロボロにしてしまい、手遅れ寸前の俺が言う。


つづく。


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